嫌われる勇気―自己啓発の源流「アドラー」の教え 著者/岸見 一郎・古賀 史健出版社/ダイヤモンド社 本書は、豊かな人生を歩むには、これまでの自分の生き様に囚われず(トラウマなんて気にせず)どんな人生を歩みたいのかをデザインし、このイメージに向かって生きていく勇気を持つよう、勧めています。これまで、脛にたくさんのキズをつけてきた我々の気持ちを楽にしてくれるだけではなく、自身の可能性にかけてみようとの希望も与えてくれます。 大前研一 日本の論点 2015~16 著者/大前 研一出版社/プレジデント社 大前研一氏は、問題指摘方と揶揄される評論家とは異なり、取り上げた問題に対する解決策(政策)を必ず提示します。 しかも、これまで彼が提言した政策は、政治、経済という分野に幅広く展開もされています。 自社の近未来を展望するネタ本としての購読をお勧めします。 経営者に贈る5つの質問 著者/P.F.ドラッカー出版社/ダイヤモンド社 経営コンサルタントの大家ドラッカーが経営者に問う5つの質問に真剣に向き合うと、経営の軸がブレル以前に、軸が明確でないことに気づきます。 経営の軸が明確でなければ、もぐら叩きのような対処療法を続けるだけで、経営活動の質は一向に高まりません。事業計画を立案する時期に、ドラッカーの5つの質問と格闘してみてはいかがでしょうか。 「本気で生きる」以外に人生を楽しくする方法があるなら教えてくれ 著者/我武者羅應援團・武藤 貴宏出版社/ディスカヴァー・トゥエンティワン 自称プロ応援団団長が若人に送る、真剣に本気で生きることの醍醐味論。目の前の問題から逃げないことが、自分が自分を認める、最良の方法であると武藤氏は自分の体験から力説しており、私も、この考えに賛同できます。新入社員に、パート・アルバイト社員に、特におすすめできる本です。 1つ3000円のガトーショコラが飛ぶように売れるワケ 著者/氏家 健治出版社/SBクリエイティブ ガトーショコラ単品で、1ヶ月に1,000万円以上を売り上げるお化け業態。こんな成功ストーリーを生み出すのに、著者は、ち密に工夫を凝らします。商品作りから、パッケージ、そして、SNSなどもからめたマーケティングまで、全てが考え抜かれた戦略があります。 選択の科学 著者/シーナ・アイエンガー出版社/文藝春秋 社会心理学者の著者が、数々の実験を通じて、人がどんな影響を受けながら、物事を選択しているかを解き明かしています。自分で意思決定しているつもりが、そうではない。そんな本質を教えてくれます。 10年後に食える仕事、食えない仕事 著者/渡邉 正裕出版社/東洋経済新報社 既存の職業を【スキルタイプ】×【日本人メリット】という2軸で組んだマトリクスで①重力の世界②無国籍ジャングル③ジャパンプレミアム④グローカルという4つのタイプに分類している点がユニークです。今後10年の日本人を取り巻く雇用情勢や労働環境がどのように変化していくのかを知る良書です。 ハッピーバースデイ 3.11 著者/並河 進・小林 紀晴出版社/飛鳥新社 2万人を超える死者・行方不明者。亡くなった命ばかりを数えたこの一年。その裏で、誕生していた新しい命。駐車場での出産、浸水する病院、停電や寒さとの闘い・・・。命の尊さを伝えてくれる感動のルポタージュです。 福島原発事故 独立検証委員会 著者/福島原発事故独立検証委員会出版社/ディスカヴァー・トゥエンティワン 未曾有の大惨事となった福島原発。事態が悪化すれば、首都圏を含む3000万人の避難が必要となる可能性もありました。我々は、この人災に遭遇した歴史上の一員として、事故事実の詳細を学ぶ義務があります。 訣別―大前研一の新・国家戦略論 著者/大前 研一出版社/朝日新聞出版 大前節炸裂! 日本に対する全面的なダメ出しと2025年のビジョンを示した一冊。硬直化した体制と訣別するためのアイデアが満載。今後の日本を考える上では一読の価値ありです。 9 / 12« First前へ...7891011...次へLast »