#138
Hopeful Future
1995年6月4日、何の日だったか覚えている日本人はどれくらいいるだろうか?
日本では虫歯予防デー、私の愚弟の23回目の誕生日でもある。
そんな冗談はさておき、この日は日本ラグビー界にとって「国辱」とも言える日だった。
第3回ラグビーワールドカップに出場した日本が、
ニュージーランド代表、オールブラックスに17-145という記録的大敗を喫した日、
それが1995年6月4日なのだ。
あれから24年。
月日は流れ、ラグビーワールドカップは日本で開催されている。
◆
このコラムを書いている9月30日時点での日本代表の戦績は以下の通り。
第1戦 9月20日 vsロシア 〇30-10
第2戦 9月28日 vsアイルランド 〇19-12
開幕戦のロシアは、ランキング的にも格下で、勝利は順当と思われた。
しかし、第2戦のアイルランドは同日時点で世界ランキング1位の強豪国、
初戦で予選グループ最大のライバルと目されたスコットランドを27-3で一蹴している相手。
それを後半は無得点に抑え、逆転で倒したのだ。
4年前、2015年で南アフリカを相手に
ラグビーワールドカップ史上最大の番狂わせと言われた勝利を収めている日本代表ではあるが、
アイルランド戦の勝利は願ってはいても、確信していた人は多くないのではないかと思う。
◆
そして、日本は2度目のジャイアント・キリングを達成。
NHKの豊原アナウンサーも「もう奇跡とは言わせない」と発し、
「前畑、頑張れ!」「栄光の架橋だ」に並ぶ名実況になりそうな気配である。
オールブラックスに17-145で歴史的大敗を喫した時、
今の日本代表の活躍を予想した人がどれほどいただろうか?
「やっぱり日本人にはラグビーは向いていない」
「強豪国には永遠に追いつけない」
無責任で、したり顔のネガティブな発言は主流の中で、
来るかどうかもわからない希望に満ちた未来を信じて疑わなかった人がいる。
そういう人たちによって、今の熱狂は作られているのだ。
◆
私たちが起こす史上最大の番狂わせは何だろうか?
自分の年収を100倍にすることか?
GoogleやAmazonに負けない世界的企業を作ることか?
好きで、好きでたまらない人に自分の想いを届けることだろうか?
何でもいいのだ。
世界を変えてきたのは、明るい未来を信じて疑わなかったパラノイア、
それは歴史が物語っている。
皆さんも自分が作る明るい未来 -Hopeful Future – を信じて突き進もうではありませんか!
◆
-おまけ-
9月上旬、バスケットボールのワールドカップを観戦するために上海へ行きました。
結果はご存知の通り!? (知らない人もまだまだ多いのがバスケットの課題なんですが…)5戦全敗。
特にNBA選手で構成されたアメリカ戦は、45-98の大敗。
まさに、ラグビー日本代表がオールブラックスに国辱的大敗を喫したのと重なります。
20数年後、バスケット日本代表が世界の強豪国を相手に
アップセット(=バスケではジャイキリではなくこの言葉を使います)
をする日を信じて疑わないNumberオヤジの独り言でした。
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