#9
【Hatudai-Awa-odori】
今回のSomething H [aʃ]は、【Hatudai-Awa-odori】をテーマに書きます。Something H [aʃ]のテーマとしては、かなり強引な気もしますが、お付き合いください。なぜ、このようなテーマでコラムを書こうと思ったのか、それは、私が初台の住民だからという理由だけではありません。ずっと疑問でした。なぜ、東京では阿波踊りを開催する地域が多いのか。それも城西地域、中央線沿線に集中しているじゃないですか。それで、いい機会なので調べてみようと思ったわけです。
ちなみに、首都圏で定期的に阿波踊りを開催しているところは、最大規模の高円寺阿波踊り(杉並区)を筆頭に、大塚阿波踊り(豊島区)、神楽坂まつり(新宿区)かせい阿波踊り(中野区)板橋阿波踊り・成増阿波踊り(板橋区)、中村橋阿波踊り・きたまち阿波おどり(練馬区)、三軒茶屋阿波踊り・しもきた阿波おどり・経堂まつり(世田谷区)、品川納涼祭・後地阿波踊り(品川区)、中目黒夏まつり(目黒区)、糀谷阿波踊り(大田区)、久米川阿波踊り(東村山市)、小金井阿波踊り(小金井市)、三鷹阿波踊り(三鷹市)、吉祥寺阿波踊り(武蔵野市)、みんなの夏祭り(東久留米市)、西東京サマーフェスタ(田無市)、神奈川大和阿波おどり(神奈川県大和市)、相模原東林間サマーわぁ!ニバル(神奈川県相模原市)南越谷阿波おどり(埼玉県越谷市)、みさと阿波おどり(埼玉県三郷市)、新座阿波踊り(埼玉県新座市)、茂原七夕まつり(千葉県茂原市)、そしてわが街の初台阿波おどり(渋谷区)等、ざっと数えただけでも20以上もある。
やはり、東京だと西側、道路で言えば、甲州街道、鉄道ならJR中央線や小田急線の沿線が多いように思います。これは、やはりパイオニアである高円寺の力によるところが大きいようです。高円寺が始めたのを見て、近隣の地域が真似をした。そこに高円寺の方々が協力し、サポートしたのが普及の理由のようです。そう考えると、神奈川で盛んな大和の近隣の相模原、高円寺と並ぶ関東の阿波踊りどころである越谷の周辺の三郷や新座に普及しているのも同じ理由なのでしょう。
では、なぜ高円寺で阿波踊りが始まったのか?
高円寺の阿波踊りは、高円寺商店街の振興と氷川神社の祭礼の奉納のために始まったそうです。企画に携わったメンバーは、他の祭りと差のない平凡なアイデアを受け入れず、何とか独自性を出せないかと検討しました。高円寺は、商店街の道路幅が狭く、お祭りが出来るほどの大きな広場がなかったため、狭い道路を練り歩ける行進踊りに白羽の矢が立ちました。隣駅の阿佐ヶ谷では、仙台名物の「七夕祭り」を開催していたため、高円寺では阿波踊りをすることになったそうです。
ということで、私の積年の疑問は解消されました。
今回、お伝えしたかったのは、わからないことは、そのままにせず、調べてきちんと知識にしようということです。私たちは、兎角、仕事に関係ないものや興味関心の薄いものについて、無知を放置しがちです。これも、偏差値教育の弊害なのかもしれません。ただ、もう社会に出てかなりの年月が経つわけですから、偏差値の影響も受けていません。興味を持ったものに対して、純粋に知りたいという欲求を持ちたいものです。
※下記サイトもご覧ください。
日本初のレジリエンス研修専門サイト
>>>レジリエンス研修
弊社オウンドメディア
>>>マネジメントDX
動画マニュアル『Teachmebiz』の専用サイトはこちら。
>>>https://teachme.h-mbo.com/