株式会社アッシュ・マネジメント・コンサルティング

代表取締役パートナー小川晴寿のブログ

Something H

当社の社名でもあり、コンサルティングのコンセプトであるH(アッシュ)。
Humanity,Honest,Hospitality,Humor, Health,Hard,Historyの
7つのH以外にもHのつく言葉にこだわって、
いい会社づくりに役立つ情報を提供していきたいと思います。

#101

Hantaidattara -反対だったらー

2016年8月16日

リオ五輪がスタートして12日。
競泳、体操、柔道を中心とした選手たちの活躍によって
日本は金7、銀4、銅15という予想できる範囲でもかなり上限に近い成績を上げています。

とっても曖昧な記憶で申し訳ないけれど、開幕から一週間も経過した時点で、
国別のメダル獲得数で韓国の上にいるのはとても珍しいのではないだろうか。
(メダル数は平成28年8月15日20時時点の情報です。)

それと昔から抱いていた素朴なギモンなのだが、日本はどうして銅メダルが突出して多いのだろう。
銅メダルは2人に渡す競技もあるので、絶対数が多いのは確かなのだけれども・・・。

いつかこの点についてもコラムで取り上げてみたいと思うが、
今回は7月にあった東京都知事選をネタに筆を走らせたいと思います。

都知事選の結果は、ご存じの通り小池百合子さんが290万を超える得票を集めて圧勝。
初の女性都知事が誕生しました。

なったからには、小池さんには頑張っていただきたいですし、
何が何でも4年の任期を全うしてほしいと思います。

私も小池さんに入れた一人ですが、いまだに舛添さんを引きずりおろし、
50億もの費用をかけて選挙をやることが正解だったのか疑問を持っています。

故意かどうかは本人がゲロするまで永遠にわかりませんが、
舛添さんが使ったグレーな資金はせいぜい1000〜2000万くらい。
(どんなに多く見積もっても絶対に億には届かないでしょう)

本人が無給で働くと言っているので、
チョロまかした分を返済してもらうまでは
無給でも、半減でもいいので働いてもらう。
それ以降は、通常通りに戻してもいいし、
納得ができない人がいるなら成果給でもなんでも導入する。

名誉欲で行きたがっていたリオでの五輪旗の受け渡しは、
副知事か、日本選手で最も活躍した選手(個人的には内村航平選手を推し)に代行してもらい、
舛添さんは日本で留守番。
これくらいで都民の溜飲は下がったんじゃないかと思うんです。

それが都知事辞任→選挙という流れになったのは
やっぱり舛添さんの対応のまずさ、言動から垣間見える責任逃れの意識にあるんですけどね。

“ゲス不倫”と並んで今年の流行語大賞に選ばれてしまいそうな
「不適切だが違法ではない」という迷言。

発表された当初から、言葉の順番が良くないなって思ってました。
「違法ではない」が後に来てますもんね。

文字にはなっていませんが、
この後に「だから、あなたたちがどんなにゴチャゴチャ言っても私を裁くことはできないんですよ」
という本心が透けて見えてしまった気がします。
しかも、「“厳しい第三者”のお墨付きだぞ!」っていう高慢なオマケもついて。

舛添さんは、なるべく自分が傷つかず、キレイな形で事を収めようとし過ぎました。
だから、カードを切る順番を間違えてしまった。

もし、「不適切だが違法ではない」が反対だったら・・・。
「違法ではないが、極めて不適切とのご指摘をいただきましたので・・・」と言って
このタイミングで給与返上を申し出て、土下座でも何でもしていたら・・・。
東京都は無駄な50億を使わなくても済んだのではないでしょうか。

50億あれば、保育園を作るなり、保母さんの給料を上げるなり、できただろうに・・・。
ちなみに東京都で保育士登録している方は約3万人らしく、単純計算で一人17万円弱を分配できます。

「不適切だが違法ではない」と「違法ではないが不適切」
表す事実は同じでも、受け取る側の印象は随分違いますね。
これが言葉の難しいところです。

「人のふり見て・・・」にならないように気をつけたいものです。

タイミングと言えば、今回の都知事選でもう一人、タイミングを逸したと思しき人が・・・。
次点の増田寛也さん。

石原さんの「年増の厚化粧」発言(失言!?)。
知名度の低さに悩んでいた増田さん、
あの場面で石原さんに「何て失礼なことを言うんですか!小池さんに謝ってください」と
ピシャリと言えていたら、小池さんに勝てたかもしれないなって思います。

女性票も集められたし、その気骨さをリーダーとしての資質と見なしてくれる有権者も多かったのでは?
それが「私もたくさんファンデーションを塗っているので厚化粧と言えば厚化粧だなぁと・・・」ですもんね、
終始ついて回った負のイメージである“頼りなさ”が倍増でした(涙)

最後に・・・。
小池さんにはキチンと任期を全うしていただきたい、
そのためには私たちも、都民も変わらなきゃいけないことがあるような気がします。
それが何なのか、しっかり考える4年間にしたいものです。

政治家のレベルは国民のレベルという言葉があります。
それに倣えば、都知事のレベルは都民のレベルなんでしょう。
「自分は正しい」を改め、そう思うところからがスタートですね。

※下記サイトもご覧ください。

日本初のレジリエンス研修専門サイト
>>>レジリエンス研修

弊社オウンドメディア
>>>マネジメントDX

動画マニュアル『Teachmebiz』の専用サイトはこちら。
>>>https://teachme.h-mbo.com/

 

●2016年3月10日現在の東日本大震災の被害状況(警視庁・復興庁調べ)
死者:15,894人(前回から増減なし) / 行方不明者:2,561人(前回より2名減)
*今回も情報の更新がありませんでした。推測ですが、地震発生から丸5年の経過を節目に
更新作業が行われなくなったのではないかと思います。

 

●2016年7月19日現在の熊本地震の被害状況
死者:82人(直接死50人・関連死10人・関連死疑い17人・豪雨被害関連死5人)
行方不明者:0人 / 負傷者:1684人
被害総額:最大4.6兆円

代表取締役パートナー

小川 晴寿

Ogawa Haruhisa

小川 晴寿

1969年生まれ。千葉県出身。

経歴

経営コンサルティング会社に8年半勤務した後、ベンチャー企業の取締役として経営に参画。同社が3年で東証マザーズへ上場を果たす一翼を担う。その後、“やりがいを感じられる職場を1つでも多く増やしたい”という想いから、平堀と共にアッシュ・マネジメント・コンサルティングを設立。

コンサルティング・ポリシー

『1ミリの変化を心から喜ぶ』

支援実績(得意分野)

  • ◆経営者の想いをワクワクする言葉で表現する理念策定支援
  • ◆採用ビギナー企業に対する適正コストでの新卒採用支援
  • ◆自ら考える人材を育成するケーススタディ研修の開発
  • ◆評価制度の運用・定着を通じたマネジメントの仕組みづくり
  • ◆ミッションやバリューの浸透を促す人事評価制度策定支援

当社での役割

  • ◆社員が作成したドキュメントに対する厳しくもやさしい品質チェック
  • ◆個人が開発したナレッジを他のメンバーが使えるノウハウに標準化すること
  • ◆仕事に使えそうな流行りのエンタメ情報を社員に共有すること
記事一覧

Contact

お問い合わせ

03-5795-1142
受付時間 平日10:00-17:00

Follow us

情報配信

アッシュ・マネジメント・コンサルティングでは、みなさまのビジネスのお役に立つ情報を発信しております。
Facebookもしくはメールマガジンにて最新情報をご確認ください。