株式会社アッシュ・マネジメント・コンサルティング

代表取締役パートナー小川晴寿のブログ

Something H

当社の社名でもあり、コンサルティングのコンセプトであるH(アッシュ)。
Humanity,Honest,Hospitality,Humor, Health,Hard,Historyの
7つのH以外にもHのつく言葉にこだわって、
いい会社づくりに役立つ情報を提供していきたいと思います。

#159

二十歳の君へ

2021年6月30日

その昔、『ビジネスマンの父から息子への30通の手紙』という本を
父の本棚で見つけました。
この本が発刊されたのは1987年なので、
おそらく、私は高校三年から浪人中だったはずです。

父は、口数は少なかったものの、機会があれば、私や弟に対して、
人生において大切にすべきことを伝えようとするタイプの人でした。
だから、父の書斎で同書を見つけた時は、深く感銘を受け、
いつかは同じように執筆をしたいのだろうということは
容易に想像できました。

時は流れて、2008年。
父は、『父より二人の息子へ贈る39通の手紙』というタイトルの本を
自費で出版し、私たちにプレゼントしてくれました。
ベストセラー作家のように読みやすい文章ではありませんが、
まじめで、実直な父らしさの溢れるこの本は、以来、私の本棚に鎮座しています。

父の書籍出版から、さらに時が流れること13年。
2021年6月に、愚息が二十歳の誕生日を迎えました。

「血は争えない」とはこのことでしょうか。
息子の誕生日をキッカケに、彼に向けてメッセージを残したい衝動にかられました。
流石に、自費出版するほどの経済的余裕と情熱はありませんが、
今回のコラムは、二十歳になった息子をはじめ、
全国の若者に齢50を超えたロートルが伝えたいメッセージを書き記したいと思います。

かなりプライベートな文章ですが、最後までお付き合いいただければ幸いです。

+++<二十歳になった君へ伝えたい20のこと>+++

 

1. 本を読みなさい

インプットを増やさなければ、アウトプットが変わらない。
アウトプットが変わらないということは、
給料が安くなることはあっても、高くなることはない。
読書はインプットを増やす手っ取り早く、効果的な方法なんだ。
YouTubeを否定する気はないが、物事の概要や骨格を学ぶには
読書に一日の長がある。
また、いい文章に触れることで、君の文章表現はより豊かにもなる。
これは動画では身につかない。
読書習慣は、君の今後の社会人としての価値を大きく左右すると断言できる。

 

2. 異国へ旅をしなさい

世界は広い。そして、繋がっている。
新型コロナウィルスの世界的な感染で、その事実はイヤというほど思い知らされたはず。
世界を感じるには旅が一番だ。
海外へ行くと、日本よりも教育制度が整っていない国の若者が
3か国語、4か国語を身につけている様子に驚いたり、
日本ではお目にかかれないデザインに触れたり、
日本で都市伝説のように語られている文化的背景の理由を知れたり、
とにかく刺激を受けることが多い。
こういう刺激を受け止め、自分に何ができるのかを考えられるようになってほしい。

 

3. 言葉を紡ぎなさい

どんなにデジタルツールが発達しても、
言葉を紡ぐという作業がなくなることはないと思う。
自分の言葉でできる人は強力な武器を持っているのに等しい。
でも、日頃、言葉を紡いでない人が、急に上手な文章を書けるようになることはない。
だから、日記でも、ブログでも、SNSでも構わないから、
自分の意見や考えを自分の言葉で書き記してもらいたい。
君を筆頭に、この作業を億劫がる若者が多いが、
そういう人が大人になってどんな苦労をしているのか、私はたくさん見てきた。
だから、今、自分の言葉を紡いでもらいたい。

 

4. 好きな言葉を見つけなさい

「先義後利」「あきらめたらそこで試合終了」「努力は夢中に勝てない」
「やりたいことよりも上手にできることの方が仕事には向いている」
「辛いは幸せの一つ手前」「結局最後は上手くいく」
「Give & Give & Give, This is our happiness.」
「人間が想像できることは、人間が必ず実現できる」
私には自分の気持ちを奮い立たせたい時、進むべき道に迷った時、
優しくなりたい時などに思い出す、お気に入りの言葉がたくさんある。
ここに書いたものは、ほんの一部だ。
そういうお守りのような言葉をたくさん持っていると、
迷っている時間を減らし、自信を持って行動に移ることができる。
だから、君にもお気に入りの言葉をたくさん見つけてもらいたい。

 

5. 恋愛はいいもんだ

君は口を開くと「付き合うのは面倒だ」と言うが、恋愛はいいものだ。
これは断言できる。
人が人を想う気持ちは、何かを頑張る原動力になるんだ。
自分のためには頑張れない人でも、好きな人のためなら頑張れる。
そんな体験を君にもしてもらいたい。
ドキドキしたり、ハラハラしたり、涙を流したり、悔しい思いをしたり、
苛立ったり、やさしく温かい気持ちになったり、
人生を豊かにする人間らしい気持ちは恋愛をすると体験できるよ。
そして、それはいい思い出となり、君を人間として成長させる。

 

6. お金と時間の使い方には人格が現れるよ

お金と時間は、その人が大切だと思っているものに費やされる。
反対に、どうでもいいと思っているものには一切費やされることはない。
今の君を見ていると、それが良く分かる。
大学一年で取るべき単位を取り損ねた君は、去年が嘘のように
休日でも、バスケットの練習の後でも友人と課題に勤しんでいる。
君にとって、大学の授業の優先順位が高まった証拠だね。
だから、他人が何に時間とお金を使っているのかを観察していると、
その人のことが良く分かってくる。
反対に、君のお金と時間の使い方も周囲から見られていると思っておくように。
これは変な性格診断よりも的確にわかる。

 

7. まずは上位20%を目指しなさい

何事も一番でなければ意味がないという人がいるけれど、
私はそんなことはないと思っている。
私が意識していたのは、上位20%に入ること。
上位20%に入って余力があるようなら、さらに上を目指せばいい。
上位20%に入っておけば、そこそこ高い評価を得られるし、
たいていのチャンスは巡ってくる。
そして、上位20%の威力はそれを掛け算した時に現れる。
勉強とスポーツの両方で上位20%に入っている人は、
計算上20%×20%=4%となり、100人中4人しかいない希少な存在になる。
さらに美術や書道などの芸術系科目で上位20%に入ると0.8%。
スーパーマンや神童ではないけれど、一目置かれる存在になる。
まずは、上位20%を目指してごらん。

 

8. キャリアは掛け算

君の父は経営コンサルタントだ。
経営コンサルタントが日本に何人いるのかはわからないが、
会計士や社労士などの士業を含め、コンサルタント的な仕事をしている人は、
数十万人はいると思う。
そういう中で、何とか仕事を続けてこられているのは、
掛け算でキャリアを考え、自分の存在価値を高めてきたからだ。
詳細は直接話すが、
「採用支援×中小企業」「人材育成×上場経験」「外食企業×中国経験」
と自分の経験を掛け算で考え、その価値を尖らせてきた。
1つだけなら君の父は大したことはない。
しかし、掛け算すると意外と希少価値の存在となる。
先述した上位20%理論にも共通するが、
一定水準以上のパフォーマンスを発揮できる分野があり、それを掛け算できると
人の可能性はグンと広がることを覚えておいてほしい。

 

9. 自分の頭で考えよう

君が生きる21世紀は本当に便利だね。秒で必要な情報へアクセスできる。
日頃、君はどんな情報にアクセスしているのだろうか。
一つ心配していることがある。それは、君が答えを検索していないかということ。
誰かの答えを参考にすることは否定しない。
ただ、答えはいつでも自分の頭で考えたもの、考え抜いたものでなければならない。
答えっぽいもののコピー&ペーストは、楽チンだけど、
君の成長する機会を奪われているという自覚が必要だ。
人生において本当に大切な問いの回答は、ネット検索をしても絶対に見つからない。
進学も、就職も、結婚も、最後は自分で答えを出すしかない。
だから、自分の頭で考える、考え抜く、それを自分に課しなさい。

 

10. 自分の人生を生きなさい

君の人生を歩けるのは君だけだ。
でもね、若い人に限らず、自分の人生を生きていない人は意外に多い。
「世間体」や「なんとなく」で進学をしたり、働く会社を決めたりしている。
斯く言う君の父も学びたい学問があって大学を選んだわけではない。
「私立文系なんてどこも同じ」という考えで入れる大学に潜り込んだ口だ。
だから偉そうなことは言えない。
自分の人生を生きていると胸を張って言えるのは、社会人になってからかな。
この人生が好きで、楽しくて、生きていると言える。
もちろん、大変だと思うこともあるが、
自分で決めたことだから誰かのせいにすることもない。
人生は一度だ、自分が幸せになれると思う人生を、自分で選んで歩いていきなさい。

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「20のこと」を書くつもりで、書き綴ってきましたが、
すでに3500文字を越え、長編大作の様相を呈してきたので、
続きは来月に持ち越したいと思います。

まだ、半分ですが、我が子に伝えたいことは、たくさんあるものですね。
父が本を書きたくなった気持ちが少しわかった気がします。

今月も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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代表取締役パートナー

小川 晴寿

Ogawa Haruhisa

小川 晴寿

1969年生まれ。千葉県出身。

経歴

経営コンサルティング会社に8年半勤務した後、ベンチャー企業の取締役として経営に参画。同社が3年で東証マザーズへ上場を果たす一翼を担う。その後、“やりがいを感じられる職場を1つでも多く増やしたい”という想いから、平堀と共にアッシュ・マネジメント・コンサルティングを設立。

コンサルティング・ポリシー

『1ミリの変化を心から喜ぶ』

コンサルティング実績(得意分野)

  • ◆経営者の想いをワクワクする言葉で表現する理念策定支援
  • ◆採用ビギナー企業に対する適正コストでの新卒採用支援
  • ◆自ら考える人材を育成するケーススタディ研修の開発
  • ◆評価制度の運用・定着を通じたマネジメントの仕組みづくり

当社での役割

  • ◆辻を一流のコンサルタントにするために、ビシビシ教育すること
  • ◆イベントや制度のユニークなネーミング
  • ◆平堀が出したアイデアを実現可能なレベルにブレークダウンすること
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