top of page

Columns & News

コラム & お知らせ

【4コマ漫画経営塾】 忖度しても、しなくても、王様は裸になりました

11 分前
読了時間: 3分

いつもお世話になっております。

株式会社アッシュ・マネジメント・コンサルティングの小川です。


今月も 4 コマ漫画から経営の本質を考えてみましょう。

今回は、アンデルセンの 『裸の王様』 です。


愚か者には見えないという不思議な布で仕立てた服を着て、王様は町を行進します。

本当は誰の目にも何も見えていません。


それでも家臣や町の人たちは、愚か者だと思われるのを恐れて、

「なんと美しい服でしょう」と褒め称えます。


ところが、一人の子どもが、

「王様は裸だ!」と声を上げたことで、誰もがようやく真実を認めます。


この物語は立場や周囲の空気にとらわれず、真実を口にすることの大切さを教えてくれます。

今回はそのアフターストーリー。では、ご覧ください。



今回、家臣たちは王様に忖度したわけではありません。

本当に、そのコートを素晴らしいと思っていました。


ペルシャで作られた希少な品だと聞き、生地を眺め、縫製を確かめ、自分なりに考えたうえで、

「素晴らしいコートです」と進言しています。


誰も嘘はついていません。

それでも王様は、再び町の子どもたちから笑われてしまいました。


なぜでしょうか。

家臣たちには、そのコートの価値を見極める知識がなかったからです。

忖度せずに意見を言うことと、的確な進言ができることは同じではありません。


会社でも、同じことが起こります。


社長が新しい事業や商品について、幹部社員に尋ねます。

「この企画をどう思う?」


すると、幹部社員から、

「いいですね!面白いと思います」

「マーケットでウケると思います」

といった意見が返ってきます。


少なくとも、社長の顔色だけを見て答えているわけではありません。

本人たちは率直に意見を述べています。


しかし、その判断は何に基づいているのでしょうか。

顧客へのヒアリングでしょうか。市場のデータでしょうか。

過去の成功や失敗の検証でしょうか。競合他社との比較でしょうか。

それとも、単なる個人の好みや印象でしょうか。


どれだけ率直に語られた意見でも、

必要な知識や情報に基づいていなければ、それは進言ではなく感想です。

経営会議が感想発表会になれば、忖度がなくても経営判断を誤ります。


上司に対して耳の痛いことを言える人は貴重です。

しかし、耳が痛ければ正しい、というわけではありません。


参謀には、上司に迎合しない勇気と同時に、判断を支える知見が求められます。

市場や顧客、数字、現場の状況を調べ、自分なりの仮説を持つ。

わからないことを、わかったふりをしない。


判断材料が不足しているなら、

「現時点では判断できません。調べたうえで回答します」と答える。


これも、参謀に必要な誠実さです。


知識がない人が意見を言ってはいけない、ということではありません。

自分の意見が、事実に基づく判断なのか、限られた経験から生まれた推測なのか、単なる好みなのか。

そこを自覚して伝える必要があるということです。

 

=============================== 

【このマンガからの学び】 

▶ 忖度がなくても裸の王様は生まれる 

▶ 率直な感想を言えることと、的確な進言ができることは別である 

===============================


裸の王様をつくるのは、忖度する家臣だけではありません。 

知らないことを知らないまま、自信を持って意見を言う家臣もまた、王様を裸にしてしまうのです。 


皆さんの会社に、王様を裸にしない幹部社員はどれくらいいらっしゃるでしょうか。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


(文責) 株式会社アッシュ・マネジメント・コンサルティング 代表取締役パートナー 小川晴寿

Contact

お問い合わせ

あなたのステップに合わせて選べます

まず資料を見たい

View More

1~2日営業日以内にご連絡

今すぐ相談したい

View More

気楽に知りたい

View More
bottom of page