【Ha・tsu】

●8月下旬に当社“初”のインターンを受け入れました。わずか1週間でしたが、学生さんと一緒に過ごすことで、私たちもいろいろと勉強させられました。後日、大学でおこなわれたインターンに関するプレゼン大会で１位になったとの報告をもらい、平堀、辻と共に「少しでも役に立てて良かった」と胸を撫で下ろした次第です。

 

●“初”と言えば、もう一つ。8月22日に初めて社労士の試験を受けました。ビッグサイトのイベント会場がすべて受験生で埋め尽くされる様子は圧巻でした。去年の9月から仕事の合間を縫って、週2回専門学校に通い、カバンには分厚い過去問を忍ばせ、本番に備えましたが、さすがに合格率７％の試験だけあり、簡単にはいかなかったようです（発表は11月ですが・・・）。年金との相性は最悪でした　(T_T)

 

●ただ、“初【Ha・tsu】”の付くことを経験すると、人間は間違いなく成長するなと思いました。“初”ものに取り組む時、人は誰しもが素人になります。素人はやり方がわからないので、他人に助けてもらわなければなりません。すると、自然に謙虚な気持ちが芽生えてきます。誰も威張っている人に教えたくはないですからね。また、素人なのでその事に対する固定観念がありません。ですから、疑問を抱きやすいし、課題に対しても敏感になります。「当り前」がないので、イノベーションを起こしやすいことも理解しました。みなさんも意図的に暮らしの中に“初”を取り入れてみたらいかがでしょうか？

 

●もう一つ、Ｈなお話を。社労士試験が終わった反動からか、それまで控えていた読書を再開しました。試験勉強中も、まったく読んでなかったわけではありませんが、やはり自然と量は減りました。やはり読みたかったんでしょうね。試験が終わってからの1週間で4冊の本を読み、そのペースは依然衰えていません。人生で一番読書をしている時かも知れません。

 

●その中にワークスアプリケーションズＣＥＯの牧野正幸氏が書いた『「働きがい」なんて求めるな。』【Hatarakigai nante motomeruna】があります。前職の時の部下が、現在牧野氏の秘書をしており、当社に遊びに来た時に紹介してくれました。内容は、牧野氏の日経ビジネスAssocieの連載をまとめ直したもので、氏の価値観が小気味よく展開されています。Associe愛読者の私は、氏の連載も必ず読んでいましたが、それでも十分楽しめました。

 

●タイトルだけを見ると、最近の社員満足を賞賛するトレンドに反しているように感じますが、決してそうではありません。その証拠に、牧野氏は「働きがい」に満ちていると思います。（そういうニュアンスが本の端々から伝わってきます）。氏が言いたいことは、働きがいを会社や社会という“自分の外”に求めるなということであり、この本には、真の働きがいを感じられる心持ちってのが書いてあるよということなのだろうと思います。今ひとつ働きがいを感じられない20代から40代のビジネスパーソンにはおススメです。

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