#168
掛け算思考
みなさんは、エクストリーム・アイロニングをご存じでしょうか?
山の斜面やカヌーの上、スノーボードやスキューバーダイビングをしながら
アイロン台を広げて服にアイロンを掛けるというエクストリーム・スポーツです。
エクストリーム・スポーツと言うと
スノーボードのハーフパイプやBMXなどを思い浮かべますが、
実際にやっている様子を見ると、かなり微妙です↓↓↓
https://www.youtube.com/watch?v=sfXqJ5WYPp8
◆
今回、エクストリーム・アイロニングを取り上げたのは、
ここに『アイデア』の本質があると考えたからです。
私が社会人になってから読んだ本の中で、バイブルとなっている1冊に
ジェームス・W・ヤングの『アイデアのつくり方』があります。
この本の概要は、以下の通り。
1)アイデアをつくる原理原則は2つある
・第1に、アイデアとは既存の概念の新しい組み合わせであるということ
・第2に、新しい組み合わせを作り出す能力は物事の関連性を見つけ出す力に
依存するということ
2) アイデアつくるためには、次の5つの段階を欠かさず踏まなければならない
第1段階:情報を収集する
第2段階:情報の組み合わせを考える
第3段階:思考を止める
第4段階:アイデアがひらめく
第5段階:アイデアを実現可能なものに磨き上げる
※だいぶ前の記憶なので表現が正確でない可能性がありますが、ご容赦ください。
◆
私が最も感銘を受けたのは、
アイデアをつくるための原理原則の1つ目なんです。
それまで、アイデアを出す人は、
圧倒的な知識と生まれ持ったアイデアを生み出すための才能を持っており、
これまでにない斬新なアイデアを生み出しているものだとカン違いしていました。
しかし、実際はそうではなく、
既存の概念を組み合わせて発想しているに過ぎない。
ただ、組み合わせの時に、自分の頭の中で
「この組み合わせはないな」
「こんな意見を言ったら笑われるな」
とバイアスをかけず、
「みんなを笑わしてやろう」
「みんながどうせ無理だといったらブルーオーシャンだな」
とワクワクしながら発想しているんですよね。
その真理に気づいて以来、アイデアをつくることが一層好きになりました。
◆
翻って、冒頭のエクストリーム・アイロニング。
< エクストリーム・スポーツ × アイロン >という掛け算。
エクストリーム・スポーツも、アイロンも既知の概念。
それを組み合わせたアイデア。
最初に発言した人は、さぞバカにされ、笑われたことだろう。
しかし、今では世界中に愛好家のいるスポーツとなっています。
Wikipediaの受け売りですが、
オリンピックで5大会連続で金メダルを獲得したスティーヴ・レッドグレーヴ(英・ボート選手)が、
「すばらしいスポーツだ。少し変わったところがいくつかあるけれど、
あと数年もすればボート競技がオリンピックからはずされて、
エクストリーム・アイロニングが入るかもしれないよ!」と、
エクストリーム・アイロニングをオリンピック競技にした方がいいと
コメントしたという話もあるようです。
仕事をしていると、アイデアが欲しくなる時があると思います。
そんな時は、アイデアとは既存の概念の新しい組み合わせにすぎない
という原則を思い出し、もっと自由に、もっと大胆に発想してみましょう!
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