#51
【High five】
私が高校2年生だった1986年、一本の衝撃的な映画が公開されました。
Top gun
同年の全米興行成績1位、日本でも1987年度の洋画配給収入1位の大ヒット。
主演のトム・クルーズはこのヒットをきっかけに一躍トップスターに駆け上がりました。
この映画、洋画&洋楽にまったく興味を示さなかった私が観たくらいなので、
日本中の若者が映画館に足を運び、日本の若者文化に多大な影響を与えます。
MA-1、レイバンのサングラス、GIカット、ケニー・ロギンスの主題歌『Danger Zone』 etc
みなさんは、何かはまったモノはありますか?
私が一番影響を受けたのは・・・・・・・・・・・ 【High five】でした!
【High five】とは【High touch】のことです。
【High touch】は完全な和製英語で、
英語では【High five】とか、【Give me five】と言います。
【Give me five】はAKB48の歌のタイトルにもなりましたね。
トム・クルーズ演じるマーベリックが、
ビーチバレーで得点を入れた後にチームメートと
頭上で一発、続けざまに腰下でもう一発、
パンパンとお互いの手と手を合わせるシーンが
あまりにもかっこよくて一瞬で虜になりました(^^)
そして、当時、部活でやっていたバスケットボールの中で、
どのシーンなら【High five】を取り入れられるのかをずっと考えていました。
フリースローを決めて仲間とパンパン、
速攻でランニングシュートを決めてベンチでパンパン、
スリーポイントシュートを決めて観客とパンパン。
今、思い出すと少し恥ずかしいですが、
そんなシーンを想像しては、一人でニタニタしてました。
そんな当時の名残りでしょうか、
我が家では、何かあると子どもたちと【High five】をする習慣があります。
テストで良い点を取った、徒競走で一位になった、
野球やサッカーで活躍をしたといったことから、
宿題が終わった、なぞなぞで正解をした、
大掃除をしていて強力な汚れが落ちた、晩飯の餃子を包み終わった等々。
少し話は変わって、先日Facebookにも書きましたが、
4月8日に、前職時代の仲間たちと
パラカップというハーフマラソンの大会に出場しました。
このパラカップの名物が沿道の声援と【High five】です。
フルマラソンに比べれば、それほどでもありませんが、ハーフマラソンもかなり疲れます。
そんな時、【High five】【Give me five!】って思うんです。
「あなたの五本の指からエネルギーを注入して~!」って感じでしょうか。
私が考える【High five】の良さはこんな感じ。
・ 自然と笑顔になる
→仏頂面の【High five】をイメージできますか?
・ 自然と上を向く
→下を向いていても良いことはありません、上を向いて歩きましょう
・ 知らない人とでも気楽にできる
→ハグだとこんなに簡単にはできないですよね?
・ カッコいい(日本人でも絵になる)
→スポーツの名場面は【High five】で溢れています!
・ ぬくもりを感じられる
→人間は仲間のぬくもりを感じたい生き物です
そして、何より【High five】をやった二人が『元気になる!!!』
よく考えてみると、本当に良いこと尽くめだな~。
家庭でも、職場でも、気楽に【High five】ができると
もっと×2、いい空気が作れるかもしれませんね。
差し当たって、我が家のミッションステートメントには
「嬉しい時には、家族みんなでハイ・タッチ」を加えようと思います(^^)
※このコラムは、気分を盛り上げるためにケニー・ロギンスのDANGER ZONEを聴きながら書きました。
ご容赦ください。
東日本大震災の被害状況(4月4日現在/警視庁調べ)
死者:15,856人/行方不明者:3,084人/避難者:344,345人