株式会社アッシュ・マネジメント・コンサルティング

コンサルタント辻勇作のブログ

ちょっと感動した話

日々の仕事の中で「感動」を忘れない人間でありたい。
小さなことにも感動を掬い取れる感度のいいアンテナを
持っていたいという想いで毎月メッセージを発信しています。

#69

腹立つこと、嫌なことの先に理想の未来を描くという習慣

2016年3月22日

皆さんにとって、「嫌なこと」って、どんなことですか?
当然ながら、生きてれば嫌なことはたくさんありますよね。

最近、「嫌なこと」が起こった時の「嫌」な感情を緩和しつつ、
さらに、自分自身の成長のチャンスであったり、仕事での価値の提供の
チャンスに変える方法を身につけつつあるため、そのことをご紹介したいと
思います。

最近、よく起こる嫌なことは、
・相手が困っているということで、時間を作り、急きょ相談に乗り、
問題を解決するアクションを決めた。しかし、それをやらない。
やったのか、やってないのかもわからない。

・相手からの急な依頼に、何とかやりくりして応えているのに返信がない。
返信があっても、無味乾燥なメール。

・メールで資料を送ってきて、チェックしてくださいと丸投げ。
どこを見て欲しいのか。どんな点で悩んでいるのかなど明示しない。
資料自体も内容が言葉足らずで、理解しづらく、
かつ資料のフォーマットから逸脱しているため、わかりづらい。

など、コミュニケーションに関することです。

いずれも些細なことなので、はじめの頃は、
「もう少しちゃんとやろうよ・・・」
と思っている程度ですが、あまりに頻繁に発生すると、
「しょうもないことで、無駄に時間がかかることは、やめてもらえるかな」
「いい加減にしてよ。何回やるのよ・・・」
「もう、あんたの相談には応えんぞ!」
と感情がエスカレートしていってしまうことがあります。
そして、相手に対して厳しいフィードバックをしてしまいそうになります。

私自身、膨大な仕事量をこなすために、工夫してスケジュールを組み、
ギリギリの中でやりくりをしているという自己認識があるからこそ、
自分の仕事に悪影響が及ぶと感情的になってしまいます。

最近は、そんな私にとってのネガティブな出来事をしっかりと振り返り、
この後の理想的な対応を考えてみるようにしています。

例えば、こんな風に考えています。
「どうして、自分はこの対応に腹を立てているのだろう?」
「自分の常識や当たり前と思っている基準を相手が満たしていないからか?」
「自分の仕事の邪魔をされたと思っているからか?」
「『こんだけもフォローしているのに、それに対して、この対応かよ!?』と
自分がやっていることに対して、全然わかってないと思っているからか?」
「自分は、昔からこのような対応ができていたのか?同じようなことを
やっていなかったか?」
ということを一通り考えます。

すると、大抵の場合は、
「自分も同じようなことをやっていた。でも、悪意を持ってやっていた訳ではなく、
視野が狭かったり、知識・習慣がなかったりしていただけだった」
「相手も別に悪意を持っている訳ではないだろう。何かしらできない理由があるのだろう」
という気持ちになります。

そして、
「この人は、どうしてこのような対応をしてしまうのだろう?」
「好ましい対応についての知識がないからか?」
「上司や先輩から、フィードバックを受ける機会が少なかったのか?」
「知識はあるけど、好ましい習慣を身につける機会がなかったのか?」
「周りに好ましい習慣を持つ模範となる人がいなかったのか?」
「この対応は、私に対してだけでなく、上司や同僚など他の人にも同様の
対応をしてしまっているのだろう」
「だったら、上司や同僚も私と同じような気持ちになることがあるだろうし、
その結果、本人との間で人間関係が悪くなることもある」
「本人にとっても、人間関係が上手くいかない、成果がなかなか出ないという問題
(そういう問題を抱えている人が多い)は会社だけでなく、
自分にも原因があるとを自覚してもらえるチャンスになるかもしれない」
「本人がこの課題を乗り越えて、行動を変えれば、本人にとって良いことだし、
職場の方々にとっても喜んでもらえるだろう」
「『小さい好ましい行動の積み重ねが信頼になり、それが協力関係になり、
やがて成果につながる』という体験をしてもらえるきっかけになるかもしれない」
「相手と私(辻)との間でこのような問題が発生したからこそ、
私は相手の問題を直接知ることができ、本人の成長に直接寄与することができるチャンスだ」
「どう伝えたら、行動を変えようと思ってくれるだろう?
行動を変えたいと前向きに捉えてくれるだろう?」
「すぐには良くならないだろうが、まずは本人が問題を自覚し、
変えなきゃと思うことがスタートだから、わかるようにフィードバックしないと」
「どんなフィードバックだったら、自分の課題を受け止めやすいかな。
本人の良い点を認めつつ、フィードバックした方がいいかな。
それとも、何か事例を提示した方がいいかな。
今後の改善のためのトレーニング法を提案した方がアクションに移りやすいかな」
という感じです。

このように、
①嫌だなと思う出来事を直視して、自分の感情と向き合う
②相手の状況に考えを巡らせた上で、(仮説レベルで)原因を特定する
③原因を取り除くべく、解決策を明確にする
④問題・原因・解決策を本人が受け止めやすいようにメッセージを作る
⑤この出来事に対する対応が理想的かどうかをチェックし、
理想的でなければ、理想をもう少し考えてみる
というように、嫌な出来事に対して、理想像を考えて、取り組みます。

すると、「嫌」な出来事により発生した、「嫌」な感情を緩和しつつ、
自分自身の成長のチャンスであったり、仕事での価値の提供のチャンスだと思うようになり、
前向きな気持ちが出てきます。

また、自分自身が「嫌だ」と思う出来事に対して、
反応的かつ感情的に対応していた過去の思考&行動パターンが変わっていくことに対しての
手応えや成長実感を得ることもできます。それが仕事に向かうエネルギーになります。

「嫌だな」と思うことでも、その中でも、「こうやってみたらいいかも」と
思うことを見つけることって、大切なんでしょうね。
人が目を向けたくないこと、面倒なことを直視した上で、理想を追求し、
他人にはできないレベルに到達できれば、もっと多くの人や企業の役に
立てると思うので、引き続き取り組んでいきたいと思います。

腹立つこと、嫌なことの先に理想の未来を描く。
人が目を向けたくないことの先に、新しい未来があるような気もします。

コンサルタント

辻 勇作

Tsuji Yusaku

辻 勇作

1978年生まれ。奈良県出身。

経歴

新卒で経営コンサルティング会社に入社。アウトプレースメント事業、自動車関連の新規事業立ち上げを経験後、社内人事として評価制度改訂・採用方法の刷新など組織変革を推進。7年半勤務後、2009年12月アッシュ・マネジメント・コンサルティングに入社。

コンサルティング・ポリシー

『人の可能性を最後まで信じる』

コンサルティング実績(得意分野)

  • ◆サーベイに基づく経営者に対する事業構想研修
  • ◆新規事業の黎明期における営業活動の基盤づくり
  • ◆同行による密着型の営業力強化支援
  • ◆ベンチャー企業における“重たくない”人事評価制度の策定

当社での役割

  • ◆明石家さんまを彷彿とさせる常人離れした関西ノリのリアクションで平堀と小川をその気にさせること
  • ◆小川がブレークダウンしたタスクを粛々と消化し、納品物に仕立て上げること(一番汗をかいてます!)
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