株式会社アッシュ・マネジメント・コンサルティング

代表取締役パートナー小川晴寿のブログ

Something H

当社の社名でもあり、コンサルティングのコンセプトであるH(アッシュ)。
Humanity,Honest,Hospitality,Humor, Health,Hard,Historyの
7つのH以外にもHのつく言葉にこだわって、
いい会社づくりに役立つ情報を提供していきたいと思います。

#81

Hazure to Hansei  -ハズレと反省-

2014年10月14日

私は、8月のコラムでキムタク主演のドラマ『HERO2』の最終回に向けた展開を以下のように予想しました。

 

HEROは終盤に向けていろいろと盛り返してくると予想してます。

角野卓造の娘、杉本哲太の妻役としてハリセンボンの近藤春菜が登場は鉄板です。

特捜へ異動した勝村政信、検事になった松たか子、ローマのテルマエ技師になった阿部寛、

きっとどこかで絡んで、視聴率を押し上げるでしょう。

 

この予想で当たったのは、特捜に異動した勝村政信が絡むということだけでした。

勝村さんは初回に登場していましたから、予想は難しくなかったと思います。

松たか子や阿部寛は、こちらの勝手な希望が入っていましたが、

近藤春菜だけはかなり真剣に予想していただけに残念でした(><)

 

この予想は、残念ながらHazure -ハズレ‐ です。

 

 

テレビ番組の展開なんて、当たっても、ハズレてもどうってことありません。

しかし、人生や仕事において、“先を見通す力”は不可欠です。

より厳密に言えば、“先を見通す力”よりも“先を見通そうとする意思”が重要だと思います。

 

見通した結果は、ハズレよりアタリの方が何倍もうれしいですが、

何も未来を予想せずハズレないことを誇るよりも、予想した結果、ハズレた方がいいなって思います。

 

未来の予想をハズすということは、

夢や目標やビジョンを「そんなこと出来っこない」という言葉にめげることなく

先に宣言をしたということです。

 

 

結果が出てから「・・・だと思ったんだよね」「私は難しいと思ってました」と自分の考えを述べる人がいますが、

これは後出しじゃんけんと同じで気持ちのいいものではありません。

 

まして、同じ組織の仲間には絶対に言ってはなりません。

もし反駁するなら、未来を予想するディスカッションの段階にすべきです。

加えて言えば、その反駁も同等の代案を持ってなすべきでしょう。

 

でなければ、先の読めない世界においては、

とりあえず反対して「無理」「難しい」を連呼する人が、

最も確度高く未来をアテル人になってしまいます。

 

しかし、そんな人の意見が我々の魂を鼓舞し、魅力的であるはずがありません。

仮に予想が当たったとしても、そこに待っているのは、変わり映えのしない未来だけです。

 

 

日本には『有言実行』を美徳とする一方で、失敗した人に極端に冷たい態度を取る掌返しの風潮があります。

サッカーW杯で惨敗した日本代表の中心人物、本田選手に対する論調なんて典型的な事例ですよね。

 

したがって、『有言不実行』になってしまった場合のリスクを回避したいという考えが強すぎるんですね。

 

確かに『有言不実行』はいただけませんが、

『有言実行』の上での『有言未達』とは根本的に違うということを弁えなければなりません。

 

 

アインシュタインは以下のような言葉を残しています。

 

Anyone who has never made a mistake has never tried anything new.

(一度も失敗をしたことがない人は、何も新しいことに挑戦したことがない人である。)

 

私は、この言葉が好きです。

 

また、ある方から、

 

周りの人にあるアイデアを説明した時、

「難しいんじゃない」「イメージがわかない」と言われたら、

それはイノベーションの始まりだよ。

 

とも教えていただきました。

 

 

ハズレ、大いに結構じゃないですか!

ルフィーは海賊王になると言い、桜木花道はヤマオーを倒すと言った。

 

人はワクワクするような未来に惹きつけられ、勇気をもらい、

その実現に向けた努力に心を打たれるものです。

 

 

そして、最後に先を見通した人には、事の成否にかかわらず、

反省 ‐Hansei- をお願いしたいと思います。

 

大地震が来たら倒れるという未来を予想した専門家は、

東日本大震災でも倒れなかった件の耐震偽装マンションを反省すべきだし、

日本ハム大谷翔平選手の二刀流挑戦に異議を唱えた評論家は、

なぜ彼がプロ野球において少年野球のような活躍ができているのかを振り返るべきです。

「どちらかに絞ればもっと活躍できる」なんて意見は、ここまでくればクソのようなものです。

 

そういう反省がない未来予測をする人は、片っ端から予測して当たった時だけ大騒ぎする人。

何も予測しない人と同じくらいたちが悪いと思います。

 

 

未来を予測することも、予測した未来をキチンと反省することも

責任感のある人にとってはラクな行為ではないでしょう。

 

しかし、そのような営みの繰り返しだけが、未来を切り拓く力を強くしてくれるのではないかと

某社のビジョン達成に向けた取り組み発表会を見学していて思った次第です。

 

長文・駄文にお付き合いいただき、ありがとうございました。

※下記サイトもご覧ください。

日本初のレジリエンス研修専門サイト
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東日本大震災の被害状況(警視庁・復興庁調べ)

死者:15,889人/行方不明者:2,601人  2014年9月10日現在

 

代表取締役パートナー

小川 晴寿

Ogawa Haruhisa

小川 晴寿

1969年生まれ。千葉県出身。

経歴

経営コンサルティング会社に8年半勤務した後、ベンチャー企業の取締役として経営に参画。同社が3年で東証マザーズへ上場を果たす一翼を担う。その後、“やりがいを感じられる職場を1つでも多く増やしたい”という想いから、平堀と共にアッシュ・マネジメント・コンサルティングを設立。

コンサルティング・ポリシー

『1ミリの変化を心から喜ぶ』

支援実績(得意分野)

  • ◆経営者の想いをワクワクする言葉で表現する理念策定支援
  • ◆採用ビギナー企業に対する適正コストでの新卒採用支援
  • ◆自ら考える人材を育成するケーススタディ研修の開発
  • ◆評価制度の運用・定着を通じたマネジメントの仕組みづくり
  • ◆ミッションやバリューの浸透を促す人事評価制度策定支援

当社での役割

  • ◆社員が作成したドキュメントに対する厳しくもやさしい品質チェック
  • ◆個人が開発したナレッジを他のメンバーが使えるノウハウに標準化すること
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