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平堀のコラム(Hot Willerへのエール)_過去のコラム

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No.86 私の猜疑心を溶かした小川の言葉

< タイトルに込めた想い >

平堀

HOT WILLerとは「独自の志を持ち、その実現に向けた活動を実直に続けている人」を表す当社の造語です。そういう方々に向けた応援メッセージを贈りたいという想いで毎月書いています。

No.86 私の猜疑心を溶かした小川の言葉


 

私は、あまりにも幸福な気持ちになると、妙な不安感に襲われる性癖があるようです。

 

私が関わる人たちが何かを成し遂げた姿を見て得た幸福感に、なんの違和感も持たず、

心から喜べるのですが、

他のみなさんからの応援のおかげで、自分に大きな幸福感が持たされた時に、

何とも言えない気持ちになるのです

 

 

先月、4回目のチャリティーランナーとして、東京マラソンを完走しました。

大会の1週間前に古傷のある左の脹脛を痛めてしまい、制限時間内にゴールできるかどうか、

かなり危うかったのですが、5時間以内で走ることができました。

 

大切なレース直前のトレーニングをまともにできないまま前日を迎え、

不安を打ち消すために走ってみたものの、痛みが残っていて、5kmが精一杯という状態でした。

 

ところが、当日になると、何ということでしょう。

18kmまで、痛みをおさえながら走れてしまいました。

この後は、歩いたり、走ったりの繰り返しになってしまったのですが、

どうにかこうにか、ゴールにたどり着けました。

 

私は、このレースに参加して、

痛みを押してでも走れる。

そして、途中棄権せずに、ゴールインできる。

しかも、あり得ない人数の方々からの応援を受けながら。

「自分は、なんて幸せなんだろう」と、

とても大きな達成感と幸福感に心が満たされたのですが、

同時に、何とも言えない、いやな感覚に襲われてしまいました。

 

なぜか?

 

それは、私は、チャリティーランナーとして東京マラソンに参加し、

この思いと趣旨に賛同していただいている多くの方々の代表として走っている。

本来であれば、チャリティーに協力していただいた方々に幸福感を味わってもらわなければならないのに、

自分が至福に浸っている。

 

何かが違うとど真剣に思い悩み、当社の会議で、この気持ちを吐露しました。

 

すると小川が、

「平堀さんに達成感や幸福感を味わってもらっていいんじゃないですか。

だって、寄付する先の団体やその活動の実際は、我々にはあずかり知らないわけですから。

信じている平堀さんに託して、寄付に協力しているのですから、平堀さんが味わった

達成感や、チャリティーに関連して活動していることを、我々協力者に教えてくれれば

充分だと思います」

と言ってくれました。

 

この小川の言葉は、心にしみました。

 

確かにその通りかもしれないと、自分へ抱いていた猜疑心が溶けはじめました。

 

2012年からはじめた、東京マラソンのチャリティーランナー。

当社3名の寄付からスタートしました。

 

2013年には、身近な人に寄付の協力をお願いし、45名の方々からご賛同をいただき、

2014年は、172名に。そして、今年、

2015年も、177名もの方々から、寄付のご協力をいただきました。

 

小川の言葉で楽になった私は、そもそも、

どうして東京マラソンのチャリティーランナーを務めようと考えたのかと、

自問自答してみました。

 

自分が気持ちよくなるためでは決してない。

 

東日本大震災の復興のために何かをしたいとの思いを巡らせて、ようやく絞り出された結論が、

“10年間、東京マラソンのチャリティーランナーを務めよう”

だったのです。

 

東日本の復興のために、わずかでもいいから支援の糸を切らさない。

私のこの思いに、今も揺るぎはない。

 

小川の一言のお蔭で、私の心に充満していた自分への猜疑心が溶けはじめ、

そして、チャリティーランナーを務めようと考えた目的(動機)を確認してみて、

ようやく、猜疑心は消えてなくなりました。

 

物事をしている目的、すなわち、原点に立ち返る大切さを学びました。

 

チャリティーの賛同者を集い続ける大変さを、

4回目にしてようやくわかってきました。

 

“信じているあなた(平堀)に託す”

この一言を小川から授けられ、私は、勇気を得たのですが、

かなり重い言葉なのですから。

 

東日本大震災が発生して、4年。

復興はまだまだです。

 

支援の糸を細いながらも切らさないために、

私は、走り続けます。

 

 

追記

トレーニングしている実情を人に明かすのが嫌で、これまで、ほとんど、

ジョギングしている自分をフェイスブックに掲載したことはなかったのですが、

これからは方針を切り替えます。

東北復興の支援の糸を切らさないために東京マラソンのチャリティーランナーを務め、

そのために練習を続けているのだという目的を見失わないためにも、

「○km走りました」と、

フェイスブックに掲載していきますので、応援よろしくお願いします。