#83
History of HMC - アッシュの歴史 -
今年の3月からコンサルタントの辻に、
株式会社クオーターバックが主催するリーダーズ・セミナーに参加してもらっています。
このリーダーズ・セミナーは、ざっくり言うと、各社の次世代を担うリーダーが集まり、
3月から12月までの約8か月間に6回の視察体験セミナーと2回の個別カウンセリングを受講し、
集大成として“V&Tプレゼンテーション”という発表会をおこなうプログラム。
V&TとはVision&Tomorrowの略で、
自分と自分の会社のVision(=将来像)と
それを実現するためのTomorrow(=明日から実践すること)を意味しています。
余談ですが、発表会には各社の社長や役員も集まり、
自らの考えをコミットしていくため、それなりに緊張感も高い中でおこなわれます。
今月のコラムは、去る12月1日(月)に開催された
V&Tプレゼンテーションでの辻のプレゼンテーションについて書き綴りたいと思います。
◆
結論から言うと、私は、辻のプレゼンテーションにしびれました。
グッと来て、心を揺さぶられ、この会社で彼と一緒に仕事ができていることを幸せだと思いました。
辻に許可を得ていないので内容の詳細は割愛しますが、
一言でいえば、彼のプレゼンテーションは、私へのラブレター!!(だったと私は確信しています)。
入社してからの月日、とくに私との思い出を振り返り、
過去の失態に対するお詫びとサポートへの感謝を述べた後、
コンサルタントとしての彼のVision-未来への力強い決意を語ってくれました。
そのVisionを選んだ動機にも、
私と交わした過去の何気ない会話を取り上げてくれたんですね。
その瞬間、私は紛れもなく世界で一番幸せな上司でした。
いや、辻に世界一幸せな上司にしてもらいました。
その場に居合わせた他社の社長さんたちに「どうだ、羨ましいだろ」って言いたい気持ちでした。
◆
そんな風に上司を幸せにできる部下ってスゴイと思うんですよね。
今回のプレゼンは、直前に重要な研修もあった関係で、
本当に時間のない中での準備でした。
その状況は、傍で見ていた私ですら「キツイかな」と思うほどで、
業務の優先順位を考えれば、プレゼンがおざなりになっても致し方ありません。
そんな中で、辻はきっちり資料を準備し、力強く発表をしてくれました。
プレゼンの第一声で
「このプレゼンは、いろいろと考えた結果、小川に向けておこなうべきという結論に至りました」という
彼の言葉を聞いた時、久しぶりに込み上げてくるものを感じ、
昂る気持ちを抑えるのが大変でした。
仕事でこんな気持ちになるのは本当に久しぶりでした。
(『はじめてのおつかい』なら毎回泣いてますけど・・・笑)
◆
辻の真骨頂は、
見返りを求めず、打算や損得勘定を抜きにした“他喜力”。
「そこまでやるのか、お前は・・・」と感心したことも一度や二度ではありません。
辻が担当したお客様も口を揃えて彼の他喜力を評価してくれています。
そんな彼が、今回Visionとして掲げたのは、
自分が死んだ後も、後世の人たちに使ってもらえる“人の強みを引き出すメソッド”を開発すること。
「自分が死んだ後」というのがミソです。
これは以前、海外研修でペルーへ行ったとき、
マチュピチュの遺跡を見ながら、私が辻に対して
「俺たちも100年も、1000年も後の人たちが感心する仕事をしてみたいよな」
と言ったことを覚えていてくれたからだそうで・・・。
じーん・・・。
辻、俺もお前のVisionの実現に向けて協力するぞー!
◆
コラムを書きながら、またまた込み上げてきたのでこのあたりで筆を止めますが、
今回の辻のプレゼンテーションは、
我がアッシュ・マネジメント・コンサルティングの歴史の1ページとして
間違いなく深く刻まれました。
平堀、辻、穂積、そしてまだ見ぬ同志、
これからも彼らと一緒にたくさんの“History of HMC”を刻んでいきたいと思います。
2014年も一年間、駄文におつきあいいただきありがとうございました。 m(_ _ )m
東日本大震災の被害状況(警視庁・復興庁調べ)
死者:15,889人/行方不明者:2,598人 2014年10月10日現在
※Wikipediaの情報が更新されていなかったため、前回掲載時と同じです。