#172
53歳、父の生き様を想う
今月で53歳になりました。
サザエさんの波平(設定年齢54歳)まで、あと1年。
同級生である橋下徹さんや桜井和寿さんに負けないように
53歳も充実した年にしていきます。
◆
つい先日、妻が二人で外食を楽しんでいる時に
「自分が死ぬ時に“いい人生だったな”と思える人生が、幸せな人生だよね」
という話をしてきました。
(決して彼女に死期が迫っているとかそういうことではありませんのでご安心ください)
それを聞いて、私は、
「そうなんだけど死ぬ時には、ほとんどの人が
自分の人生を肯定するんじゃないか」
という考えが頭を過ぎりました。
そして、
「死ぬ時の感じ方も大切だけれど、
生きている時に、他人から見て幸せそうにしている人、
今、この瞬間に“いい人生だ”と人生を肯定できる人が
真に幸せなんじゃないかな」
と妻に答えます。
そして、この時、
私の頭の中には、父の顔が浮かんでいました。
◆
私から見て、父はいつも幸せそうに見えます。
面と向かって尋ねたことはありませんが、
恐らく「今、幸せ?」と訊けば、
元々糸くらいしかない細い目を一層細めて、
微笑みながら「幸せだ」と答えるでしょう。
私がそんなことを思い描きながら、話をしていたら、
妻が「義父さんって、そんなイメージだよね」と返答をしてきました。
妻から見ても、父はそう見えるんだなぁと
自分にとって大切な人である父が、
同じく大切な妻にそう認められていることを知り、
とても嬉しくなりました。
◆
私の父は、1939年に
千葉県木更津市で海苔漁師を営む家の三男として生まれました。
実家は長兄が継ぐことが決まっていたため、
高校を卒業してすぐに上京し、鞄屋の営業マンとして就職します。
そこで数年働いた後、都内の某信用金庫に転職。
高卒であり、学歴に目を見張るものはありませんでしたが、
座右の銘である「継続は力なり」を地で行くタイプの努力家で
支店長、本店の部長等の役職を経て、最終的には理事長となり、
69歳で理事長を退任した後も顧問として70代半ばまで仕事しました。
引退後は、自らの意思で放送大学へ通い、
勉強の傍らで同じような境遇にいらっしゃる仲間との交遊を深め、
イマドキの言葉でいうところの“サード・プレイス”を作ることに
余念がありません。
その他にも、地元船橋に貢献したいと、
市の歴史や観光名所についてガイドができるように学ぶ講座に参加したり、
地域力研究所という一般社団法人のメンバーに名を連ね、
空き家の再利用など、地域資源の再構築と価値創造に尽力しています。
ご近所さんとの交流にも積極的で、
80歳を超えた今でも、一緒に旅行に行ったり、
カラオケをやったり、お酒を嗜んだりしています。
◆
父は、妻である母や私たち子どもに多くを求めず、
自分の価値観を押し付けず、
自分でコントロールできるものにエネルギーを集中させ、
常に「自分の人生」を生きている、そんな気がします。
悔しい過去も1つや2つではないでしょうが、
過去に引きずられることは最小限に留め、
未来のために「今、ここ」を大切に生きる。
言うは易く行うは難し。
53歳にはなりましたが、歳を重ねただけで雑念の多い私には、
到底真似のできない生き方。
でも、いつかは父の様になりたい。
そして、願わくば、
我が子にそういう生き方の大切さを言葉ではなく、
生き様で伝えたいと思います。
◆
そんなことを考えていたら、
妻が「あなたも、割と今を幸せそうに生きている方だと思うよ。
義父さんと比べたら足元にも及ばないけどね(笑)」
と言ってくれました。
このコラムを書いている今日(7月29日)は、父の83回目の誕生日。
きっと、今日も「今・ここ」にエネルギーを集中させて、
幸せに過ごすことでしょう。
お父さん、誕生日おめでとうございます。
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