新入社員の意識変換が先輩社員に好影響。
責任感の著しい成長が社長から評価。
概要
クライアントの課題
新入社員の問題行動として、「指示を気持ち良く受ける」、「ホウレンソウを抜け漏れなく行う」という行動が不十分であったり、トラブルが起きた際に速やかに周りに相談せず、トラブルから逃げようとしたり、問題が過ぎ去るまで待とうとしたりすることで事態を悪化させてしまうことがあるといった声が配属先の部門長から人事部に挙がっていました。そこで人事部は、一人前の社会人として、【サービスを受ける側でなく、提供する側である】という意識転換のきっかけとなる教育を求められていました。
H[a∫]の支援内容
●内観を通じて「思い込みや無意識的に身についた悪習」を取り除く
現在発生している問題行動は、生い立ちの過程で身についた習慣に原因があるケースがほとんどです。よって、過去に起こした問題や出来事を振り返っていただき、それらに共通する習慣を探ります。また、同期からも指摘・フィードバックを受けることで、自らの問題に向き合い、行動の根っこにある”ものの見方や捉え方”が歪んでいること、それらが過去の経験に起因していることに気づいていただきます。自分自身の内面を徹底的に見つめ、深掘りすること(内観)を通じて、意識革新につなげます。
●研修の効果を一過性のもので終わらせない仕組み
本研修ではフォロー研修(後期研修)を用意しており、前期研修で決めた自己革新テーマを後期研修まで実践し、振り返りを行います。自己革新テーマは、毎日実行できるように、〇×で評価できるシンプルなものにします。また、同期会を毎月1回実施していただき、前期研修の内容や自己革新テーマの実行度について、同期同士で共有・フィードバックを行います。さらに、新入社員にはメンターとなる先輩社員をつけて、先輩社員に実行のサポートや指摘・アドバイスを継続的に行っていただき、実践しなければならない環境を作っています。
●上司・会社へのロイヤリティ(忠誠心)を高める仕掛け
本研修では、新入社員が上司の指示や発言を素直に受け止め、また会社の方針への共感度が高まるように、「上司・会社へのロイヤリティを高める」ことも目指しています。例えば、1年間で先輩社員から学んだことや成長を実感できたことを振り返り、一人では成長できなかったことに気付いてもらいます。また、受講生の問題行動について講師から厳しく指摘した後で、上司から想いのこもった手紙をサプライズで渡して読んでいただくことで、新入社員は上司からの期待や想い、温かく見守ってくれていることを実感し、より一層上司への感謝の気持ちを持つようになります。