株式会社アッシュ・マネジメント・コンサルティング

代表取締役パートナー小川晴寿のブログ

Something H

当社の社名でもあり、コンサルティングのコンセプトであるH(アッシュ)。
Humanity,Honest,Hospitality,Humor, Health,Hard,Historyの
7つのH以外にもHのつく言葉にこだわって、
いい会社づくりに役立つ情報を提供していきたいと思います。

#110

本質 ~ Honsitsu ~

2017年5月26日

倅が高校生になり、バスケ部に入部しました。
倅を含めて、14名の一年生が入部届を出したそうです。

二年生、三年生は6、7名くらいずつしかいないので、
今年は、豊作かどうかは別にして、久しぶりに大漁です。

そんな倅が、何と5月の公式戦でユニフォームをもらい、ベンチ入りしました。
一年生では3人だけなので、14分の3の確率で選ばれたことになります。

弱小チームだったとしても中々難しい確率です。
事実、当時、超がつく弱小チームに入った私ですが、
高校一年の最初の公式戦はベンチに入れませんでした。

そう考えると、倅がベンチ入りしたのは奇跡や偶然だったとしても
大したものだと思います。

そんな倅との問答です。

親父からの質問1:ベンチ入りメンバーはどうやって決めるのか?
愚息からの回答1:学年順、バスケの上手い順

親父からの質問2:お前はT君やM君よりバスケが上手いか?
愚息からの回答2:特別上手い訳ではない、あまり変わらない

親父からの質問3:では、お前が今回ベンチ入りできたのは何故か?
愚息からの回答3:入学前から高校の練習に参加し、春合宿にも参加したから。

親父からの質問4:ということは、顧問の先生やコーチは何を評価してベンチ入りメンバーを決めたのか?
愚息からの回答4:やる気・・・かな。

親父からの教示1:正解! 学年や実力は勿論だが、それ以外にも加味される要素があるから
それを正しく見極めることが重要。そういうポイントを押さえると14分の3くらいの結果を
出すことはできるんだぞ。

倅のベンチ入りはとても分かりやすい例ですが、
私たちは、ともすると物事の本質をキチンと押さえないまま、
感情的に処理をしてしまいがちです。

例えば、最近政治の世界でよく聞く「●●ファースト」という言葉。
●●は「アメリカ」が入ったり、都民が入ったり・・・。

「●●ファースト」と言われ、
自分が該当する言葉が、●●に入ると
何だか自分が最優先に扱ってもらえる気がして、期待が膨らむけれど、決してそんなことはありません。

同じ都民でも、
47歳で妻、高校生の息子、中学生の娘と4人で暮らす私と
大島か八丈島辺りで暮らす90歳の独居老人とでは
「ファースト」して欲しいことは明らかにことなります。

アメリカも、都民も、「ファースト」をくっつけた言葉としては間違いではないけれど、
たった一つのアメリカ、たった一人の都民というものは、
決して存在しないという事実を認識しなければなりません。

誰かにとっての都合のいいことは、誰かにとっての都合の悪いこと、
Aさんという都民にとって都合のいいことが、Bさんという都民にとって都合の悪いことだった場合、
都民ファーストを貫くことができなくなってしまう。

プールやボート競技場を作ってほしいアスリートも都民、
税金を五輪ではなく社会福祉に回してほしいと考えている高齢者も都民。

築地で商売を続けたい人も都民、豊洲に移って新しいスタートを切りたい人も都民。

こういう時、民主主義は多数決で決めるわけだが、100対0で決まるわけはなく、
排除される少数意見というものが、必ず存在するわけです。

●●ファーストは耳に心地いいけれど、そんなファンタジーよりも、
私は、何を尊重し、何を切る(≒抑制する)のかを明示し、
耳の痛いことを言う政治家を信じたい。

ただ、政治家が選挙(=獲得した票の多さ)で決まることも事実。

現実的には、橋下さんのようにポピュリズム的な手法で選挙に勝ってから、
財政削減にメスを入れるようなやり方しかないのだろうと思う。

小池さんが、どのタイミングで「都民ファースト」を捨てるのか、
今しばらく見守りたいと思います。

●2017年4月13日現在の熊本地震の被害状況
死者:225人(前回から21人増)
→内訳:直接死50人・関連死170人・豪雨被害関連死5人
行方不明者:0人
負傷者:2,753人(前回から26人増)
被害総額:最大4.6兆円
*前回から警視庁の情報は更新されておらず。

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代表取締役パートナー

小川 晴寿

Ogawa Haruhisa

小川 晴寿

1969年生まれ。千葉県出身。

経歴

経営コンサルティング会社に8年半勤務した後、ベンチャー企業の取締役として経営に参画。同社が3年で東証マザーズへ上場を果たす一翼を担う。その後、“やりがいを感じられる職場を1つでも多く増やしたい”という想いから、平堀と共にアッシュ・マネジメント・コンサルティングを設立。

コンサルティング・ポリシー

『1ミリの変化を心から喜ぶ』

支援実績(得意分野)

  • ◆経営者の想いをワクワクする言葉で表現する理念策定支援
  • ◆採用ビギナー企業に対する適正コストでの新卒採用支援
  • ◆自ら考える人材を育成するケーススタディ研修の開発
  • ◆評価制度の運用・定着を通じたマネジメントの仕組みづくり
  • ◆ミッションやバリューの浸透を促す人事評価制度策定支援

当社での役割

  • ◆社員が作成したドキュメントに対する厳しくもやさしい品質チェック
  • ◆個人が開発したナレッジを他のメンバーが使えるノウハウに標準化すること
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