#20
自分がGIVEしていると思っていたら、実は自分がGIVEされていたことに気づいた話
お盆が過ぎて、甲子園も終わり、夏の暑さもだいぶ落ち着いてきました。
今年の夏休み、皆さんはどのように過ごされましたでしょうか?
私はというと父の還暦祝いや地元の同窓会、祖母に会いに行ったり、家族と海に行ったり、
義両親と旅行に行ったりとなかなか充実していました。
また夏休み期間はたくさんの人に会うことでお祝いをする機会が多く、
そのたびにプレゼントを考えていたので、なかなか大変でしたが非常に楽しい時間でした。
なぜ、楽しいかというと
プレゼントを渡したときの相手の嬉しそうな顔を想像して考えているからです。
人に何かプレゼントをする=GIVEしていると思っていたからです。
しかし、この考え方はある出来事がきっかけで少し見方が変わりました。
話は少し変わりますが、先日私が前職の営業時代(25歳)からお世話になっている、
埼玉県の不動産会社の方から退職するという連絡をいただきました。
退職日は2週間後。
何かできることがないか考えました。
考えた結果、
その方の勤務最終日を少しでもいい日にしてもらいたいと思ったのと
本当にお世話になった方なので、感謝の気持ちを伝えたいと思いました。
いろいろ考えた結果、メッセージカードを添えてお花を贈ることにしました。
花を人に贈ることの経験が少なく、
どんな花を、どれくらいの大きさで贈っていいのかわからなかったので、
お花を手配するときも花屋のマスターと1時間くらい話をして
お贈りする花を決めました。
なぜ一時間もかかってしまったというと、花束だと大きすぎて目立ってしまう。
けど、勤続12年の最後の日を華やかに飾ってほしい。
どのサイズなら、どんなものなら相手の迷惑にならないか。
いろんなことを相談させてもらいました。
最後まで真剣に付き合ってくれたマスターには感謝しています。
配送当日、お届け予定時間の5分後、その方から電話が来ました。
「本当にありがとう!めちゃくちゃ嬉しいよ。こんなことする大人になったんだね!笑」
「うちの会社で退職の時に花を贈られた人は初めてだよ。粋なことするね」
と少し泣きながら電話をくれました。
私は嬉しいのと恥ずかしいので泣いていることを少し茶化しながら、
「こちらこそたくさんお世話になったのに、全然返しきれませんが、喜んでもらえて良かったです」
と伝え終話しました。
電話を切った後、私が非常に嬉しい気持ちでした。
相手の方に少しでも喜んでもらいたいと思ったのと、
自分の感謝の気持ちを伝えたくて贈った花でしたが、
相手の方からのご連絡をいただいた後に、
私が嬉しい気持ちでいっぱいになっていることに気づきました。
相手の為にしたことが、自分に返ってくる。
今回、私からGIVEしていたつもりでしたが、
私の方がGIVEされていると気づけた出来事でした。
仕事の現場に生産性という価値をGIVEする
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