#36
自分の夢の進捗を振り返る
去年の12月のコラムは、「私の夢」について書きました。
その内容を一文で表現すると、「一人ひとりの強みを引き出し、多くの企業を元気にし、
いつか日本の社会をより良いものにしていきたい」という内容です。
(詳しくはこちら http://www.h-mbo.com/wp/pastcolumn_tsuji/no-24-2011-12-29)
今回のコラムは、今年一年を振り返ってみて、
「私の夢は、実現に向けて前に進んだのか?」
「夢の実現に向けて、具体的な道のりは見えてきたか?」
という、「夢に現実を近づけることかできたかどうか」について進捗を報告します。
◆やりたい仕事である、「人の強みを見つけ、伸ばす仕事」はできたか?
これについては、残念ながらできていません。
個人的に友人から「強みについて相談したい」という話を受けて、話し合ったり、
仕事での協力会社の社員の方と、その方の強みやその伸ばし方について
一緒に検討したりはしましたが、あくまで個人レベルであり、
仕事まで発展させることはできていません。
私の仕事においては、いくら「強みに関わる仕事がしたい」と思っていても、
そのプログラムを試作し、トライアルした上で、世の中にリリースできるものを
作らなければ、仕事に発展させることは難しく、今は日常の仕事に埋没し、
中長期的な取り組みを先延ばししてきました。
◆夢の実現に向けて、具体的な道のりは見えてきたか?
これについては、手応えを感じています。
最近実施したいくつかのセミナーである
「周囲の期待に応えられる気配り社員になる」
「段取り力を高め、仕事のヌケモレをなくす」
「中堅社員が一歩前進するための3つの考え方」
などは、強みを伸ばすことを主眼においたテーマではありませんが、
これらのセミナーがきっかけに強みが見つかる人もいることを
目の当たりにしました。
これまでは、
「強みを引き出すためのセミナーを開発しなければならない!」
と考えており、上記のようなセミナーをいくらやっても、人の強みは見つけられないし、
伸ばすこともできないと思い込んでいました。
しかし、現在実施しているセミナーの内容を一つ一つ見直し、
「わかりやすく」「実践的なもの」に磨いていくことにより、
セミナーの受講者の強みを引き出すことにつながることに気づきました。
これも、一年もの間、たくさんのセミナーを実施しながら、
「人の強みを見つけ、引き出すにはどうしたらいいのか」を
考え続けてきたからであり、すぐに答えが出なくても、
模索し続けて本当に良かったと思います。
(たくさんの貴重な機会をいただいたクライアントやパートナー企業の方々に多謝です(^^))
◆夢の実現に向けた課題は?
「現実直視」です。
私はこれまで、たくさんの本を読み、様々な人の話を聞き、
「自分は人の強みを見つけ、伸ばすことができる」と信じて取り組んできましたが、
直近の3年間の夢への歩みは非常にゆっくりです。
歩みが遅い最大の理由は、
無意識的に、「時間さえあれば、強みに関する仕事に取り組むことができるのに・・・」と
できない理由を時間に求め、自分の知識・能力における課題に目を向けようと
しなかったことが挙げられます。
自分の知識・能力が不足しているという現実を直視しなければ、
いつまで経っても「自分はできるはずなのに・・・」「できないのは環境のせいだ・・・」
という認識を持ち続けてしまいます。
逆に現実を直視することで、
自分の知識・能力の不足に気づき、自分を高めようと日々努力することにつながります。
本当に夢を実現したいのなら、現実を直視することから始めなければなりません。
◆夢への進捗を振り返って
年末が近づき、今年を漠然と振り返っているだけでは、
「今年は結構頑張った」「いろんな成果も上がったし、いい一年だった」と満足感を
持っていました。
しかし、【自分の夢】という視点で振り返ると、
課題は山積みであり、自分の課題に対して、もっと真摯に向き合って
いかなければならないと実感しました。
現在からの積み上げ、目先だけを見ていたら満足してしまいやすいですが、
本当に実現したい夢があるならば、常にその夢と比較しなければ、
夢は近づかないし、そんなことは昔から認識していたはずにも関わらず、
行動が伴っていない自分に気づく、いいきっかけとなりました。