株式会社船橋屋
エントリー数250名が68倍の17,000名に。
母数が増えたことで、人材の質が向上。
概要
株式会社船橋屋
創業・江戸1805年、江戸固有の和菓子“くず餅”
※私たちは日本の伝統である“くず餅”を次世代へと繋げる
― 【伝統継承事業】…創業文化2年 元祖くず餅「船橋屋」
*元祖くず餅・あんみつ類の製造・販売/喫茶・食事
※伝統は守るだけではなく、“進化”させるもの
― 【伝統創造事業】…船橋屋創業200年記念店舗 「船橋屋こよみ」
*和洋スイーツの企画・製造・販売/和カフェ・食事/その他
クライアントの課題
弊社がご支援をする前から大手のナビを使って新卒採用には取り組まれていましたが、エントリーも250名/年程度であり、応募してくる学生も業種特性からそのほとんどが“お菓子好きの女子学生”という状態でした。
将来の幹部候補となる事業家マインドの高い男子学生にはなかなか反応してもらえていませんでした。
会社説明会に特段の工夫もなく一方的な企業概要の伝達に終始、選考も見極めるべき能力や資質が決まっておらず、何となく感じの良さそうな人材を“感覚的に採用”していました。
H[a∫]の支援内容
●採用ターゲットにあわせたメディア戦略
ご支援をスタートしたばかりの頃のナビのページには、“ユニフォーム姿で和菓子を販売する女性スタッフ”や“セピア色のベテラン和菓子職人”の写真が中心で、採用ターゲットとしていた“事業家マインドの高い男子学生”が興味を持つような情報は皆無でした。
女子学生の採用はある程度の見通しが立っていたので、まずは採用ターゲットである男子学生が興味を持つ写真や欲しているであろう情報を積極的に提供していくメディア戦略へ方針を切り替えました。
同時に、学生から見てインパクトのある会社案内を作成し、そのディレクションも担当しました。
●母集団形成チャネルの複線化
業種特性から“お菓子好きの女子学生”が集まってくる動向は一気には変えられないため、母集団形成をナビに依存するのではなく、体育会学生が集まる合説への参画やイートイン店舗を使った独自イベントの開催等、複数のチャネルからターゲット学生にアプローチしました。
●応募者のハートを鷲づかみにする選考フローの設計
例えば、説明会には必ず社長が登壇し、会社のPRは一切おこなわずにどういう心構えで就職活動をすれば内定が獲得できるのかだけを話す、学生のプレゼンテーションには丁寧かつインパクトある言葉でフィードバックをする等、会社説明会~選考~内定のフローを通じて、学生にF社に対するロイヤリティを感じもらえるような工夫を施しました。
結果
毎年の採用人数は4~6名と変わっておらず、年々採用される学生の質が向上しています。
同時に、男子学生の採用も促進され、ナビの応募から1~2名の優秀な学生が採用できています。
女子学生にとっては、本当に狭き門となり、こちらのレベルも、入社後直ぐに自ら社内プロジェクトに志願する等、意識の高い学生が採用できるようになっています。