株式会社アッシュ・マネジメント・コンサルティング

代表取締役パートナー平堀剛のブログ

Hot Willerへのエール

Hot Willerとは「独自の志を持ち、その実現に向けた活動を
実直に続けている人」を表す当社の造語です。そういう方々に向けた
応援メッセージを贈りたいという想いで毎月書いています。

#70

アッシュだぜ、星野監督!

2013年11月1日

日本シリーズを制覇した後に、星野監督が発した、

「被災地で苦労なさっているみなさんを、少しでも癒せたらと思い戦ってきました」

は、楽天ゴールデンイーグルスの選手だけではなく、野球ファンのみんなが待ち望んでいた、

一言だったのではないでしょうか。

 

私は、巨人・大鵬・玉子焼の世代でもあるので、

幼少時代から巨人ファン。

特に、長嶋さんは、大好きです。

 

ですから、今年の日本シリーズも第6戦までは、巨人を応援していました。

 

ところが、第7戦の試合をテレビ観戦している自分は、

どことなく応援に力が入りませんでした。

 

田中将大投手が、最終回にマウンドに上がった時には、

「マー君が出てきたら、これで終わりだな」

というよりも、

「マー君で、試合を終わらせたいな」

との思いになっていました。

 

なぜ、このような心境になったのか?

楽天の選手の戦う姿勢から感じ取ったのは間違いないのですが、

星野監督の采配や態度が、より一層強く影響しています。

 

この象徴的な出来事を、以下に紹介します。

 

楽天が王手をかけた第5戦。

ロングリリーフを任せた則本投手が、9回の裏に巨人打線につかまり、

同点に追いつかれました。

この回をなんとかしのぎ、延長戦に入った10回の先頭打者は、則本選手。

投球数も多く、前の回に同点にもされているので、

ここは代打が送られるだろうと、多くの人が考えるシーンです。

ところが星野監督は、このまま、則本選手を打席に送り出しました。

まるで、「この試合は、お前に任せたぞ」と言わんばかりに。

 

その後、藤田選手に打順が回ると、左ふくらはぎにデッドボールを受けてしまいます。

立てないほど痛がる藤田選手は、ベンチ裏で治療を施しそのまま一塁へ。

次打者の銀次のヒットで、1塁から3塁へ走りますが、足の痛みをこらえきれず、

3塁ベース上で、しゃがみ込みます。

この様子を見た星野監督は、ベンチから飛び出し、一目散に藤田選手に駆け寄り、

「交代!」

と告げました。

「そこまでやれば十分だ。お前はよくやった!!」

との星野監督の思いが、ひしひしと伝わってきたシーンです。

 

次に、第6戦。

マー君の連勝記録が途絶え、巨人に逆王手をかけられた試合。

マー君は敗色濃厚の中、160球を投げて完投。

星野監督は、投球数が120球を超えたあたりでマー君に交代を打診したが、

本人が最後までいきますと志願したとのことで、続投させました。

 

そして、運命の第7戦。

マー君が最終回にマウンドに立ちました。

これもマー君の志願だったと伝えられており、星野監督はこの思いを受け入れました。

 

星野監督は、ことごとく、選手の意思を尊重する指揮をとったのです。

 

選手たちの意思の根源は、

試合後に、星野監督が大きな声でインタビューに答えた、

「被災地で苦労なさっているみなさんを、少しでも癒せたらと思い戦ってきました」

と同じだったはずです。

 

まさに、

“誰かのために、何かを成し遂げたいとの強い思いを持った時に人間は、極限の力を発揮する”

事実を、楽天の選手と星野監督が身をもって示してくれたのでしょう。

だから、楽天に勝ってもらいたいとの思いを、私は、無意識に抱いていたのでしょう。

 

こんな感慨にふけりながら星野監督の話に耳を傾けていると、

インタビューワーから

「監督にとっても、初めての日本一になりますが、どんな思いですか?」

との質問が向けられました。

すると星野監督は、

「俺のことはどうでもいい!」

と一蹴し、

「選手のことを褒めてやってくれ!!」

と言い放ちました。

 

この発言に、私はメロメロになりました。

 

それは、この星野監督の姿勢こそが、我々が目指すアッシュな姿だからです。

自分のことは二の次で、第一線で活躍している人たちにスポットをあてる。

自分に対する「いいね」ではなく、

第一線で汗を流している人たちに「いいね」を促す。

こんなコンサルティングを、我々も、星野監督に倣い貫いていこうと、

強く心に残りました。

 

ということで、少々気が早いのですが、

2014年の新年に綴る、私の年頭所感を

星野仙一

にします。

“星野”監督が率いる楽天ゴールデンイーグルスが、東北復興への思いを、

“仙”台で日本“一”になることで体現した歴史を心に刻むために。

 

アッシュだぜ、星野監督!!

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代表取締役パートナー

平堀 剛

Hirabori Tsuyoshi

平堀 剛

1961年生まれ。東京都出身。

経歴

大学卒業後、電機メーカーに就職。先端技術の開発に汗を流すエンジニアを目の当たりにし、自分も何かをしたいと一念発起。学生時代からの夢、事業家(経営のプロ)を志しコンサルティング会社に転職。数多くの業界の経営実務に携わり上場(マザーズ)も経験した後に、小川とともに当社を起業。

コンサルティング・ポリシー

『本当の楽しみは、苦しみを乗り越えた者のみが味わえる』

支援実績(得意分野)

  • ◆目標達成に執着する管理者の養成
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