株式会社アッシュ・マネジメント・コンサルティング

コンサルタント辻勇作のブログ

ちょっと感動した話

日々の仕事の中で「感動」を忘れない人間でありたい。
小さなことにも感動を掬い取れる感度のいいアンテナを
持っていたいという想いで毎月メッセージを発信しています。

#19

奈良県の地域活性化に関わる人の話

2011年8月1日

◆その女性との出会い

 

ふとしたことをきっかけに、奈良県の地域活性化の仕事をしている人に出会った。奈良県の仕事をしているのに、奈良県民ではないらしい。その女性は身長は165センチくらいで、ファッション業界出身というか、クリエイターやデザイナーをイメージさせるようなかっこ(服装)で、ファンキーというか、わが道を行くというか、独特な雰囲気を持っている方だった。見るからに社交的で、どんな人ともすぐに仲良くなれるような人だった。第一印象は「この人、営業としてかなり成果を上げそうな人だな」と感じた。

 

その女性の仕事は、奈良県産の素材を使ったジャムや醤油、ドレッシングなどの商品を開発し、販売したり、代官山で奈良県のカフェを経営している。世の中によくあるような商品ではなく、一風変わった商品を作っている。ジャムやドレッシングの商品コンセプトやパッケージは洗練されており、目新しさを感じるものばかりがラインナップされている。味も美味しい。容器は化粧品のビンのようにオシャレで、商品が優れているようなイメージを連想させるものだった。

 

経営しているカフェもアーティストが描いたであろう大きな絵が壁一面にかけてあり、テーブルやソファーなども1つ1つデザインが違い、斬新な印象を受ける。お店は広々としていて、大きな庭もある。庭にもテーブルが4つほどあり、そこでもゆっくりすることができる。「なんて贅沢な空間なんだろう」と思うようなお店だった。

 

◆今の仕事にたどり着くまで

 

その女性に、「何でこの仕事をやってるのか?」「今後、どうしたいと考えているのか?」について聞いた。すると、これまでの経緯を楽しそうに話してくれた。

 

元々はスタイリストとして、ウルフルズやyosikiなどの仕事をしていたそうだ。マルシェに興味があり、スタイリストを辞めた後、自分でお店(マルシェに)を出したりしていた。そして今から2年前、マルシェを本格的にやりたいと思っていたところ、代官山駅すぐのところにずっと使われていない建物を見つけた。その建物の持ち主を調べると、奈良県であることがわかり、奈良県庁に電話して、貸してもらえないか交渉した。「やりたいことはどんなことなのか」を伝えるため企画書を作って、説明した。その後も何度かアプローチしたがなかなか話が進まない。「これ以上プッシュしても仕方がない。相手の動きを待とう」と思い、アプローチするのを止めた。

 

代官山の駅周辺を散歩している時、ふとその奈良県の建物を見て、「何かこの建物は雰囲気が良くない。お清めしてあげないと!」と感じたらしい。それ以降、散歩する度にその建物の周囲を酒と塩でお清めし続けたそうだ。

 

ある日、いつも通りにマルシェにお店を出していると、自分のお店の写真を撮っている人を見かけた。「何だろう、この人」と思いながら、話しかけた。すると奈良県庁で地域活性化の仕事をしている人だった。「これはチャンス!」と思い、仕事について詳しく聞くと、「明日、地域活性化の打ち合わせがある」という情報を掴み、少々強引にその打ち合わせに参加させてもらえる合意を取りつけた。その打ち合わせは、直接代官山の建物を借りることにつながらなかったが、奈良県庁との関係づくりがまた一歩進んだ。

 

ついに奈良県庁から連絡がきた。内容は「東京で開催される日本各地の名産品展の奈良県のブースに空きが出たので、出してみないか」という話だった。出店までの準備期間は短かったが、短期間で商品を開発し、パッケージを作り、お店を準備して、間に合せた。それが好評で、奈良県庁との関係も一気に深まった。その後、代官山の建物を借してもらうには、もう少し時間がかかったが、ついに貸してもらえることが決まった。

 

今はカフェのお客さんを増やすべく、地道に店の前を通る人たちに声をかけている。一度カフェに来た人のリピート率は高いようで、徐々にお客さんは増えているらしい。それだけでなく、イベントなども多数企画しており、徐々にお店の認知が高まっているとのことでした。

 

◆将来的にやりたいこと

 

「今後は、奈良県の仕事で成果を残しながら、他の都道府県の地域活性化の事業に携わっていきたい。できれば、47都道府県全ての面白いものを扱えるお店を出したい。ここまで来るのに2年かかったけど、特に急がず自分のペースで、できることをやってきたら、思っていたことが実現したから、これからも同じようにやっていきます」と楽しそうに話してくれました。

 

この女性のこれまでの経緯を聞かせてもらって感じたことは、目先の結果に執着しすぎず、自分にできることをやり続けること、そして、いつか結果につながることを信じてGIVEし続けることがいかに重要かを改めて感じた出来事でした。

コンサルタント

辻 勇作

Tsuji Yusaku

辻 勇作

1978年生まれ。奈良県出身。

経歴

新卒で経営コンサルティング会社に入社。アウトプレースメント事業、自動車関連の新規事業立ち上げを経験後、社内人事として評価制度改訂・採用方法の刷新など組織変革を推進。7年半勤務後、2009年12月アッシュ・マネジメント・コンサルティングに入社。

コンサルティング・ポリシー

『人の可能性を最後まで信じる』

コンサルティング実績(得意分野)

  • ◆サーベイに基づく経営者に対する事業構想研修
  • ◆新規事業の黎明期における営業活動の基盤づくり
  • ◆同行による密着型の営業力強化支援
  • ◆ベンチャー企業における“重たくない”人事評価制度の策定

当社での役割

  • ◆明石家さんまを彷彿とさせる常人離れした関西ノリのリアクションで平堀と小川をその気にさせること
  • ◆小川がブレークダウンしたタスクを粛々と消化し、納品物に仕立て上げること(一番汗をかいてます!)
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