【4コマ漫画経営塾】 厳しい隊長アリ、うらやむ部下アリ、どっちがあり?
いつもお世話になっております。
株式会社アッシュ・マネジメント・コンサルティングの小川です。
今月も4コマ漫画から経営の本質を考えてみましょう。
今回のモチーフは、イソップ寓話の「アリとキリギリス」です。
夏の間、アリは冬に備えてせっせと働く一方で、
キリギリスは歌ったり、バイオリンを弾いたりして楽しく過ごします。
やがて冬になり、食べ物に困ったキリギリスはアリに助けを求めます。
この物語は、一般的には
▶将来に備えて、今やるべきことをしっかりやりましょう
という教訓として知られています。
しかし、今回の漫画では少し違った角度からアリたちを見てみました。
では、ご覧ください。

この漫画、キリギリスよりも最後のアリたちの方が気になります。
「隊長の言うことは正しいのかもしれないけど……」
「ここでずっと隊長と働きたいかは別問題だな……」
経営者や管理職にとっては、少し考え込んでしまう言葉ではないでしょうか。
冬に備えて夏の間にしっかり働いて、食料を蓄える。
それによって、部下や部下の家族も安心して冬を越すことができる。
隊長の言っていることは間違っていません。
組織を存続させる立場として考えれば、極めて正しい判断です。
しかし、「正しいことを言う上司」が「一緒に働きたい上司」かと言えば、同じではありません。
正論だけで人が動くのであれば、マネジメントはもっと簡単なはずです。
人は「何を言われたか」だけではなく、
「誰から言われたか」
「どのように言われたか」
「自分のことをどれだけ考えてくれているか」
によって、その言葉の受け止め方が変わります。
一方で、キリギリスのように「今が楽しければそれでいい」という組織でも困ります。
目標はお飾りで、未達でも誰も悔しがらない。
誰かが一歩踏み込んで厳しいことを言うこともない。
社員同士の仲は悪くないし、ギスギスもしていない。
だから、辞める人も少ない。
しかし、利益が出ず、会社そのものがなくなってしまったら元も子もありません。
今回の4コマ漫画は、「アリが正しく、キリギリスが間違っている」という二択ではありません。
会社には、冬を越すための成果が必要です。
それと同時に、夏の間も、やりがいを感じながら前向きに働ける職場であることが必要です。
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【このマンガからの学び】
▶「正しい」だけでは人は萎縮し、「優しい」だけでは組織はぬるくなる。人がついてくるのは「優しさが同居した正しさ」
▶正しさを振りかざす上司も、楽な方へ流される部下も、強い組織はつくれない
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管理職に求められるのは、正しさを捨てて優しくなることではありません。
厳しいことを言うべきときには、きちんと言う。
ただし、その正しさの中に、相手への敬意や思いやりがある。
そして部下にも、
楽な方に流れるのではなく、自分たちの冬を越すために努力する覚悟がある。
冬を越す強さと、夏を前向きに働ける空気。
その両方がある会社をつくっていきたいものですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
(文責)
株式会社アッシュ・マネジメント・コンサルティング 代表取締役パートナー 小川晴寿
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