株式会社アッシュ・マネジメント・コンサルティング

代表取締役パートナー小川晴寿のブログ

Something H

当社の社名でもあり、コンサルティングのコンセプトであるH(アッシュ)。
Humanity,Honest,Hospitality,Humor, Health,Hard,Historyの
7つのH以外にもHのつく言葉にこだわって、
いい会社づくりに役立つ情報を提供していきたいと思います。

#86

Higashi-nihon daishinsai

2015年3月10日

みなさん、こんにちは。

 

この1か月は、東京マラソンがあり、会社のメンバーとのハワイ旅行があり、

リクナビ&マイナビのグランドオープンに向けた準備があり、

超特急案件の依頼をいただくなど、公私ともに充実の期間でした。

 

3年ぶりに出場した東京マラソンは、

これまでのフルマラソンとは準備段階から変えました。

結果、歴代2番目のタイムで納得のゴールをすることができました。

 

ハワイも家族との旅行では行けないような場所や

アクティビティに挑戦し、充実の日々を送りました。

 

それぞれ皆さんへお伝えしたいことは山のようにあるのですが、

今回のコラムは、やはり東日本大震災について書こうと思います。

 

 

このコラムがみなさんのお手元に届くのは3月10日。

そして、明日は3月11日。 東日本大震災から丸4年が経ちました。

 

私のコラムは、今は毎月第二火曜日に配信されていますが、

以前は毎月11日に配信されていました。

 

そんなこともあって毎月コラムの最後に

この震災で被害に遭われた方々の人数を記録するようになりました。

 

最初に記載したのは2011年4月。

死者は12,876人、行方不明者は14,865人でした。

 

あれから4年弱。

最新のデータは、死者15,889人、行方不明者2,594人。

死者は3,013人増え、行方不明者は12,271人減りました。

 

 

行方不明だった方々がすべて遺体として発見されたとして、

9,258人は遺体でもなく、行方不明者でもなくなったことになります。

 

行方不明の場合、死体として発見された方の身元が判明するか、

家族がその届を取り下げない限り、数が減ることはないそうです。

 

つまり、「9,258」という数字は、

“行方不明になった家族”の生存に一縷の望みを託した“生き残った家族”が、

断腸の思いで捜索願を取り下げた数に等しいと言えます。

 

 

4年間、毎月Webページで被害状況を確認し、死者と行方不明者の人数を記録する、

増えていく死者の数に心の中で手を合わせ、

減っていく行方不明者の数から苦渋の決断をした遺族の想いを察してみる、

このルーティンが、私にとって東日本大震災を風化させないための重要な儀式となりました。

 

2012年の3月の新聞で読んだ投書にこんなことが書いてありました。

東北でボランティアに勤しむ学生さんから宛てられたものでした。

「何もしなくていいから忘れないで」

 

忘れるつもりなんて毛頭なかったけれど、

例えば、みんなで電力の節約をしていた頃の事は、

間違いなく“今は昔”になっている。

 

そんな私に投書に書かれた「何もしなくていいから忘れないで」という言葉は、

じわっと沁みてきました。

 

 

しばらくして、あるテレビ番組の中で、

ビートたけしさんがこんなことを言っていました。

 

「震災を1万5千人が亡くなった1つの出来事として記憶するとおかしくなっちゃうんだよ、

かけがえない1つの命が亡くなった1万5千の出来事として捉えると事の重大さもわかってくるんじゃない」

 

この話を聞いて、もっともだと思ったのですが、

具体的に何をどうすればよいのかわからず、そんな中で思いついたのが

前述のルーティンでした。

 

 

「そんなことしたからって何が変わるの?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。

私もこんな風に変わりましたと胸を張っていえるようなことはありません。

 

ただ一つ言えることは、

やらなかった時よりも確実に、深く、自分の胸に刻めているということ。

 

自分よりも弱い人、大変な人のために

自分の時間やお金を分け与えることに

抵抗がなくなっているということ。

 

私が通っている美容室のレジにある震災用の募金箱があります。

震災以降、髪を切りに行く度に500円を入れているのですが、

入れ始めて1年くらい経ったあたりで、500円を惜しんでいる自分に気づきました。

 

最初はたくさん入っていた募金が、日を追うごとに少なくなっていく様子に

自分だけが続けることの意味を見失っていたんでしょうね。

 

それでも「一度決めたことだから」と半分意地でやり続けていたら、

今は不思議なくらい当たり前になりました。

 

 

その程度のことは、お前なんぞに言われなくてもやっているよ、

という方も多いと思います。

 

そういう方は、ぜひとも、あなたのような立ち居振る舞いを

一人でも多くの人ができる方法を考えてほしいです。

 

まだまだ復興はこれから。

私たち一人ひとりの善意が必要です。

 

でも、無理は禁物。

これなら絶対にへばらないというくらいのペースで一生できるような支援を続けていけたらと思います。

※下記サイトもご覧ください。

日本初のレジリエンス研修専門サイト
>>>レジリエンス研修

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>>>https://teachme.h-mbo.com/

 

 

2015年1月9日現在の東日本大震災の被害状況(警視庁・復興庁調べ)

死者:15,889人(前回と変わらず)

行方不明者:2,594人(前回より4名減)

※発表元のデータ更新がなかったため、前月と同じ数字を掲載さいています。

 

 

代表取締役パートナー

小川 晴寿

Ogawa Haruhisa

小川 晴寿

1969年生まれ。千葉県出身。

経歴

経営コンサルティング会社に8年半勤務した後、ベンチャー企業の取締役として経営に参画。同社が3年で東証マザーズへ上場を果たす一翼を担う。その後、“やりがいを感じられる職場を1つでも多く増やしたい”という想いから、平堀と共にアッシュ・マネジメント・コンサルティングを設立。

コンサルティング・ポリシー

『1ミリの変化を心から喜ぶ』

支援実績(得意分野)

  • ◆経営者の想いをワクワクする言葉で表現する理念策定支援
  • ◆採用ビギナー企業に対する適正コストでの新卒採用支援
  • ◆自ら考える人材を育成するケーススタディ研修の開発
  • ◆評価制度の運用・定着を通じたマネジメントの仕組みづくり
  • ◆ミッションやバリューの浸透を促す人事評価制度策定支援

当社での役割

  • ◆社員が作成したドキュメントに対する厳しくもやさしい品質チェック
  • ◆個人が開発したナレッジを他のメンバーが使えるノウハウに標準化すること
  • ◆仕事に使えそうな流行りのエンタメ情報を社員に共有すること
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