株式会社アッシュ・マネジメント・コンサルティング

代表取締役パートナー平堀剛のブログ

Hot Willerへのエール

Hot Willerとは「独自の志を持ち、その実現に向けた活動を
実直に続けている人」を表す当社の造語です。そういう方々に向けた
応援メッセージを贈りたいという想いで毎月書いています。

#95

仕事が楽しい人の記事の使い方

2016年2月2日

2010年12月に開始した「仕事が楽しい人」は、昨年末で58人になりました。
当面の目標は100人なのですが、取材をさせていただくと、
目から鱗が落ちるように仕事の本質がわかるので、
100人は通過点として、仕事が楽しい人の取材活動は続けていきます。

と私が意気込んでも、取材に応じていただく方々のご協力がなければ、この企画は成り立ちません。
仕事が楽しい人の58人の皆様、
そして、仕事が楽しい人をご紹介いただいた皆様には、心より御礼申し上げますと同時に、
これからも、取材のご協力を継続していただきますことをお願いする次第です。

ところで、2016年の第一弾の私のコラムとして、
仕事が楽しい人記事の、効果的な使い方についてご紹介します。

私は昨年から、若手社員に自分の仕事の価値を見いださせる教育の一つとして、
仕事が楽しい人の感想文の作成を課題に設定する機会を増やしています。
課題の設定の仕方は次の通りです。
①仕事が楽しい人から気になる人を毎週1人選び、読む。
②そして、気づきレポートを作成する。
③気づきレポートは上司に提出し、上司はレポートに返信する。

実際の事例は次の通りです。

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▼File.22: 堺 裕美さん(居酒屋統括店長)を読んで
http://www.h-mbo.com/wp/wp-content/uploads/2012/12/121011sakai.pdf

接客業は、私が避けたいと思う仕事の1つです。
その中でも居酒屋は堺さんが断ろうとしていた理由がわかるくらい大変だと思っています。
しかし、堺さんは決心と考え方の変革をきっかけにして、
仕事が楽しいと思える出来事が起きるようになったとありました。
私も入社してから3年は働くという決心はしましたが、
『考え方を変える』ということは、なかなかできるものではないと思います。
ですが、堺さんはそれを自分で気づき、考え方を変え、努力して課題を克服していきました。
私は、考え方なんて変わるわけない!こういう風にしか考えられない!と言ったり、決め付けたりしますが、
このままでは成長できないと気づきました。
そして、北野武さんの著書にある言葉はどれも衝撃を受けるものばかりでした。
今までやりがいはそのうち感じるものだろうと思っていました。
しかし、苦しさや悔しさがあるからこそ仕事ができたときに喜びを感じるという言葉を見て、
何も努力をしなければやりがいは感じないのだとわかりました。
私は、やはり働くならやりがいを感じ、仕事が楽しいと思うようになりたいです。
そのために、これからはなんとなく言われた仕事をするのではなく、意識して仕事をしていきたいです。
今回は気づきがたくさんあり、視野が広がったように思います。

▼上司からのフィードバック
今回の接客業の堺さんの事例では、
考え方を変えることにより仕事が楽しくなってきたという模範的な事例でした。
○○さんも生産管理課の発注業務を、
最初はおっかなびっくりの手探りの状況で、行ってきてはいましたが、
これまでいろいろな困難な場面があっても、何とか乗り越えてきたという成功体験もありますし、
責任感を持って仕事をされていまして、
だんだん仕事の面白みとか醍醐味とかを感じられるようになってきたように見受けられます。
仕事を受身で行うより、積極的に行うほうがはるかに面白く楽しくなりますので
今後もますますいろんなことを経験しながらチャレンジしながらがんばってほしいと思います。

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いかがですか。素晴らしいやり取りだと思いませんか。
他にも多くの事例が蓄積されているのですが、みんな同じように気持ちのこもったレポートが作成され、
この思いに応えるような返信を上司がしています。
この演習のポイントは、次の5つ。
①多数の仕事が楽しい人から、自分の視点で対象者を選ぶ。(自主選択)
②コラムは、3分もあれば読み切れる。(負担軽減)
③仕事が楽しい人の登場人物は、どこにでもいる人たち(親近感)
④上司からフィードバックがある。(承認)
⑤期間は、4週間から8週間と限定されている。(ゴール明示)

若手メンバーに仕事の意義や価値を腹落ちさせるだけではなく、
上司との関係性を深める上でも、この演習は有効です。

 

このように仕事が楽しい人の記事を積極的に活用して、
2016年も、自分の仕事に誇りと自信を持てるような人材を多く養成していきましょう。

※下記サイトもご覧ください。

日本初のレジリエンス研修専門サイト
>>>レジリエンス研修

※弊社オウンドメディアの『マネジメントDX』はこちら。
>>>https://management-dx.jp/

※動画マニュアル『Teachmebiz』の専用サイトはこちら。
>>>https://teachme.h-mbo.com/

代表取締役パートナー

平堀 剛

Hirabori Tsuyoshi

平堀 剛

1961年生まれ。東京都出身。

経歴

大学卒業後、電機メーカーに就職。先端技術の開発に汗を流すエンジニアを目の当たりにし、自分も何かをしたいと一念発起。学生時代からの夢、事業家(経営のプロ)を志しコンサルティング会社に転職。数多くの業界の経営実務に携わり上場(マザーズ)も経験した後に、小川とともに当社を起業。

コンサルティング・ポリシー

『本当の楽しみは、苦しみを乗り越えた者のみが味わえる』

支援実績(得意分野)

  • ◆目標達成に執着する管理者の養成
  • ◆顧客を愛顧客にする営業パーソンの育成
  • ◆中途・新卒社員の早期戦力化支援
  • ◆社員定着率の圧倒的な改善

当社での役割

  • ◆当社社員の家族への感謝の手紙発送
  • ◆社内懇親会のお店探しと予約
  • ◆参加が楽しくなる会議の企画進行
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