#17
【Hagaki-ハガキ-】
6月に入り、雨こそ少ないもののスカッ晴れない日が続いていますね。関東甲信越では昨日6月10日に梅雨入りしたそうです。平年ですと、これから1ヶ月ちょっとの間、ジメジメした天気が続きます。また、私たちを取り巻く経営環境は梅雨入りというよりも、台風の真っ只中という感じですが、気持ちまでジメジメすることのないよう気張っていきましょう!
今回のSomething H は、【Hagaki-ハガキ-】をテーマに書きます。3月頃から、名刺を交換させていただいた方に、御礼のハガキを書くようにしています。始めた理由は、・・・・特にありません(笑)。これまでにも、初めて面会した方には、メールでは御礼の気持ちを伝えていました。強いてあげれば、他人と違うことをしたいと思ったからでしょうか・・・。ハガキを書くに当たって、これまでに頂戴したハガキをもう一度全部見直しました。そして、もらって嬉しかったものと特に感情を揺さぶられなかったものとの分類してみました。もらって嬉しかったものの共通点は、
・ 手書きのコメントがある
・ 読み手(=私)について言及している
の2つでした。どんなに凝ったデザインのハガキであったとしても、何も手を加えず、そのまま出されたものでは心を揺さぶられることはありません。また、手書きのコメントがあったとしても、誰にでも書いているであろうと推察できる決まり文句ではグッと来ないということもわかりました。自分の好きな言葉を書かれる方がいらっしゃいます。それはそれで個人的な興味を引くのですが、書き手のことよりも読み手(=私)について言及したものの方が気持ちがいいのです。(我が侭ですね:笑)
とりわけ、「小川さんから伺った○○の話はとても勉強になりました」というように会った時の私の話を引用されたりすると、「興味を持って、ちゃんと話を聞いていてくれたんだな」と最高にいい気分になることがわかりました。
ということで、私はハガキを書く時に、必ず上述の2点を意識するようにしています。手書きを貫くことは、それほど難しくありません。しかし、もらった人が読んでいい気持ちになるようなコメントを書くのはとても難しいことですね。これは、結局、ハガキを書く段階の話ではなく、会って話をしている時に、感受性という心のアンテナを隅々まで張り巡らせることができているかという問題だということに気づきました。
だから、もらった方が読んで気持ちのいいハガキを書くには、字の上手さや語彙の豊富さ以上に研ぎ澄まされた感受性が必要なんですね。考えてみれば当たり前のことですが、すごく大切なことに気づくことができました。これからも自分の凡事として継続していきたいと思います。(なるべくその日のうちに出すように心がけてはいますが、異業種交流会やセミナー等、一度にたくさんの方と名刺交換をさせていただいた場合には遅れることもあります、ご容赦ください(_○_))