株式会社アッシュ・マネジメント・コンサルティング

代表取締役パートナー平堀剛のブログ

Hot Willerへのエール

Hot Willerとは「独自の志を持ち、その実現に向けた活動を
実直に続けている人」を表す当社の造語です。そういう方々に向けた
応援メッセージを贈りたいという想いで毎月書いています。

#124

アウェイのシアトルからの学び

2018年7月9日

今年のアッシュの海外研修は、アメリカ。
見分を広げるため(自分の無知を自覚するため)に、
2007年のインドを皮切りに毎年異国に行き、今回は10回目の渡航となった。

行き先をアメリカに決めた理由は、ずばり、大谷翔平選手の応援。
大リーグに移籍した大谷は、開幕前まで投手としてもバッターとしても成績を残せず、
二刀流が通用しないのではないかと、多くのファンが気をもんでいた。
ところが、ペナントレースが始まるやいなや、大谷は投打に大活躍。
我々の心配を、いい意味で、大いに裏切ってくれた。
大谷選手の志の高さを示すこれまでの伝説は、
度々取り上げられ多くの人たちに知れわたっているので、
今回は、私自身が大谷を目の当たりにした光景をダイジェストする。

時は、7月3日(シアトル時間)。
対戦相手は、イチローが活躍したシアトル・・マリナーズ。球場はSAFECO FIELD。
奇しくも、6月初旬に右ひじの怪我をした大谷の復帰戦となった。

6番DHで出場した大谷選手の結果は、次の通り。
2回無死走者なしで元西武の先発左腕ルブランの前に見逃し三振。
4回1死走者なしの場面では左邪飛。
7回1死走者なしではルブランの前にまたしても見逃し三振。
そして、9回2死走者なしの場面では守護神ディアスの前に空振り三振。

シアトル・マリナーズファンは、大谷を最後の打者にしようと、
容赦のない“Booing”が始まった。
アウェイでの日本人に対する生の“Booing”を初めて聞いたが、
観客が至る所から、
“Boo”
Boo
Boo~!
と大谷に、これでもかと、嫌な音を浴びせかける。

単なるファンとして観客席に座っているだけなのに、
Boo!!
Boo!!!
の渦の中に身を置くのは、とても辛い。

大谷は、1ボール―2ストライク後に投じられた低めの球に空振りし、あえなく三振。
球場は、
“Yea!”
の大拍手で埋め尽くされた。

ヘルメットを外しながらベンチへ下がる大谷の姿を見届けて、
我々は、即座に球場を去った。

日にちは1日遡って、7月2日。
この日は、多くの日本人が寝不足なった、サッカーW杯の、日本―ベルギー戦。
試合開始時刻は、日本時間では、7月3日の午前3時。
シアトルの時刻では、7月2日の午前11時。

Pike Place Market(パイク・プレイス・マーケット)の近くにある、Beer Restaurant
THE TAPROOM
を見つけ、11時のオープンと同時に入店。
W杯にチャンネルを合わせるようにお願いして、試合開始3分後から、ビール片手に応援を始めた。

この数分後に、TVモニターに映るサッカーを見て、一組のカップルが入ってきた。
二人は、我々をジロジロと見るので
「Are You Belgian」と挨拶すると、
二人が笑顔で「Yes」と返してくれたので、
「I am Japanese」
と仁義を切り、共に応援しようとの思いを込めて、
親指を立てて“Yea!”
と、エールを交わした。

前半の45分はあっという間に終わり、ハーフタイムに。
店内を見渡すと満席で、みんながサッカーを観ている。

後半の展開は、みなさんご存知の通り。
ベルギーが絵に描いたような逆転劇を演じ、
Beer Restaurant THE TAPROOM
でも、歓声とともに大きな拍手が巻き起こった。

日本人は、我々三人だけ。
アウェイ感満載の店内に身を置くのが居たたまれなくなり、即座に席を立った。

大谷とサッカー日本代表が教えてくれたこと。
勝負には、勝ちもあれば負けもある。
負けて悔しいなら、勝てるように自分を磨く。
答えはここにしかない。

我々ビジネスパーソンに取っての勝ちとは何か?
ありきたりだが、所属する会社、チーム、個人の目標達成。
“勝ち”は、自分が担う仕事の“価値”を増大させることで得られる結果。
“価値”を生み、“勝ち”を得る。
こんな基本中の基本を、シアトルで学び直せた。

この原稿は、帰路の飛行機の中で書いている。
フライトは、10時間。
大谷とサッカー日本代表に敬意を表した当然の行為として、全ての時間を仕事に集中させた。

原稿を書き終えると、元プロバスケットボール選手マイケル・ジョーダンの名言が思い浮かんだ。
私は、自分のバスケットボール人生の中で、9000回以上のシュートを失敗した。
300近いゲームに負け、26回は試合の勝敗を決めるシュートを外した。
私は、人生の中で何度も何度も失敗している。
そして、それこそが私が成功する理由なのだ。

アウェイのシアトルは、私の一生忘れない思い出となった。

 

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代表取締役パートナー

平堀 剛

Hirabori Tsuyoshi

平堀 剛

1961年生まれ。東京都出身。

経歴

大学卒業後、電機メーカーに就職。先端技術の開発に汗を流すエンジニアを目の当たりにし、自分も何かをしたいと一念発起。学生時代からの夢、事業家(経営のプロ)を志しコンサルティング会社に転職。数多くの業界の経営実務に携わり上場(マザーズ)も経験した後に、小川とともに当社を起業。

コンサルティング・ポリシー

『本当の楽しみは、苦しみを乗り越えた者のみが味わえる』

支援実績(得意分野)

  • ◆目標達成に執着する管理者の養成
  • ◆顧客を愛顧客にする営業パーソンの育成
  • ◆中途・新卒社員の早期戦力化支援
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