#38
憧れの東京マラソン
今年が、第5回目の開催となる東京マラソン。参加定員数は、3万2000人。
参加申し込み者数の推移は、2007年7万7521人、2008年13万62人、2009年22万6378人、2010年27万2134人、2011年33万5147人と、年々増加の一途をたどっている。
我々、アッシュのメンバーも、2008年のホノルルマラソンに参加して以来マラソンにはまり、年に1回は、マラソンに参加しているため、東京マラソンに出場したい思いは強く毎年応募しているのだが、多くのマラソン仲間も含めて、当選の吉報は届いてこない。
ということで、恨めしい思いが半分、応援したいという思いが半分で、2月27日(日)に開催された東京マラソンをTV観戦した。
しばらくすると、とんでもない出来事が起きた。
市民ランナーの川内優輝さん(23歳)が、総合3位、日本人1位でゴールテープを切ったのだ。
タイムも2時間8分37秒。今年の8月に韓国で開催される世界選手権の参加資格も手に入れてしまった。
特に39km過ぎの、残り3kmからの川内さんのスパートは凄まじく、顔をくしゃくしゃにして歯を食いしばり、鬼の形相で3位のランナーを追い上げ、追いつくと同時に一気に引き離してゴールへ飛び込んだ。
そして、そのまま倒れ込み、車いすに乗せられて、医務室へ運ばれてしまったのだ。
このあっという間の出来事を目の当たりにしていた私と家内は、あっけに取られて目が点になり、気がつくと「凄い人だなぁ」と絶叫し、大声で笑ってしまった。
この絶叫と笑いは、川内さんの姿を見ていて、好きだからマラソンを走っているという直向(ひたむ)きさというか純粋さに魅かれたからだと思う。
(川内さんの経歴については、一度インターネットで調べてみてください。)
この感動的なシーンを見た後、私も東京マラソンへの参加を夢見て、
いつものごとくジョギングで汗を流したのだが、何で自分はジョギングを続けているのだろうと自問自答してみた。
よくわからないが、「自分と向き合える時間を持てるからかな」という答えが頭に浮かんだ。
実は、昨年の夏以降に右足のふくらはぎを痛め、走っていれば治るだろうとの素人判断でジョギングを続けたため、
慢性的なアキレス腱炎を発症してしまい、12月の中旬からジョギングができなくなってしまった。
アキレス腱炎の治し方についてインターネットで調べると、兎に角休養が第一ということで、
2カ月間走るのを自重したのだが、全く痛みが引かないため、接骨院と整形外科に行き治療していただいた。
注射を打ち、テーピングの仕方も教えてもらい、痛みがかなり和らいだので、先週からジョギングを再開したばかりだった。
だから、「何故、ジョギングを続けるのだろうか」と自分へ問いかけるのは、
まさにタイミングが良く、だから、市民ランナーの川内さんの快挙に胸が打たれたのだと思う。
「いつか、絶対に、東京マラソンを走ってみたい」という思いが募るばかりなのだが、
東京マラソンのダイジェストを観ていて、もっともっと大切なことに気づいた。
それは、東京マラソンを支えるボランティアの人たちや、沿道での応援者の存在だ。
ボランティアの人数は、1万人。沿道での応援者数は、200万人を超えているようだ。
東京マラソンに参加したいという思いが誰よりも強いのなら、東京マラソンに当選することだけを考えるのではなく、
ランナーを応援しようと発想するのが本筋ではないかと思いいたった。
これまでマラソンに3回参加し、沿道の応援が走る力になることを
、身を持って体感しているのだから、なおさらである。市民ランナーの川内さんの快挙を称えたが、
東京マラソンに参加しているランナーの大多数は市民ランナーであり、主役は、あくまでも市民なのだ。
来年は、必ず東京マラソンに参加しよう。応援者としてでもいいし、ランナーとしてでもいいので。
追記(ご報告)
1月のコラム「三日坊主のすすめ」の結びに、今年は1週間の断酒にチャレンジすると宣言しました。
実施報告を当該月度のコラムにて行う予定でしたので、
2月10日から2月16日の期間にて実行し、目標達成したことを報告致します。
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