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平堀のコラム(Hot Willerへのエール)_過去のコラム

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No.72 東北のために何かをしたい!(2014年1月6日)

< タイトルに込めた想い >

平堀

HOT WILLerとは「独自の志を持ち、その実現に向けた活動を実直に続けている人」を表す当社の造語です。そういう方々に向けた応援メッセージを贈りたいという想いで毎月書いています。

No.72 東北のために何かをしたい!(2014年1月6日)


2014年の年頭所感は、“星野仙一”。

選定理由は、2013年11月のコラムに記した通り、

“星野”監督が率いる楽天ゴールデンイーグルスが、東北復興への思いを、

“仙”台で日本“一”になることで体現した歴史を心に刻むため

です。(詳しくは、2013年11月のコラムをご確認ください。)

 

ところで、私は昨年末に、福島県の南相馬へ行ってきました。

片道350kmの道のりを5時間。

自宅から東北自動車道の二本松インターまでおよそ280km走り、

その後、一般道をさらに70km走行して南相馬に到着しました。

現地の滞在時間は、3時間。

朝8時30分に出発して13時30分に現地入り。

16時30分に立ち22時に帰宅。

もともと運転が好きではないので、かなり疲れました。

 

南相馬へ出かけた目的は、

ハタチ基金が拠出する被災地の支援状況を見学するためでした。

ハタチ基金とは、東日本大震災発生時に0歳だった赤ちゃんが、無事にハタチを迎えるその日まで、

被災孤児、及び被災地の子どもの心のケアに合わせ、学び、自立の機会を継続的に提供する

期限付きの基金。(http://www.hatachikikin.com/

私は、この基金の存在を昨年の3月に知り、4月から毎月1,000円ずつですが、

寄付を続けています。

 

南相馬で見学した施設は、2箇所。

ふくしまインドアパークとみなみそうまラーニングセンター。

 

ふくしまインドアパークの活動内容は、

福島県内の放射能線量の影響で、外で遊べない福島の子どもたちに、

子どもたちが屋内で安心して遊べる室内公園を、親御さんたちと、地域の住民の皆さんと

共に生み出します。※ホームページ(http://www.hatachikikin.com/indoor)より抜粋

 

ふくしまインドアパークとみなみそうまラーニングセンターの活動内容は、

子どもたちの心のケアを、震災および原発事故後に困難な環境におかれている発達障がい児を中心に、

南相馬市教育委員会と連携し、現地の児童クラブやラーニングセンター「ふみだす未来の教室」にて

行っています。※ホームページ(http://www.hatachikikin.com/smile)より抜粋

 

それぞれの施設で実際に子どもたちの支援をされている方々から話を伺ったのですが、

今、福島に足りないのは、物資や資金ではなく、働き手だそうです。

相馬地区のハローワークが出している「雇用ニュース」を見せてもらったのですが、

この地区の新規求人倍率は、2.6倍。

求職者1名に対して、2.6人の求人が企業から出されている状況です。

とあるアイスクリーム店は、人手が足りないために、週に1日しか営業していない、

という信じられない話も聞きました。

 

人手が足りない根本要因は、そもそも、この地域に住んでいた人たちが、

原発処理が進まないため、戻って来られないことにあります。

避難地域から現地に戻って来ているのは、70%くらいとのことでした。

阪神淡路大震災を経験し、その際にもボランティア活動をした方は、

「福島は、阪神淡路の比ではないくらい大変な状況です。

地震に加えて、津波、そして原発の三重苦がのしかかっているのですから」

と訴えていました。

 

また、次のような話も聞きました。

「この地域の子どもたちの、学力の低下が著しい」

と。

 

震災後の避難で人口が減り、元に戻らないため、

各学校は募集人員の定員割れ。

閉鎖に追い込まれた中学校や高校もあり、勉強をあまりしなくても、

どこかの高校に進学できるだろうという安易な考えも蔓延しだしているようなのです。

震災で、ご主人が勤めていた学習塾の大半が倒壊、閉鎖に追い込まれたため、

夫婦が一念発起し塾を開講すると、多くの生徒が集まったのですが、

学習意欲は子どもも親も、それほど高まっていないとの実態も教えてくれました。

 

私が、

「勝手ながら、福島をはじめ東北の震災地域から、この困難を克服し、

これからの日本を背負って立つようなリーダーが、各界に輩出されるのを夢見ているのですが」

と、この方に語りかけると、

「私どももそういう志を持って教育しているのですが、震災のダメージは大きく、

諦めにも似た雰囲気をなかなか拭えないのです」

と、切実な表情で応えました。

 

大学を卒業後、都内の出版社に勤めていた時に東北大震災に遭遇した方は、

毎週のように現地に足を運び、延べで37回くらいボランティアに出向いたようです。

これだけ頻繁にボランティアに通ううちに、

「ちょっと待てよ。自分は、ボランティアに来ているけど、なんだかガソリンスタンドを潤すために、

こちらに通っているんじゃないか」

「長距離の移動のムダを省いて、地に足のついた支援をしよう」

と思い至り、出版社を退職し南相馬の施設を運営するNPO転職しました。

私が、このコラムの冒頭に記した長距離移動を、毎週行っていたわけです。

 

私がこれまでボランティアに行った回数は、わずか3回。

申し訳ない気持ちになりながら、正直に、次のことを訪ねました。

「東北大震災は、震災後ではなく震災中であることは、頭では理解しているのですが、

東京で生活をしていると、震災当時やボランティアに参加した時の実感が薄れてしまいます。

現地に来て汗を流しているあなたのような人たちは、私のような人間にどのような感情を

もっているのですか?」と。

 

彼は、こう言ってくれました。

「それは、役割分担の話ですよね。平堀さんのような仕事につき、しかもご家庭がある方は、

こちらで何かをしたいと思われても、現実的に無理じゃないですか。

私のように、独り身で身軽な者に任せていただいて結構ですし、たまに思い出してもらえるだけで、

勇気をいただけます。ですから、今回、はるばる遠方から施設の見学に来ていただき、

本当に嬉しかったです」

 

こう応えてもらえて気持ちが楽になったので、私は、

今回南相馬に足を運んだ、本当の趣旨を改めて伝えました。

「我々は、何にもできない。でも、何とかしたい。そんな悶々とした思いをどうにかできないかと

考えを巡らした結果、チャリティーランを思いつきました。

動機はいたって単純で、趣味がジョギングで、年に1回はマラソンに参加しているからです。

そして、昨年の2月の東京マラソンから、チャリティーランを始めました。

私が、東北の復興を願ってフルマラソンを走るので、この思いの同志として、チャリティーに

協力してくださいと、メルマガやフェイスブックで呼びかけました。

すると、45名の方がチャリティーに協力してくれました。

2回目は、6月に実施。

小川という者が100kmウルトラマラソンに挑戦しました。

この時には、53名の方が協力してくれました。

来る、2014年の2月の東京マラソンでは、“ハタチ基金”への協力を呼びかけて、

42.195kmを走りたいのですが」

と。

 

南相馬でお会いした各施設の方々は、この話を聞き、

本当に嬉しそうにし、ご丁寧に「ありがとうございます」と頭まで下げてくれました。

彼ら・彼女らの表情を見て私は、ハタチ基金の期限満了。

震災の時に0歳だった子どもがハタチになる2031年の70歳まで、

チャリティーランを続けると、思わず口走ってしまいました。

そもそもは、10年間続けようと思いついたことだったのですが、

彼らの真剣な眼差しを見て、心が動かされました。

 

ということで、今回のコラムをお読みいただき、

東京マラソンのチャリティーにご協力いただける方は、

下記の寄付要領をご確認の上、私までメールいただけますとありがたいです。

 

寄付金額は、一口の1,000円で結構ですので、

できるだけ多くの方からのご賛同をいただき、南相馬へ寄付金を届けに行きたいです。

 

◆寄付要領

・東京マラソンのチャリティーにご協力いただける方は、

 以下の内容をご確認の上、平堀までメールをお願いします。

 メールをいただいた方に、寄付金の振込口座を返信させていただきます。

 【平堀メールアドレス】

 hirabori@kokoroiki.biz

 

・寄付先

 ハタチ基金(http://www.hatachikikin.com/

 皆さまからお預かりした寄付金を取りまとめて、私どもから 手続きさせていただきます。

 

・寄付金額

 一口1,000円、上限1万円

 

・募集期間

 本日から2014年2月22日(土)まで

(東京マラソンの前日までとさせていただきます)

 

・寄付明細の報告

 当社ホームページに

 寄付いただいた方のお名前を掲載いたします。

 (寄付いただいた金額の個別表示は差し控えます)

 ハタチ基金事務局への振込明細書を掲示します。

 

・寄付いただいた方の参加証明

 東京マラソン、チャリティーランナーTシャツに、

 寄付いただいた方のお名前を記載いたします。

 

・平堀の希望

 一口1,000円の支援者が多く集まることを希望しています。

 金額の多寡ではなく、賛同いただいた思いを大切にしたいからです。

 

・平堀のもう一つの希望

 ハタチ基金が満了する2031年の東京マラソンまで、チャリティーランを

 続けられたらなと密かに願っています。

 2012年が第1回目のチャリティーランでしたので、

 2031年は、20回目の節目となるのと、私が、70歳の古希を迎えるためです。