#2
昨年で一番大きな気づきをもらった出来事
私の父が、11月に胃がんが発覚し、12月に手術をしました。
事前の説明では3時間くらいの簡単な手術で
終了する予定でしたが、実際手術をしてみると
がんの腫瘍が大きくなってしまっていました。
当日担当してくださった医師より
「このまま閉じると余命1年。腫瘍が触れてしまっている部分をすべて削除すると
最悪の場合そのまま目覚めない可能性がある。どちらにしますか?5分で決めてください。」
その時母は混乱してしまい、決められず、
父の兄がすべてを削除する手術をするほうに決めてくれました。
当日の私は、簡単な手術の予定だったため普段通り仕事をしていました。
商談中に兄妹から連絡が入り、折り返すと上記の内容を告げられました。
正直、商談中に妹から電話が来た瞬間(とき)から嫌な予感はしていましたが、
実際に妹に電話をして「今すぐ来れる?おとうダメかもしれない。」と言われときは
血の気がすっと引いていき、手が震え、自分が混乱していることだけはわかりました。
どうしていいかわからず、奥さんに電話をして父の状態を伝えました。
奥さんはびっくりしながらも私を気遣い、
「大丈夫だよ。こういう時こそ落ち着いて、大丈夫だから。」
そういいながら混乱している私を落ち着かせてくれました。
その後、会社に連絡を入れて、病院に向かいました。
病院へ向かう電車の中で、最後に父と何を話したのか、
何か親孝行ができていたのか、もっと一緒にお酒のんでおけばよかった。
いろんな思いが込みあがると同時に生きてほしいと願いました。
現場に到着した際に、父方の兄弟が全員いてくれて安心したのと同時に
最悪の場合の覚悟ができ、すぐに母を呼んでその後の段取りを決めて、あとは祈るばかり。
祈るばかりといっても待っているほうも気が気ではなく
会話はほとんどなく、みんなでエレベータと時計を交互に見ながら
ため息をつく。これの繰り返し。手術もかなり長引き、皆の疲れも
ピークに。そんな中、何かを察してくれたのか甥っ子のふうま(3歳)が
おなかすいたーっとはしゃぐ。この時多分全員がふうまの存在に
励まされました。そして少しだけ肩の力が抜けました。
親族に状況を伝える連絡をいれたのもあり
結局、父の兄弟、母の兄弟全員病院に来てくれました。
結局3時間の予定だった手術は10時間の大手術になりましたが、
当日の担当医の方が凄腕の方であったこと、
父の体力や頑張りもあり無事終了しました。
術後、担当医の方に呼ばれ、父が行った手術がどんなものだったのか
説明を受けました。
内容は想像をはるかに超える内容で
胃を2/3、すい臓1/2、肝臓1/2胆のう全部を切除し
それぞれのパイプ役として腸ですべてをつなぎ、カテーテル6本が入っている。
術後の死亡率8%。今までの人生でこれほど怖い8%はありませんでした。
入院中一度だけ炎症がひどくなってしまい、退院が延期になりましたが、
経過は非常に順調でした。ちなみに炎症が起きたのも父がカレーが食事に出て
調子に乗って食べ過ぎたことが原因だったことを後で知らされました。
現在父は退院し、自宅療養中です。半年間の抗がん剤治療を受けています。
母や妹たちの協力もあり、ありがたいことに今のところ大きな副作用もなく、
経過は非常に順調です。
今回の出来事で「人の人生は有限であること。」を改めて知り、
それと同時に、「人が大切に思っていることを同じように大切に思うこと、守っていくこと。」
それがどのタイミングで来ても受け止められる、支えられる器が必要なこと。を学びました。
今回、父の手術ということをきっかけに自分自身の弱さや、覚悟のなさを非常に痛感しました。
また、父をこれだけの人が大切に思ってくれていることに非常に感謝しました。
今回はたくさんの人に支えられて乗り切れましたが、
自分自身が成長して、今回支えてくださった方
みなさんのことを支えられるように、守れるようになりたいと思う出来事でした。
小林 大貴
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