【4コマ漫画経営塾】 「失敗から学ぶ」の不都合な真実
更新日:7月27日
いつもお世話になっております。
株式会社アッシュ・マネジメント・コンサルティングの小川です。
今月も4コマ漫画から経営の本質を考えてみましょう。今回のモチーフは、日本昔話の「浦島太郎」です。しかし、主人公は孫、浦島三郎です。
では、ご覧ください。

三郎は、祖父の太郎同様に、
ある日、子どもたちにいじめられているカメを見つけます。
助けようとした瞬間、祖父に起きた悲劇が頭をよぎりました。
「じいちゃんは、カメを助けた結果、おじいさんになってしまった」
「カメを助けたら、きっとおじいさんになってしまうんだ」
今、自分が高齢者になってしまうと妻や子どもたちに迷惑をかけます。
そこで彼は、家族のためにも見なかったことにして、その場を立ち去りました。
三郎は祖父の失敗から学んでいるようにも見えます。
しかし、本当にそうでしょうか。
「失敗は成功の母」と言われ、1つの成功のために数多くの失敗が存在します。
エジソンしかり、ライト兄弟しかり、稀代の有名経営者しかりです。
世の中には、成功よりも失敗の方が圧倒的に多くあります。
だからこそ、私たちは他人や他社の失敗から学ぼうとします。
しかし、ここで大切なのは、失敗から何を学ぶかです。
「自分は絶対に失敗しないようにしよう」と考えることと、
「先人と同じ失敗を繰り返さないようにしよう」と考えることは、似ているようでまったく違います。
失敗しないことを最優先にすれば、最も確実な方法は何もしないことです。
新規事業で失敗したから、もう新しいことはやらない。
新卒社員が辞めたから、もう新卒は採用しない。
部下に任せて問題が起きたから、もう任せない。
これらのジャッジは、失敗を避ける代わりに、成功の可能性まで手放してしまいます。
祖父・浦島太郎の失敗の原因は、本当にカメを助けたことだったのでしょうか。
・家族や周囲に何も伝えず、カメに連れられ竜宮城へ行ってしまったこと
・地上との時間の違いを確かめず、長く滞在してしまったこと
少なくとも、カメを助けたこと自体が失敗だったわけではありません。
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【このマンガからの学び】
▶何もしなければ失敗はしない。ただし、成功することもない
▶失敗しないためではなく、同じ失敗を繰り返さないために学ぶ
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失敗から学んでいるつもりで、行動しない理由を集めてはいないでしょうか。
過去の失敗が、次の挑戦の精度を高めているのか。
それとも、挑戦しないための言い訳になっているのか。
一度、振り返ってみたいものです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
(文責) 株式会社アッシュ・マネジメント・コンサルティング 代表取締役パートナー 小川晴寿
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