株式会社アッシュ・マネジメント・コンサルティング

代表取締役パートナー小川晴寿のブログ

Something H

当社の社名でもあり、コンサルティングのコンセプトであるH(アッシュ)。
Humanity,Honest,Hospitality,Humor, Health,Hard,Historyの
7つのH以外にもHのつく言葉にこだわって、
いい会社づくりに役立つ情報を提供していきたいと思います。

#90

HERMESの故郷へ

2015年8月11日

私たちの社名「アッシュ・マネジメント・コンサルティング」の「アッシュ」は、

Hのフランス語発音に由来しています。

 

働く人々が皆幸せ(=Happy)になれる組織づくりのご支援がしたい、

そのために大切なのは、

 

Humanity        人間としての尊厳

Honest            正直さ

Hospitality       思いやり

Humor            ユーモア

Health             心身の健康

Hard               一生懸命

History            歴史

 

という7つのHから始まる言葉。

 

ここまでHにこだわってコンセプトを立てたのだから

社名もHに因んだものにしたいと付けたのが今の社名です。

「エッチ・マネジメント・コンサルティング」というのも案としては上がりましたが、

「なんかイメージがなぁ・・・」と秒殺されました。

 

「フランス語のHは単語としてスペルを綴ると発音しない」というのも

英語よりもフランス語がいいと思った理由です。

 

この説明をする時、引き合いに出すのが“HERMES”

日本で最も有名なフランス語のHかも知れません。

「“HERMES”と書いてエルメスと発音しますよね? あのHです」

と言うとみなさん一発でご理解いただけます。

 

前置きが長くなりましたが、

ということで今期の海外研修は、

HERMESの故郷、フランスを訪ねてきました。

 

そして今月のコラムでは、私がフランスで感じたことを旅程にそって日記風に書いてみました。

少し長くなりますので、途中で止めていただいて一向に構いません。

お時間がある時にお楽しみにください。

 

 

 

6月27日(土)

早朝4時過ぎにパリへ到着。そのままタクシー、鉄道、バスを乗り継ぎ昼前にモンサンミシェルへ。
初めて見る“生”モンサンミシェルには何時間眺めていても飽きない不思議な魅力がありました。
これは、ペルーのマチュピチュで感じたのと同じ感覚です。1000年以上前に造りはじめて、13世紀に
ほぼ現在の形になったカトリックの聖地。眺めていると街並みの其処彼処に先人たちの息吹が
感じられる、そんな不思議な感覚でした。
そして、この日、もう一つの感動は昼に食べたムール貝。
「人生で一番美味い」という形容詞を使いたくなる美味でした。

 

 

6月28日(日)

朝陽に耀くモンサンミシェルを見るために5時起床。目の前にある神秘の情景を写真という枠の中に

何とか収めようとする人間の滑稽と格闘。パノラマモードもイマイチ。だから旅は楽しいだと自らを

納得させ、絶景を瞼に焼き付け、パリへ戻る。夕方、オペラ地区のホテルにチェックイン。

夕食はパリの老舗レストランChartie(シャルティエ)。テーブルクロスは紙、オーダーはそのままそこへ

書き、提供した料理には打消し線を引く。会計もそのままクロスで計算する。高精度なシステムとは

無縁だが、多少の間違いが出てもこちらの方がシステム投資よりは安上がりということか。

印象的なのは、接客スタッフに40代、50代と思しきベテランが多かったこと。

これは他のレストランでも同じ。

日本のように現場は若手、年齢を重ねたら管理職というキャリアパスは感じられない。

生涯一現場でも家族を養えるということなのだろうか。

 

 

6月29日(月)

この日も早起きして朝からパリの街をランニング。シテ島からエッフェル塔までセーヌ川の沿いに。街の

概観を掴むのにはランニングが一番。セーヌ川に掛けられた数々の橋は、それらが作られた各時代の

最高技術で作られているらしい。建築音痴の私が見ても個性的なものが多く楽しかった。

夕方からは平堀の高校時代の友人がご主人と一緒に働いているアニメの撮影スタジオへ。

平堀が友人と再会した時に、自然と交わしたハイタッチに羨ましい気持ちになる。

ご友人も今の仕事に強い想いを持った”Hot Wiiler”でした。

やっぱり想いのある人との交わりは楽しいと素直に思う。

 

 

6月30日(火)

この日は自由行動。私はモンマルトルの丘と凱旋門へ。パリの街並みはキレイだが、ただ眺めている

だけだと直ぐに飽きてしまう。

ヨーロッパは2008年のドイツに続き2度目だが、来ると思うのは自らの教養のなさ。

テストの点を取るための知識ではなく、自分と社会や歴史との関わり深く考えるための教養が圧倒的に

不足している。きっと教養があれば見えてくるもの、感じるものが変わってくるのだと思う。

そういう意味では、HMCの紅一点、穂積千尋は教養があるなと素直に思う。そして、そういう教養を

駆使して街や絵画を味わい、旅を楽しんでいるように見える。

最後にモンマルトルの丘では、セネガルからの移民と年老いた絵描きから立て続けにボッタグリに

あったことも加えておく。さすがパリの歌舞伎町だ。

しかし、ボッタグリは不愉快ではあったが、彼らのビジネスモデル(!?)の作り方は理屈にかなっていて、

いいセミナーのネタを情報収集できたともの思うので良しとしよう。

 

 

7月1日(水)

朝は6時に起床し、ラ・ヴィレット公園までランニング。その後、ルーブル美術館へ。ミロのヴィーナスや

モナリザの前で写真を撮りまくっている中韓の団体旅行客にささやかな嫌悪感を抱きつつも、多くの

芸術品や絵画の意味も分からず歩き回っているだけの私も大差ないと反省。やはり時代と向き合い、

歴史を味わうには教養が大切なんだ。しかし、どうすれば教養は身につくのだろうか?

夜はムーランルージュで誕生祝いをしてもらう。ムーランルージュはショーの鑑賞なので教養はいらない。

目の前のエンターテイメントに反応すればいいので楽チンだ。

そういう意味では、私はアメリカ型のエンターテイメントに慣らされてしまっているんだなぁとシミジミ。

 

 

7月2日(木)

辻と二人でヴェルサイユ宮殿へ。朝8時にホテルのロビーに待ち合わせたのだが、彼は少し遅れて

ホテルの外から現れた。理由を聞けば、お土産にするパンを決めるために7時から自転車でパン屋

巡りをしていたらしい、脱帽。辻の相手を思う強い気持ちとツボに入った時の献身的な行動力は

絶対に真似できない。素直に凄いと尊敬する。

ルールがわからず入場までに2時間30分を要し、中に入れば、バカがつくメガトン級の大きさの宮殿に

疲れ果てたが、絶対王政という政治システムのスゴさを感じることができた。

現代の日本では新国立競技場をどうするかで混乱しているわけで、間違っても今後ヴェルサイユ宮殿の

ような建造物は作られないだろう。

力を持った人は、その力を自らのために使う、やはり人間は性格とインセンティブの奴隷なのだ。

 

 

7月3日(金)

午前中はお土産を物色しに街へ。嬢に頼まれたディズニーのTシャツだけは外せないので、真っ先に

シャンゼリゼのディズニーストアへ向かった。

今はLINEがあるから楽だ。写真を撮って送れば数分後にはYesか、Noの返事が来る。

土産を外すことは減ったが、何だか分かっている分、驚かれることも減ったような気がする。

それにしてもフランスの雑貨屋はオシャレだ。もっと早く来ればよかった。

昼食は、パリに進出している日本の老舗うなぎ店、野田岩へ。ここで平堀から我々3名へ思いがけない

プレゼントーそれぞれをイメージしたSwatchが手渡された。

私はこの贈り物には

「改めて、ここから同じ時間を刻んでいこう」「一緒にアッシュの歴史(History)を作っていこう」

というメッセージが込められているんじゃないかと受け止めた。本人に確認したわけではないので、

あくまでも推測の域は出ないが、そのつもりで大切に使わせてもらっている。

夜は、平堀の友人宅で久しぶりの和食に舌鼓をうち、アッという間のパリの旅が終了。

 

 

今回、7年ぶりにヨーロッパを訪れて、あらためて教養を身に着けたいと思いました。

46歳はかなり遅いのかも知れませんが、思い立った時が残された人生で一番若いのも事実なので

知識を自ら求めて学び、品位や人格を高める努力をしていきます。

 

長文・駄文におつきあいいただき、ありがとうございました。

※下記サイトもご覧ください。

日本初のレジリエンス研修専門サイト
>>>レジリエンス研修

弊社オウンドメディア
>>>マネジメントDX

動画マニュアル『Teachmebiz』の専用サイトはこちら。
>>>https://teachme.h-mbo.com/

 

2015年7 月10日現在の東日本大震災の被害状況(警視庁・復興庁調べ)

死者:15,892人(前回から1名増変動なし)

行方不明者:2,574人(前回より5名減)

 

代表取締役パートナー

小川 晴寿

Ogawa Haruhisa

小川 晴寿

1969年生まれ。千葉県出身。

経歴

経営コンサルティング会社に8年半勤務した後、ベンチャー企業の取締役として経営に参画。同社が3年で東証マザーズへ上場を果たす一翼を担う。その後、“やりがいを感じられる職場を1つでも多く増やしたい”という想いから、平堀と共にアッシュ・マネジメント・コンサルティングを設立。

コンサルティング・ポリシー

『1ミリの変化を心から喜ぶ』

支援実績(得意分野)

  • ◆経営者の想いをワクワクする言葉で表現する理念策定支援
  • ◆採用ビギナー企業に対する適正コストでの新卒採用支援
  • ◆自ら考える人材を育成するケーススタディ研修の開発
  • ◆評価制度の運用・定着を通じたマネジメントの仕組みづくり
  • ◆ミッションやバリューの浸透を促す人事評価制度策定支援

当社での役割

  • ◆社員が作成したドキュメントに対する厳しくもやさしい品質チェック
  • ◆個人が開発したナレッジを他のメンバーが使えるノウハウに標準化すること
  • ◆仕事に使えそうな流行りのエンタメ情報を社員に共有すること
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