株式会社アッシュ・マネジメント・コンサルティング

代表パートナー平堀剛のブログ

Hot Willerへのエール

Hot Willerとは「独自の志を持ち、その実現に向けた活動を
実直に続けている人」を表す当社の造語です。そういう方々に向けた
応援メッセージを贈りたいという想いで毎月書いています。

#46

思考停止していませんか?

2011年11月2日

二人のお父さんが、二人のむすこと狩り出かけました。

狙う獲物は、カモ。

猟に出てしばらくすると、一人が一羽ずつカモをしとめました。

ところが、獲物を確保しに行くと、カモは3羽だけでした。

この理由を論理的に説明してください。

(一羽のカモに二人のタマがあたったり、打たれながら逃げ出したカモはいません)

(とんちクイズでもありません)

この問題は、集合に関するものです。

集合は、ビジネスの分野でも度々使っています。

例えば、書類やファイルの整理整頓。

職場で発生している問題を思いつくままに列挙して、

それを似たモノ同士にまとめて表札を付け、この問題の発生原因をあぶり出し

解決策を考える、KJ法を実施する場合もあります。

また、商品陳列の改善にも集合の考え方が取り入れられています。

ある土産屋さんの実例をあげると、

お菓子コーナー、民芸品コーナー、キーホルダーなどのアイテムごとに

商品陳列していたものを、

その土地独特のお菓子や特産品(義理のお土産用)、

キャラクター物のカワイイお土産物のお菓子やキーホルダー(子供の衝動買い)

というように、購入目的や購入年齢層を意識した陳列に替えたことで、

売上が1.5倍になりました。

ところで、冒頭に示した問題ですが、これは、私が先日受講した、

『ダウン症をはじめとする発達遅延者の認知能力強化プログラム』

で出題された問題です。

「認知」とは、知覚、記憶、学習、思考などの基本的な機能を表しています。

このプログラムを受講すると、知能の発達遅延者だけではなく健常者も、

認知機能を強化する必要性があると、いつも実感します。

それは、企業研修を実施していて、

自ら考え、発言するという基本行動をしない方を多く見受けられるからです。

日常的に実施されている会議や朝礼の場で、

「何か意見はありませんか」と議長が尋ねても、

「・・・」と

誰からも意見が出ない職場をイメージすれば、ご理解いただけるでしょう。

意見が出ない原因は、いろいろと考えられます。

ある提案をしても、その場限りで、雲散霧消してしまう。

議長が意見を求めるのは形ばかりで、最後は、必ず決めつけた依頼をしてくる。

などなどの影響から、

「発言しても意味がないじゃん」と思ってしまっているというように。

確かに、意見を求められても発言しない理由は多々あるのでしょうが、

そもそも、

意見を求められたテーマに対して、ある考えを示す準備ができているのかどうか。

私は、この根本を問い直す必要があると考えています。

考える力を鍛える。

どうしたら、よりいいモノを作れるのか。

どうしたら、よりいいサービスができるのか。

どうしたら、無駄な作業を省けるのか。

これらを編み出す力を、もっともっと高めなければならないと思うのです。

先日、日経新聞に次のような内容のコラムが掲載されていました。

日本は人口減に転じ、内需の縮小から、海外に打って出ること以外に

収益を上げる手がないと判断する企業が多いいが、

海外に打って出たくてもできない企業が存在する。

例えばマクドナルドやIKEAがそうだ。

これらの企業は、日本のエリアだけでしか営業できない。

日本マクドナルドや日本IKEAには、海外に打って出るという選択肢がない。

この制約条件があるために、この2社は売上が減少しているのかというと、その逆。

マクドナルドは、まだ来店していない高齢者層をターゲットとして

業態改革を重ねている。

IKEAも、日本の住宅の狭さに合わせたライフスタイル提案をしている。

このコラムでは、

日本の内需は冷え込んでいる。

だから収益増を実現するのは難しいと、単純に考え、思考停止している、我々に

喝を入れるために書かれたのだと、私は捉えました。

私が、

『ダウン症をはじめとする発達遅延者の認知能力強化プログラム』

を受講して、

健常者も、認知機能の強化が必要であると感じた理由は、

思考停止している日常に、危機感を抱いたからでした。

気合や熱意があっても、考える訓練を重ねなければいい知恵は出ません。

世の中には、たくさんの思考を助ける視点があります。

それを、我々は使いこなせているのかと自問すると、知っているだけで、

ほとんど使えていないという答えが返ってくるのではないでしょうか。

日々、思考を重ねる。頭を使う。

「人間は考える葦である」と先人(パスカル)も言っているのですから。

さて、冒頭の問題の答えですが、

父親の集合をA、むすこの集合をBとして

交わりがないかどうか考えると、光が見えてきます。

二人のお父さんのうち、一人はむすこでもあるのです。

要するに、おじいさんとそのむすこと、そのまたむすこの三人が

狩りにいったのです。

ですから、撃ち落とされたカモは、3羽だったのです。

代表パートナー

平堀 剛

Hirabori Tsuyoshi

平堀 剛

1961年生まれ。東京都出身。

経歴

大学卒業後、電機メーカーに就職。先端技術の開発に汗を流すエンジニアを目の当たりにし、自分も何かをしたいと一念発起。学生時代からの夢、事業家(経営のプロ)を志しコンサルティング会社に転職。数多くの業界の経営実務に携わり上場(マザーズ)も経験した後に、小川とともに当社を起業。

コンサルティング・ポリシー

『本当の楽しみは、苦しみを乗り越えた者のみが味わえる』

コンサルティング実績(得意分野)

  • ◆目標達成に執着する管理者の養成
  • ◆顧客を愛顧客にする営業パーソンの育成
  • ◆中途・新卒社員の早期戦力化支援
  • ◆社員定着率の圧倒的な改善

当社での役割

  • ◆トイレ掃除(素手洗い)
  • ◆結婚式や出産のお知らせをいただいた際の心を込めた祝電や手紙の作成
  • ◆当社の経営や商品開発、催事等に関する企画立案(時に“思いつき”とも言われる)
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