#116
Holdout -抵抗ー
10月スタートの秋ドラマが中盤を迎えました。
11月13日時点の平均視聴率上位は以下のようになっています。
1位 ドクターX 19.92%(第5話まで放送終了)
2位 陸王 14.57%(第5話まで放送終了)
3位 奥様は、取り扱い注意 12.26%(第6話まで放送終了)
「私、失敗しないので」の決め台詞で有名なドクターXのトップは鉄板のようです。
ただ、私は見ていません(笑)
今回の秋ドラマで私が続けて見ているのは、
コウノドリ
先に生まれただけの僕
陸王
の3つ。市議会が舞台の政治ドラマ『民衆の敵』も「時間が合えば…」という感じです。
中でも、意外と面白いのが嵐・櫻井翔さんが主演の『先に生まれただけの僕』です。
◆
『先に生まれただけの僕』は、
やり手の商社マンだった櫻井翔が、自分の派閥のトップだった専務の失脚によって
偏差値40で経営の傾いている系列の私立高校へ校長として左遷され、
経営の立て直しを命じられる話です。
学校が舞台ではありますが、
学園ドラマというよりは、組織開発のコンサルティングがテーマのドラマ。
経営者やコンサルタントを職業にしている人は見ていて面白いと思います。
◆
結果を出せない、ダメな組織を変えていく過程で必ず起こるのが、
既存の抵抗勢力との衝突。
私も今の会社で約11年、組織開発・組織活性のコンサルティングに取り組んできましたが、
会社が良くなっていく過程で、必ずと言っていいほど抵抗勢力が出現し、辞めていきます。
私もそれは止めませんし、
経営者にも留意しないように助言をします。
もちろん、はじめから突き放したりはしません。
こちらの考えを丁寧に伝え、どう変わってほしいのか、期待を込めて話します。
それでも変われない人、変われないどころか改革の足を引っ張ろうする人は
袂を分かつ覚悟が必要。
◆
このドラマに登場した最初の抵抗勢力は、木下ほうかさん演じる数学教師。
コイツの授業に何の工夫もしないだけでなく、生徒が寝てても一切注意せず、
住宅ローンの支払いが厳しいからと予備校でダブルワークもしていて、
職員会議も時間になると「予備校の授業がある」と言って、とっとと切り上げてしまう人物。
櫻井君は彼を校長室に呼び出し、
「学校の改革に協力するか、予備校へ転職するか」を迫り、
ほうかさんはあっさり予備校へ転職してしまいます。
櫻井君の対応で素晴らしかったのは、
ほうかさんの転職先、しかも今より給料が上がる仕事を、
自らの人脈の中で用意しておいたこと。
抵抗勢力のダメな部分だけを殊更あげつらって、
変革か退職かを迫るのは、相手も感情的になる可能性が大です。
そうならないためには、
相手の望みを叶える(=気持ちよく辞めてもらう)度量の大きさも必要だと言えます。
◆
もしかすると、ほうかさん演じる数学教師は、
予備校で人気講師になるかも知れません。
彼がダメだというのではなく、
今の学校には、彼の考え方やワークスタイルが合わないだけなのかも知れません。
だから、彼を否定し、切り捨てるのではなく、彼の特長が生かされる道を用意する、
そうすることが残るメンバーへの配慮にも繋がります。
また、このシーンには、
抵抗勢力の排除という後ろ向きな仕事は早々に片づけ、
組織の改革にこそエネルギーを注ぐべき、という意味合いもあるでしょう。
◆
このドラマを見ていて、もう一つ感じたことがあります。
それはアイドルとしての賞味期限と30代中盤以降のポジショニング。
嵐のメンバーも全員が30代中盤に差し掛かってきて、
いつまでも月9で恋愛ドラマに出ている場合じゃないのでしょう。
(実際、月9はSMAPでも嵐でもなく、山Pが出ている時の視聴率がいい)
嵐を使ったドラマの割に視聴率はイマイチで、
話の通じる人も少ないのが残念ですが、
これからも櫻井校長の活躍に注目していきたいと思います。
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