株式会社アッシュ・マネジメント・コンサルティング

コンサルタント辻勇作のブログ

ちょっと感動した話

日々の仕事の中で「感動」を忘れない人間でありたい。
小さなことにも感動を掬い取れる感度のいいアンテナを
持っていたいという想いで毎月メッセージを発信しています。

#27

メディアに関わる人たちへの感謝

2012年3月21日

先日、テレビで震災の特集番組を見ました。

 

宮城県名取市の仙台空港の近くで、

30年来、ちんげん菜を作って生計を立ててきた

お父さん(71歳)とお母さん(68歳)の話でした。

 

津波により、住んでいた家、ちんげん菜畑、仕事で使っていた車など

全てが流されてしまいました。テレビのインタビューに対して、お母さんは

「なんにも無くなってしまった・・・」と寂しそうに答えていました。

 

ちんげん菜畑が流されてしまい、仕事ができずに困っていたところ

お父さんの30年来の友人である地元の食品会社の社長が

「うちの土地でちんげん菜を作らないか」と声をかけてくれました。

今は住んでいる仮設住宅のある名取市から車で1時間のところにある

食品会社の畑でちんげん菜を作っています。

 

収穫作業をしながら、お父さんは

「最初は、新しい土地でのちんげん菜づくりが上手くいくのか、

本当に(ちんげん菜の)芽が出るのか心配だった。

芽が出た時はホッとしましたよ。 ~中略~

今まで30年間やってきた、ちんげん菜づくりが、またできるようになんて

思いませんでした。こんな面白い仕事をさせてもらって、感謝しているんです」

とちんげん菜を作るのがうれしくてたまらない様子でした。

 

収穫後の出荷作業は、小さい倉庫の中でお母さんとその友達5~6人が

仕分け、袋詰め、箱詰めの作業をを協力して行っていました。

 

袋詰めの作業をしながらお母さんは

「ここにいる人たちは私の友達で、前からちんげん菜を作ってた人たちなんです。

みんな、家も畑も失って、途方に暮れてた時にお父さんの友達から声を

かけてもらって、ちんげん菜を作れることになったので、友達にも一緒にやらない?

と声をかけたんです。今、こうして一緒に仕事ができる、こんな嬉しいことはないです」

と笑顔で話してくれました。

 

周りにいたお母さんの友人たちも

「声をかけてもらって、『やらせてください』と即答しました。本当にありがたいです」

「家にいたらテレビを見るだけなです。テレビを見ていると震災で失った息子のことを

思い出して、泣いてしまうだけです。仲間と仕事をしていると気がまぎれます」

と話してくれました。

 

そして、一生懸命働くお母さんとその友人の映像が流れる中、ナレーションで

「人間はどんなにしんどい時でも、この2つがあれば何とか生きていけるそうです。

1つ目は、働く場所があるということ。

2つ目は、愛する人がいること。

この2つがあることで、生きる勇気を持つことができると心理学者のフロイトが言っています」

という説明がありました。

 

この説明で映像が切り替わり、CMになったので、私はチャンネルを変えて、

他の番組を物色し始めました。すると、別の震災特集の番組に目が止まりました。

それは家族3人が食事をしているシーンでした。

 

震災後、ある家族が被災地に支援物資を送ったところ、

お返しに被災地から1つの包みが届きました。

お母さんがその包みを開けると、海産物がびっしりと詰まっていました。

手紙に、被災地からの御礼の海産物であると書かれていたようで、

「いや~、こんなにたくさん!」と少し戸惑いながらも喜びの声を上げていました。

 

被災地から届いた食材で作った鍋を家族3人で囲んで美味しそうに食事をしながら

お母さんは、

「買ってきたものをいつもは何も考えないでパクパクと食べているけど、

被災地の方々のことを思うと、これを採るのにも大変だったろうなと思うんです。

そう考えると涙が出てきます。本当に感謝です」

と泣きながら、話をしてくれました。

 

そして、映像が切り替わり、港の風景が映りました。

被災地の漁師の方々が、御礼に送った海産物を喜んで食べている家族の映像を

見ていました。

 

この映像を見た、50代くらいの漁師は

「我々の思いを感じてくれて、嬉しいです。まだまだ大変ですが、これからも

一生懸命がんばっていこうという気持ちになります。こちらこそありがとうございます」

と思いたっぷりにインタビューに答えていました。

 

 

このように、私たちはテレビや新聞などのメディアのおかげで、被災地の状況を知ったり、

人のつながりを感じることができます。

 

名取市でちんげん菜を作るお父さんとお母さんの話を知ることで、

働くことのできる幸せを見直すことができるし、今ある自分の環境に感謝の気持ちを

改めて感じることもできます。

 

支援物資を送った家族とお返しをした漁師のやりとりを知ることで、

被災地の食材を食べる時に農家・漁師の想いを想像することができるようになるし、

私も農家・漁師に感謝しながら食べることができるし、より一層美味しく感じるでしょう。

私たちはメディアのお陰で、様々なことを知り、学び、生活に活かすことができています。

 

情報に触れている時、メディアの存在を意識することはめったにありませんが、

これからはメディアに関わる人たちに対して感謝して、情報に触れようと感じた出来事でした。

コンサルタント

辻 勇作

Tsuji Yusaku

辻 勇作

1978年生まれ。奈良県出身。

経歴

新卒で経営コンサルティング会社に入社。アウトプレースメント事業、自動車関連の新規事業立ち上げを経験後、社内人事として評価制度改訂・採用方法の刷新など組織変革を推進。7年半勤務後、2009年12月アッシュ・マネジメント・コンサルティングに入社。

コンサルティング・ポリシー

『人の可能性を最後まで信じる』

コンサルティング実績(得意分野)

  • ◆サーベイに基づく経営者に対する事業構想研修
  • ◆新規事業の黎明期における営業活動の基盤づくり
  • ◆同行による密着型の営業力強化支援
  • ◆ベンチャー企業における“重たくない”人事評価制度の策定

当社での役割

  • ◆明石家さんまを彷彿とさせる常人離れした関西ノリのリアクションで平堀と小川をその気にさせること
  • ◆小川がブレークダウンしたタスクを粛々と消化し、納品物に仕立て上げること(一番汗をかいてます!)
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