株式会社アッシュ・マネジメント・コンサルティング

コンサルタント辻勇作のブログ

ちょっと感動した話

日々の仕事の中で「感動」を忘れない人間でありたい。
小さなことにも感動を掬い取れる感度のいいアンテナを
持っていたいという想いで毎月メッセージを発信しています。

#37

友人に子育ての話を聞いて、気づいたこと

2013年1月21日

先日、前職の同僚の村花さんと息子さんの2人と有楽町で

待ち合わせし、お会いしました。

 

村花さんと私の関係は、

前職で新規事業の立ち上げを一緒に行い、苦楽を共にした仲間です。

現在、村花さんは先月にマザーズに上場したユーグレナという会社の

営業責任者をしています。

 

彼は非常にタフで、行動力があり、器の大きな人、

話をしていて非常に楽しい人です。

 

一緒に取り組んでいた新規事業では、それなりの成果を上げ、

「ここからが勝負!」「もっと大きな成果が出せる!」という時に、

彼は退職し、ユーグレナに入社しました。

 

その時の動機は、

「このユーグレナという生き物で世界の食糧問題を解決できる可能性があるんです!

私の人生、次の10年をそれに賭けたい」と熱く語り、転職していきました。

※ユーグレナは会社名であり、生き物の名称でもあります。

詳しくはこちら → http://www.euglena.jp/

 

 

それ以降、組織の中で様々な問題があり、何度も危機が訪れたそうですが、

ギリギリのところで踏ん張り、上場する会社を作り上げたそうです。

 

私は、村花さんの「自分が『これだ!』と決めたこと」に対して、徹底的に取り組み、

何としても成果につなげていく。そして、さらに大きなことに挑戦していく姿を見て、

彼の考え方や人生に非常に興味を持っていました。

 

このような背景があり、私は久しぶりに村花さんと会えるのを楽しみにしていました。

会ってみて、当初予想した通り、村花さんとの時間は、勉強になること、気づきになる

ことが盛りだくさんで、非常に充実した時間でした。

 

村花さんとした話は、子育ての話です。

 

村花さんが息子を育てるのに、学んできたこと、取り組んできたことについてです。

私はその話を聞きながらも、その話の中に、ビジネスマンの教育の原点となる

考え方が子育てにあることを強烈に実感しました。

 

例えば、

 

子どもに、

「自分ががんばりさえすれば、欲しいものを手に入れることができる」

「欲しいものがあれば、努力すれば得られる」

という考え方と努力する習慣を身につけさせるために、

 

子どもが、

「○○が欲しい」「△△ちゃんも持ってるし・・」とものをねだってきても、

絶対に買わずに、いくら欲しがってだだをこねても、それに応じないそうです。

 

それに対して、村花さんは

「じゃあ、◇◇を○ヶ月間、がんばって取り組んで、最後までやりきったら

次の誕生日に買ってあげるよ」

と努力目標を課すそうです。

 

そして、「それを達成すれば、約束通り買ってあげるけど、達成しなければ、

いくらだだをこねても買わないからね」と約束し、実行しています。

 

継続的にこのような経験を積ませることで、

「欲しいものを手に入れるためには、自分ががんばればいいんだ」

と子どもは考えるようになります。

 

この考え方を持った子どもは、

「○○が欲しいんだけど、僕は何をすればいい?どんなことをがんばればいい?」

と聞いてくるそうです。

 

但し、ここで村花さんが注意していることがあります。

それは、『目的と手段を間違えないこと』です。

 

例えば、

大人気のキャラクターのおもちゃを買ってもらうために、

お父さんから出された課題である、1日1枚30日間連続でプリント(練習問題)を

やることになると、子どもにとっては、おもちゃを買ってもらうことが目的で、

練習問題はそのための手段になります。

 

その結果、子どもは練習問題に取り組み、

目的であるおもちゃを買ってもらうことはできるかもしれませんが、

練習問題に取り組む本来の目的である『自分の能力を高めるため』

『やりたい仕事(宇宙科学の研究者)に就くため』ということは薄れてしまうでしょう。

※村花さんの息子さんは宇宙に興味があり、今は何としても宇宙科学の研究者に

なりたいそうです。そのためには東大に行き、宇宙について研究する必要がある

ので、そのためにはたくさん勉強しなければならないことを理解しているそうです。

 

よって、村花さんは常に、目的と手段を間違えないように、

「これは何のためにやるの?」「目的は何?」

と確認するそうです。

 

当然、初めは答えられませんが、徐々に答えられるようになり、

今は、「○○のために、△△がしたい」と目的を含めて、やりたいことを

言ってくるそうです。

 

また、目的を確認することで、

「それは本当に必要なものなのか?」を子どもが自分で考え、

判断するようになってくるそうです。

 

他の話では、

村花さんはおもちゃは買わない分、本人がやりたいと思った体験は出来る限り

やらせているそうです。

 

例えば、「JAXAに行きたい」ということもその1つです。

それ以外にも「あれやりたい」「ここ行きたい」とたくさん要望してくるそうですが、

仕事が忙しくても、時間をやりくりし、できる限り連れていくそうです。

 

それの行動のベースにある考え方は『ものより体験が重要』と考えており、

体験することで、将来につながる何かが得られるかもしれないし、

本人の可能性を引き出すためにも、いろんなものに触れて、感じる必要がある

と考えているからです。子どもにも、このような話をしてきたそうです。

※村花さんの息子さんは現在9歳ですが、この話は3歳~5歳くらいの事です

 

また、『決めごとで動く』『世の中のルールを教える』ことも重要視しています。

 

子どもと交わした約束は子どもに守らせるだけでなく、親も必ず守ること。

もし、親が守らないと子どもは「ルールって、守らなくていいんだ」という認識になる。

大人の都合で「ちょっとくらい、守れなくても仕方がない」などと考え、約束を破ると

子どもの価値観の形成に好ましくない影響を与えることを肝に銘じしているそうです。

「約束を守らない子にしてしまったら、それは親が約束を守らないことによる結果。

だから自分たち親こそが絶対に約束を守るんだ」と考えています。

 

世の中は人と人の約束で成り立っており、その約束を守らなければ、

自分のやりたいことは実現されないことも教えているそうです。

だからこそ、子どもはお父さんから教えられる『世の中のルール』を守ることは

自分のやりたいことを実現するために必要という認識を持っています。

 

このような話を聞きながら、

私は、「えらい、レベルの高いことを教えてるな~」

「でも、レベルが高くても子どもは吸収するんだ・・・」

「親の子育て次第で、子どもの考え方や行動習慣は大きく変わってくる・・・

ちゃんと子育てしないと怖いな・・・」

と思いました。

 

また、私は新入社員研修や新任マネージャー研修をイメージしながら、

「子育てはビジネスパーソンへの教育と全く同じだな」と感じました。

 

上司(親)としての行動が、部下(子ども)にどのような影響を与えているのか、

結果として、どんな価値観が形成され、どんな社会人(大人)になるのかを

意識し続けなければならないと強烈に認識ました。

 

今回、村花さんの子育ての話を聞き、ものすごく勉強になりました。

 

今後もいろんな人の子育てについて聞きたいと思った出来事でした。

 

 

コンサルタント

辻 勇作

Tsuji Yusaku

辻 勇作

1978年生まれ。奈良県出身。

経歴

新卒で経営コンサルティング会社に入社。アウトプレースメント事業、自動車関連の新規事業立ち上げを経験後、社内人事として評価制度改訂・採用方法の刷新など組織変革を推進。7年半勤務後、2009年12月アッシュ・マネジメント・コンサルティングに入社。

コンサルティング・ポリシー

『人の可能性を最後まで信じる』

コンサルティング実績(得意分野)

  • ◆サーベイに基づく経営者に対する事業構想研修
  • ◆新規事業の黎明期における営業活動の基盤づくり
  • ◆同行による密着型の営業力強化支援
  • ◆ベンチャー企業における“重たくない”人事評価制度の策定

当社での役割

  • ◆明石家さんまを彷彿とさせる常人離れした関西ノリのリアクションで平堀と小川をその気にさせること
  • ◆小川がブレークダウンしたタスクを粛々と消化し、納品物に仕立て上げること(一番汗をかいてます!)
記事一覧

Contact

お問い合わせ

03-5795-1142
受付時間 平日10:00-17:00

Follow us

情報配信

アッシュ・マネジメント・コンサルティングでは、みなさまのビジネスのお役に立つ情報を発信しております。
Facebookもしくはメールマガジンにて最新情報をご確認ください。