#170
仕事探しに必要な「好き」
5月22日に人生で10回目の100kmマラソンに挑戦し、
4回目の完走をしました。
今回は、特急のプロジェクトを2つ同時に抱えていたのと
走り込みをしようと目論んでいたGWに
謎の足指の腫れ(※十中八九、痛風の発作だがそうは言いたくない)に見舞われ、
満足な練習ができない中でのレースでしたが、
会社のメンバーやその家族の応援もあって何とか完走をすることができました。
◆
100kmマラソンに挑戦している、
そのための練習として山手線一周走、秦野~渋谷までの60km走をする、
という話をすると、話を聞いていただいた方から
「なぜ、そんな大変なことができるのですか?」と質問をいただくことがあります。
走っている時は苦しいし、走った後の筋肉痛は最悪だし、
何でこんなことを続けているのか、自分でも上手く答えられないのですが、
続けていることは事実です。
◆
上手く答えられないなりに回答をひねり出そうとすると
頭を思い浮かんでくるのは「好き」という言葉。
しかし、この「好き」は、
私は映画を見るのが「好き」です、私は焼肉が「好き」です、
という文脈に使われる「好き」とはだいぶ異なります。
何が違うのだろうか…
◆
私がウルトラマラソンに対して使う「好き」は、
それに付随する苦しみや面倒もひっくるめて
すべて「好き」なのだろうと思います。
そして、これこそが「本当の好き」なのではないでしょうか。
映画を見るのは好きだけど、
公開早々に混んでいる映画館に行くのは面倒くさい、
自分の都合に合わせてNETFLIXやAmazonプライムで見れば十分、
という「映画好き」は、
映画が好きなのではなく、
心揺さぶられるストーリーが好きなのかも知れないし、
贔屓の俳優さんの演技が好きなのかも知れない。
少なくとも私はそうです。
その証拠に混んでいる映画館へは行きません(笑)
◆
そして、この「好き」の違いは、仕事にも当てはめることができます。
好きなことを仕事にすると長続きする、幸せになれる、
という考え方がありますが、
この時の「好き」が
私でいうところの「ウルトラマラソン」を好きなのか、
はたまた「映画」を好きなのか、
という捉え違いをしてしまうと、
好きを仕事にしたはずなのに苦しむことになってしまうのではないでしょうか。
◆
仕事探しに必要な本当の好きとは、
苦しいこともある、面倒くさいことも多い。
時にはお金もかかるし、時間も奪われる。
周囲からは「なぜ、そんなことをやるの?」「なぜ、そこまでやるの?」
と不思議がられる。
それでも、やらずにはいられない
そんな感情をいうのだろうと思うわけです。
そんな感情を抱かせてくれる仕事を人は天職と呼ぶのでしょうね。
そう考えると、私にとって、今の仕事は天職なんだろうと思います。
何せ1円にもならない文章を4時に起きて、嬉々と描いているのですから(笑)
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