株式会社アッシュ・マネジメント・コンサルティング

コンサルタント辻勇作のブログ

ちょっと感動した話

日々の仕事の中で「感動」を忘れない人間でありたい。
小さなことにも感動を掬い取れる感度のいいアンテナを
持っていたいという想いで毎月メッセージを発信しています。

#71

たった1年半で大きく変化したクライアントの話

2016年5月25日

◆たった1年半で大きく変化したクライアントの話

今回は、クライアントの話です。
そのクライアントは、私が訪問する度に、どんどん良くなっており、
会社が大きく変わりつつあります。
といっても、元々が良かったので、
変わりつつあるというよりも、本来の姿を発揮し始めたといった方が適切かもしれません。

どんな変化を遂げたのか、ビフォー・アフターを見ていきましょう。

 

◆会議のシーンでの大きな変化

1年半前は、会議で意見を発する人は、ほとんどいませんでした。
トップが、社員に意見するように促すものの、誰も発言しない。

話をするのは、報告せざるを得ない人が、準備してきた資料を元に最低限の内容を報告するのみ。
報告者が話し終えたら、シーンとした冷たい空気が流れます。

全社のために、忙しい中でも何とか時間を作って、それなりの品質の資料を作成した人が、
その資料に関する報告をしても、誰も意見を言わず、感謝のフィードバックもありませんでした。
トップの発言に対して共感できない場合は、嫌悪感を示す人もいました。

別途、会議の参加者に話に聞くと、
「報告しても、誰も興味を示してくれないし、協力してくれない」
「意見を言っても、トップに否定されることもあるので、言いにくい」
「トップの求めていることがわからないから、発言しにくい」
「トップは何を考えているのかわからない。現状をわかってくれてない」
といった声を聞いていました。

しかし、最近、参加させていただいた会議では、まったく違うものになっていました。
メンバー全員が自由に発言し、積極的に質問したり、アイデアを出し合ったりしていました。

トップとの関わりでも、委縮したり、嫌悪感を示したりする人もいません。
和気藹々とした雰囲気で話しやすい環境でありつつも、
アクションや役割分担など決めるべきことは決めて、会議が終わりました。
しかも、時間通りに。

違う会社の会議を見ているようでした。

 

◆仕事発生時のやりとりも180度、変わった。

以前は、仕事が発生すると、
「忙しい」「できない」「他にもやることがあって、難しい」と反応する人がほとんどでした。
どんな時も仕事の負担感を持ち、「いっぱいいっぱいでしんどい」「身動きが取れない・・・」
という状態でした。

しかし、今は、全然違います。
とにかく仕事がサクサク進むので、一緒に仕事をしていて、非常に楽しい。

先日、社員の一人にあるプロジェクトについて、メールで相談しました。
すると、その人は自分のできることとその納期を私に提示しました。
そして、サクサクと実行して、結果を共有してくれました。

その結果を踏まえて、打ち合わせし、さらなる改善策を出しました。
すると、企画をまとめ上げ、関係者に根回しも完了し、
「辻さん、私はこれをやりたいんです。」と提示してくれました。

また、他の人にも同様の相談すると、それぞれが動いてくれました。
スピーディかつ、主体的で、アウトプットの品質もそれなりのものが出てきます。

「たった1年半でここまで変わるのか・・・」と、
これらのシーンを目の当たりにして驚きました。

 

◆この変化の要因は何か?

この大きな変化を生み出した要因を振り返ってみました。
やはり最も大きな要因は、トップの変化です。
・トップが考えていること(ビジョン、方針、判断基準)を発信するようになった
・社員の声(実現したいこと、悩んでいること)に耳を傾け、
それを意思決定に反映するようになった
・トップが描いているあるべき姿だけでなく、
社員個人のありたい姿ややりたいことを取り入れた人員配置の精度が上がってきた

そして、社員一人ひとりの成長です。
・物事を肯定的に捉えられるようになった
過去の経験からくる思い込みでトップに嫌悪感を抱いたり、
否定的な判断をすることが減り、建設的に問題解決に向かおうとするようになった
・コミュニケーションが増えた
トップの発信に対して不明点があれば、自らが確認したり、
トップとのやりとりでトップを避けるようなことが減った
また、横のつながりでも当たり前のように情報共有が出来つつあります

さらに、新しい事業が徐々に立ち上がってきていること。
・これまでなかった新しい事業が立ち上がり、成果を上げている
自分たちが持っていた知識や技術が新しい事業でも生かされていることを
実感し、自分たちの仕事や会社の価値を感じ、誇りを持ちつつある
・他にも、新しい事業のタネがあり、それらのプロジェクトに可能性を
感じている人が増えてきた。自社に対して、可能性と誇りを感じる人が増えてきた

 

◆どうやって、自社の成功要因を見つけるか?

決定的な1つの要因がある訳ではなく、様々な要因が絡み合い、作用し合い、
組織の状態が良くなってきました。

「元々が良かったので、変わりつつあるというよりも、
本来の姿を発揮し始めたといった方が適切かもしれません」という一文により、
「元々が素晴らしいなら、うちとは違う」という印象をお持ちになった人もいるかもしれません。

しかし、本当に自社の良い面に目を向け、潜在的な可能性を見出せるか、
その可能性を信じて、それを発揮するために現実的な手を打ち続けられるか、
それが本質だと思います。

このようなクライアントと一緒に仕事をさせていただくことができ、感謝です。

コンサルタント

辻 勇作

Tsuji Yusaku

辻 勇作

1978年生まれ。奈良県出身。

経歴

新卒で経営コンサルティング会社に入社。アウトプレースメント事業、自動車関連の新規事業立ち上げを経験後、社内人事として評価制度改訂・採用方法の刷新など組織変革を推進。7年半勤務後、2009年12月アッシュ・マネジメント・コンサルティングに入社。

コンサルティング・ポリシー

『人の可能性を最後まで信じる』

コンサルティング実績(得意分野)

  • ◆サーベイに基づく経営者に対する事業構想研修
  • ◆新規事業の黎明期における営業活動の基盤づくり
  • ◆同行による密着型の営業力強化支援
  • ◆ベンチャー企業における“重たくない”人事評価制度の策定

当社での役割

  • ◆明石家さんまを彷彿とさせる常人離れした関西ノリのリアクションで平堀と小川をその気にさせること
  • ◆小川がブレークダウンしたタスクを粛々と消化し、納品物に仕立て上げること(一番汗をかいてます!)
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