株式会社アッシュ・マネジメント・コンサルティング

代表取締役パートナー平堀剛のブログ

Hot Willerへのエール

Hot Willerとは「独自の志を持ち、その実現に向けた活動を
実直に続けている人」を表す当社の造語です。そういう方々に向けた
応援メッセージを贈りたいという想いで毎月書いています。

#192

社員研修は必要ですか?

2024年3月29日

みなさんの会社では、社員研修は実施されているでしょうか?
定期的に実施している企業もあれば、そうではない企業もあります。

ところで、みなさんは、社員研修を受講したいと思っていますか?
受講したいとの思いがある人もいれば、
自分には必要はないと思っている人もいるでしょう。

そもそも、社員研修は必要なのでしょうか?
今回のコラムでは、この問いの答えを、学習指導要領から導き出していきます。
ちなみに、学習指導要領とは、小学校、中学校、高等学校ごとに、
それぞれの教科等の目標や大まかな教育内容を定めたものです。
我々が受けてきた学校教育の指針と捉えていいでしょう。

この学習指導要領の前文には、以下の記述があります。

・・・・・・・・・

これからの学校には,こうした教育の目的及び目標の達成を目指しつつ,一人一人の児童が,自分のよさや可能性を認識するとともに,あらゆる他者を価値のある存在として尊重し,多様な人々と協働しながら様々な社会的変化を乗り越え,豊かな人生を切り拓(ひら)き,持続可能な社会の創り手となることができるようにすることが求められる。
このために必要な教育の在り方を具体化するのが,各学校において教育の内容等を組織的かつ計画的に組み立てた教育課程である。

・・・・・・・・・

社員研修の必要性を、この学習指導要領から紐解くと

・自分のよさや可能性を認識する
・あらゆる他者を価値のある存在として尊重する
・多様な人々と協働しながら様々な社会的変化を乗り越える
・豊かな人生を切り拓く
・持続可能な社会の創り手となる

という項目でまとめられます。

企業経営の目的を、大きく括ると、
・持続可能な社会の創出に貢献していくこと
になるので、この目的を果たすために、

・自分のよさや可能性を認識する
・あらゆる他者を価値のある存在として尊重する
・多様な人々と協働しながら様々な社会的変化を乗り越える
・豊かな人生を切り拓く社員の育成が必要となる

という結論を導き出してもよさそうです。

少々遠回しな解説になってしまいましたが、
社員研修は必要なのでしょうか?の問いに対して、
大多数の人は、Yesと応えるのではないでしょうか。

ところが、社員研修を受講したいですか?との問いに、
幼稚園児のように、大きな声で手を挙げて「ハ~イ!」と応える人は、
どの程度いるでしょうか。

我々の経験則ではありますが、
・会社が決めたことだから
という流れで、致し方なく研修に参加される方も散見されます。

研修の受講に消極的な方は、
・話すのが苦手
・まとめるのが苦手
・間違ったことを指摘されるのが恥ずかしい
という意識を持たれている傾向があります。

我々が研修の講師を務める際には、
こういう方こそ、研修を受講して、苦手や恥ずかしいという意識を払拭していきましょう
と働きかけています。

人は、誰もが間違えるし、正解も一つではない。
研修では、間違えたからといって、仕事に何らかの支障をきたすこともないため安全ですし、
間違ったことを指摘されるのは、自身の成長課題の発見になるというスタンスで、
研修を進めていきます。

4月は、新入社員のシーズン。
社会人になることにワクワクとドキドキの気持ちを抱きながら、新人たちが入社してきます。
この若者の将来の可能性を引き出すのは、先輩社員たちです。

先輩社員たちが、
「間違えるのは恥ずかしいことではない」
「間違えは、自身の成長課題の発見なんだよ」
と、笑顔で接し、自ら実践して、新社会人を企業に迎え入れる。
そうすれば、研修への参加が、より積極的になるのではないでしょうか。

企業は人なり。

成長意欲を持って、学習していく人材がいてこそ、
社会的変化を乗り越え、持続可能な社会の創出に貢献していく企業であり続けられるので、
「勉強、好きな人」との問いかけに、
若手社員が幼稚園児のように「ハ~イ!」と手を挙げられる環境が整っている企業に、
将来性があるのでしょう。

 

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代表取締役パートナー

平堀 剛

Hirabori Tsuyoshi

平堀 剛

1961年生まれ。東京都出身。

経歴

大学卒業後、電機メーカーに就職。先端技術の開発に汗を流すエンジニアを目の当たりにし、自分も何かをしたいと一念発起。学生時代からの夢、事業家(経営のプロ)を志しコンサルティング会社に転職。数多くの業界の経営実務に携わり上場(マザーズ)も経験した後に、小川とともに当社を起業。

コンサルティング・ポリシー

『本当の楽しみは、苦しみを乗り越えた者のみが味わえる』

支援実績(得意分野)

  • ◆目標達成に執着する管理者の養成
  • ◆顧客を愛顧客にする営業パーソンの育成
  • ◆中途・新卒社員の早期戦力化支援
  • ◆社員定着率の圧倒的な改善

当社での役割

  • ◆当社社員の家族への感謝の手紙発送
  • ◆社内懇親会のお店探しと予約
  • ◆参加が楽しくなる会議の企画進行
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