株式会社アッシュ・マネジメント・コンサルティング

代表パートナー小川晴寿のブログ

Something H

当社の社名でもあり、コンサルティングのコンセプトであるH(アッシュ)。
Humanity,Honest,Hospitality,Humor, Health,Hard,Historyの
7つのH以外にもHのつく言葉にこだわって、
いい会社づくりに役立つ情報を提供していきたいと思います。

#53

【Hit & Run】

2012年6月11日

プロ野球が開幕して2ヵ月半が経ちました。

贔屓の名古屋のチームは、監督交代の影響もないようで、

私の予想を裏切り、首位を快走しています。

 

もうしばらくすると、高校野球の地方予選も始まります。

18歳の夏、母校の野球部のために急造応援団を務めた身としては、夏の高校野球には、毎年胸が躍ります。

 

今回、コラムで取り上げる言葉は、野球用語の【Hit & Run】。

 

【Hit & Run】とは、通常、

<投球と同時にランナーが次の塁へスタートし、その投球を打者が打つ野球の戦術>

のことを言います。

 

しかし、私にとっての【Hit & Run】は、少々意味が異なります。

 

この言葉で私が思い浮かべるのは、

野球を教えてくれていた時の父の背中です。

 

私が小学二年生の時の話です。

当時、私は自他共に認める運動音痴でした。

ポッチャリ体型で、鈍足。

体育の時間は苦痛でなりませんでした。

 

そんな私に父は野球を教え始めました。

少しでも運動音痴を克服させようと思ったのか、

キャッチボールに憧れる男親のロマンだったのかは不明です。

 

ある日、私は、原っぱでノックを受けることになりました。

当時、巨人のサードを守っていた高田のファンだったこともあり、

ノックをうける時は、もっぱらサードです。

 

最初は、取りやすい打球を打ってくれていた父ですが、

徐々に、打球を強くし、右に左にと打球を振り始めました。

 

私がエラーしたボールは、次々と後方へ転がっていきます。

父の手元のボールが無くなると、私はエラーしたボールを捜しに

レフトに生い茂っている草むらの中へ、入らなければなりません。

 

私は、このボール捜しが大嫌い。

イヤでイヤでたまりませんでした。

面倒くさい! 疲れる! ボール捜しなんてやっても上手くならない!

 

加えて、私はただの運動音痴ではありませんでした。

根性なしの運動音痴だったのです。

 

しばらく、筋金入り根性なしの私は、父に向かって血迷った発言をします。

「俺の守っているところにノックしてくれなきゃ、捕れないじゃん!」

「お父さんが、勝手に打ったんだから、(後逸したボールは)自分で取って来てよね!」

 

私も分別がつく年齢だったので、

自分の暴言が「悪いこと」だという認識は持っていました。

でも、堪え切れず、言ってしまったのでした。

 

父は、黙ってノックを続けます。

私が暴言を吐いた後も、打球に変化はありませんでした。

容赦なく、強い打球が右に左に飛んできます。

(と言っても、運動音痴の小学生相手なので高が知れていますが・・・)

 

そして、手元の球がすべてなくなり、

私の後ろにある草むらに消えた時、父が私に向かって言います。

「晴、ボール、取ってこい」

私は、もともと主張を繰り返し、「いやだ」と突っぱねました。

 

すると父は、バットを置き、ゆっくりと私の方に向かって走りだしました。

私は、瞬間的に「叱られる!」と思いました。

そして、父が近づいてくるのをドキドキしながら待っていました。

 

しかし、父は、私の横を素通りすると、

自ら草むらの中に入り、ボールを捜し始めました。

 

私の横を通り過ぎてから草むらに着くまでの間、

私は父の背中をずっと見ていたわけですが、

その時の恥ずかしさと情けなさが入り混じった感情といったらなかったです。

 

そして、父が草むらの中からホームへ向かって、投げ返すボールを

黙って集め、袋に入れました。

 

自分で打った(Hit)ボールを、走って(Run)取りにいく

これで【Hit & Run】の完成です。

 

私にとって【Hit & Run】は、

父親が子どもに見せる生き様の代名詞になっています。

 

 

そんな父が、3月に緊急で心臓の手術をしました。

冠動脈瘤だったので、カテーテルを使った簡単な手術でしたが、

場所が、場所だけに回復するまでは、皆、気がきではありません。

 

母から連絡をもらい、

ICUにいる父を見舞った時、久しぶりに父の手を握りました。

そして、父の手を握りながら、甦った記憶がご紹介した【Hit & Run】の出来事でした。

 

お陰様で、今ではすっかりよくなり、ゴールデンウィークには、

一緒にゴルフをやれるくらいにまでに回復しています。

 

6月は父の日がありますね。

今年は、私も、父親として、息子として、

自分がやらなければならないことが何なのか、

しっかり考えようと思います。

 

みなさんも素敵な父の日をお過ごしください。

 

東日本大震災の被害状況(5月23日現在/警視庁調べ)

死者:15,859人/行方不明者:3,021人/避難者:341,235人

代表パートナー

小川 晴寿

Ogawa Haruhisa

小川 晴寿

1969年生まれ。千葉県出身。

経歴

経営コンサルティング会社に8年半勤務した後、ベンチャー企業の取締役として経営に参画。同社が3年で東証マザーズへ上場を果たす一翼を担う。その後、“やりがいを感じられる職場を1つでも多く増やしたい”という想いから、平堀と共にアッシュ・マネジメント・コンサルティングを設立。

コンサルティング・ポリシー

『1ミリの変化を心から喜ぶ』

コンサルティング実績(得意分野)

  • ◆経営者の想いをワクワクする言葉で表現する理念策定支援
  • ◆採用ビギナー企業に対する適正コストでの新卒採用支援
  • ◆自ら考える人材を育成するケーススタディ研修の開発
  • ◆評価制度の運用・定着を通じたマネジメントの仕組みづくり

当社での役割

  • ◆辻を一流のコンサルタントにするために、ビシビシ教育すること
  • ◆イベントや制度のユニークなネーミング
  • ◆平堀が出したアイデアを実現可能なレベルにブレークダウンすること
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