株式会社アッシュ・マネジメント・コンサルティング

代表取締役パートナー小川晴寿のブログ

Something H

当社の社名でもあり、コンサルティングのコンセプトであるH(アッシュ)。
Humanity,Honest,Hospitality,Humor, Health,Hard,Historyの
7つのH以外にもHのつく言葉にこだわって、
いい会社づくりに役立つ情報を提供していきたいと思います。

#18

【Hug】

2009年7月3日

私事ですが、7月1日に無事40回目の誕生日を迎えました。男性の平均寿命がおよそ80歳ですから、ちょうど人生の半分を生きたことになります。日頃、子どもたちに【誕生日は生んでくれた人に「ありがとう」と言う日】と教えている手前、実行しないわけにもいかず、両親に近況報告と感謝のメールを打ちました。メールを使うことによるコミュニケーションの弊害が言われて久しいですが、こういう時はメールが役に立ちます。70近い両親がメールを使えるようになってくれて本当に良かったと思いました。

さて、今回のSomething H は、【Hug】をテーマに書きます。5月のコラムにも書きましたが、5月、6月の土日を使ってIE(=Instrumental Enrichment)という教育手法のワークショップを受講していました。このメソッドは、世界的に有名なイスラエルの教育心理学者、ルーヴェン・フォイヤーシュタイン教授が、発達障害を持った方の教育のために開発されたものです。日本でも2003年にNPOとしてフォイヤーシュタイン・ラーニング・センターが設立され、草の根レベルでの活動が広がりつつあります。

当社では、まず去年の暮れに平堀が受講しまし、IE-1のトレーナー資格を取りました。そして、平堀の「このメソッドは、小さい子ども持つ親が受けることで親子のコミュニケーションがより豊かなものになるはずだ。小川(息子8歳・娘5歳)、森尾(息子4歳)は絶対に受けたほうがいい」という強い薦めによって、今回、私と森尾の2名が参加することになりました。研修会場に行って、最初に驚いたのは男性が私たち2名だけだったことです。今回は総勢14名の受講者がいらっしゃったのですが、私たち以外は、みなさん“お母さん”でした。そして、その多くは、お子さんがダウン症等の発達障害を持っていました。みなさんの受講姿勢は素晴らしく、ただただ感服していました。先生の発言を一言一句メモに残したり、私や森尾が問題の解き方のアドバイスをすれば、それまでもキチンと書き留めていらっしゃいました。ご自身がお子さんに教える時の参考にするのだそうです。  お母さん達の原動力は、間違いなく子どもたちへの愛だと思います。少しでもいろいろなことを理解させてあげたい、もっとたくさんのことを伝えてあげたい、そんな気持ちで一杯だったんだろうと思います。このワークショップは、各日とも9:00から18:00まで、土日連続2日を3回と、子どもを持つ親にすればかなりハードなスケジュールで開催されました。離れて受講している間、恐らく、みなさん、心の中でわが子を【Hug】するような気持ちだったんだと思います。頭の中は、メソッドを理解すること、そしてそれをわが子にどのように教えたら最も有効かをイメージすることで100%という感じでした。(少なくても私にはそう見えました)そんな愛情溢れるみなさんに囲まれていると、私も帰って子どもたちを抱きしめたくなりました。(実際には、いきなり抱きしめて「うざい」とか「やめろ」とか言われてしまったのですが・・・(笑))

恥ずかしげもなく、思い切りわが子を【Hug】抱きしめられるのは後何年でしょうか。きっと上の子はアッという間に手もつながなくなるでしょう。だから、今、このタイミングでIEのメソッドを学習できたことは、本当に意味があったと思います。日頃、普通に生活していたのでは知り合うことすらない“お母さんたち”とも知り合いになれました。彼女たちの愛情に触れ、我が妻の子どもたちへの愛情を察する機会にもなりました。いろいろな意味でとても有意義な時間だったと思います。IEを紹介してくれた坡場美紀さん、受講を薦めてくれた平堀にも多謝です。  最後に、お母さんたちと話をしていて、我々が発達障害を持つ家庭と社会のパイプ役になることを望む声が強く聞かれたことを書き加えます。これでアッシュ・マネジメント・コンサルティングにはIE-1のトレーナーが3人になりました。折角、取った資格ですから、世の中の役に立てるように使っていきたいと思います。

※下記サイトもご覧ください。

日本初のレジリエンス研修専門サイト
>>>レジリエンス研修

弊社オウンドメディア
>>>マネジメントDX

動画マニュアル『Teachmebiz』の専用サイトはこちら。
>>>https://teachme.h-mbo.com/

 

代表取締役パートナー

小川 晴寿

Ogawa Haruhisa

小川 晴寿

1969年生まれ。千葉県出身。

経歴

経営コンサルティング会社に8年半勤務した後、ベンチャー企業の取締役として経営に参画。同社が3年で東証マザーズへ上場を果たす一翼を担う。その後、“やりがいを感じられる職場を1つでも多く増やしたい”という想いから、平堀と共にアッシュ・マネジメント・コンサルティングを設立。

コンサルティング・ポリシー

『1ミリの変化を心から喜ぶ』

支援実績(得意分野)

  • ◆経営者の想いをワクワクする言葉で表現する理念策定支援
  • ◆採用ビギナー企業に対する適正コストでの新卒採用支援
  • ◆自ら考える人材を育成するケーススタディ研修の開発
  • ◆評価制度の運用・定着を通じたマネジメントの仕組みづくり
  • ◆ミッションやバリューの浸透を促す人事評価制度策定支援

当社での役割

  • ◆社員が作成したドキュメントに対する厳しくもやさしい品質チェック
  • ◆個人が開発したナレッジを他のメンバーが使えるノウハウに標準化すること
  • ◆仕事に使えそうな流行りのエンタメ情報を社員に共有すること
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