#191
店員さんに好かれるお客さんを演じよう
黒柳徹子さんがある番組で、落語家とこんな話をしていました。
徹子さん:
「落語家も、真打までになるのは大変なんでしょう」
落語家:
「そうですね。前座の時は、お客さんの入りもまばらな状態で、寄席の雰囲気からして、シラ~っとしていて、とてもではないですが、笑ってもらえませんでした。」
徹子さん:
「寄席は、前座、二つ目、真打という順番で落語家さんが話をなさるので、確かに前座あたりですと、お客さんはあまり入っていないですよね。でも、シラーっとなんてしているかしら。」
落語家:
「いや~、『金払っているんだから笑わせてみろ』、みたいな雰囲気が漂っていて、あの緊張感は、半端じゃなかったですよ。本当に。」
徹子さん:
「あら~、そうだったんですね。私は、『金払っているんだから笑わせてみろ』なんて思ったことは一度もないわ。お金を払っているんだから、その分楽しみたいという気持ちは同じかもしれないけど、だったら、落語家さんにリラックスしてもらって、普段通りの実力を発揮してもらった方が、お客さんとしても得するんだから、私は、緊張をほぐすために、あえて大笑いして落語を聞いています。お客さんに『笑わせてみろ』なんて表情で見られたら、誰だってより一層緊張して委縮してしまいますからね。だから、そんなことしたら、実力通りの芸を見られなくなり、結局、お客さんが損してしまうじゃないですか。」
落語家:
「お客さんが、みんな徹子さんみたいな方だったらいいな~。」
この徹子さんの考え方は、いかがでしょうか。
みなさんは、
「お客さんとして金払っているんだから、それだけのことをしてくれよ」という気持ちで、
買い物をしたり、食事をすることはないでしょうか。
徹子さんは、
人の持っている力を十二分に引き出すには、
そうできるようにお客さんも協力した方がいいですよね。
いいサービスを受けられれば、客として得するんだから。
なので、もしサービス提供者が、緊張していたり、まごついたりしていたら、
「大丈夫よ」という雰囲気を、
意図的に醸し出しているようです。
この話を聞いたのは、今から20年以上も前でしょうか。
これ以来、私は徹子さん流のお客を意識しています。
飲食店では、「この料理、とてもおいしいですね」と、感想を伝えたり、
毎月利用しているビジネスホテルでは、
フロントの方に「こんばんは、本日もお世話になります」と、こちらから声をかけています。
ただ、ごくまれにですが、
「初めて来たんですけど、お勧めの料理はなんですか」と店員さんに尋ねると、
「うちの料理は、すべてがお勧めです」なんて、ぶっきらぼうに応対されることもあります。
こういう時も、徹子さん流に、
「ということは、全部が美味しいということなので、とりあえず、〇〇をお願いします」と、
笑顔で応じています。
徹子さんから、
「お金を払う立場になっても、高圧的にならない方がお得」という深い教えを心に刻み、
今日まで、笑顔のお客を心掛けている効果は抜群で、
いつも心地のいい思いをさせてもらっています。
店員さんに好かれるお客さんを演じるのは、みなさんにもお勧めです。
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