#12
【Honolulu Marathon】
皆様、あけましておめでとうございます。
アッシュ・マネジメント・コンサルティング代表パートナーの小川です。
旧年中はたいへんお世話になり、ありがとうございました。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
さて、今回のSomething H [aʃ]は、【Honolulu Marathon】をテーマに書きます。前回のコラムで我々がフルマラソンに挑戦することについて書かせていただきました。今回は、その結果と人生初のフルマラソンにチャレンジして感じたことを書かせていただきます。
ホノルルマラソンは現地時間で2008年12月14日(日)に開催されました。今回の参加者はエントリーで約2万3千人、完走は約2万人だそうです。私たちHMCメンバーの結果ですが、お陰さまで3名とも“無事”完走することができました。私個人としては、サブ4(=4時間を切って3時間台で完走すること)を目標に大会に臨みましたが、33km過ぎに右腿が痙攣をおこし、最後の10kmは歩いたり、途中止まってストレッチをしたりと大きくタイムをロスしてしまい4時間11分38秒、2097位で人生初のフルマラソンを終えることになりました。前回のコラムで未経験の距離を走る度に、未経験の痛みや疲労を経験してきたことを書きましたが、今回も33km過ぎに痙攣と見事に未経験ゾーンに入った途端にトラブルに見舞われ、目標を達成することができませんでした。
今回のチャレンジを自己採点すると70点です。-30点は、もちろん目標のサブ4が達成できなかったことが理由なのですが、結果以上にその「プロセス」や「思考」に自己の課題を感じたからです。プロセスでいえば、私の練習は本当にただ距離やペースを決めて走るだけで、専門書を通じたトレーニング方法の学習やコースの調査等をまったくしませんでした。長距離走は学生時代から得意だったことや練習中もそれなりにタイムが出ていたので「多分、何とかなるだろう」と十分な準備を怠ってしまいました。
思考の方は、一応サブ4を目標としていながらも「サブ4はすべてがうまくいった場合で、自分の実力では4時間15分くらいが妥当かもな。下手をすると4時間30分もあるかも・・・。」という考えを払拭できなかったことです。結果として、自分が最も妥当だと考えるタイムに近いタイムでゴールすることになりました。(苦笑)
「悲観的に準備し、楽観的に臨む」という言葉がありますが、その逆で「楽観的に準備し、悲観的に臨ん」でしまいました。もし、「悲観的に準備し、楽観的に臨む」ことができていたら、サブ4はおろか、3時間50分くらいで走れていたかもしれません。マラソンを本気をやっている方からすれば、「そんなに甘くないよ」と仰るかもしれませんが、実際に一回走ってみて自分のポテンシャルは分かったつもりなので、恐らく次は大丈夫だと思います。
この大きなチャレンジを教訓として、人生の行動指針を一つ加えたいと思います。それは、「ポテンシャルをきちんと見極め、最大限に発揮するための努力をする」です。ポテンシャルを見極める対象は、自分だけではありません。周囲のメンバーやクライアント企業の社員の方々も同じです。私自身がこの指針にこだわることで、コンサルタントとしても成長できるでしょうし、お客様にもより大きな成果を残せると確信します。