#188
実は、1番人気のコミュニケーション力が一番ズレます
秋の訪れと共に各社の25新卒採用が本格化してきました。
外資系コンサルティング会社や大手広告代理店等、
学生に人気のある業界に属する企業では、
早期選考をしている学生に対して内定を出し始めているようです。
しかし、多くの企業の本番はこれからでしょう。
なので、今日は選考について役に立つお話をしようと思います。
※すでにできている企業にとっては「当たり前」の話なのでスルーしてください。
◆
少し古いデータになりますが、
2018年に経団連が実施した「新卒採用に関するアンケート調査」では、
選考にあたって重視したい資質・能力において、
「コミュニケーション能力」が82.4%と最も高く、16年連続で1位でした。
採用のご支援をスタートする際に、
我々も支援先企業に「求める人物像」をインタビューするのですが、
そこでも「コミュニケーション能力」は断然の1番人気です。
経団連のアンケートでは、2位以下に
主体性:64.3%
チャレンジ精神:48.9%
協調性:47.0%
誠実性:43.4%
と続きます。
「学力」や「論理的思考力」「地頭の良さ」などが、
ベスト5に顔を出さないことに多少の違和感は覚えるものの
順当な結果かなと思うところです。
◆
私が問題だと感じるのは、
各社がこれらの資質や能力をきちんと定義することなく、
“なんとなく“評価している点にあります。
この定義づけにおいて、人による解釈のズレが最も大きいのが、
「コミュニケーション能力」なんですね。
きちんとインタビューすると、同じ企業の人であってもさまざまな答えが返ってきます。
ある人は、
●わかりやすく話をする力
と答えてくれました。別の方は、
●他人の話を聞く力
を重視していると言います。また、別の方は、
●相手の気持ちを察し、寄り添う力
がウチの仕事では重要だと力説してくれました。
どれも間違いではありません。
大切なのは、企業の中で見解(=定義)を統一することであり、
統一した見解に基づいた選考方法を確立することです。
◆
面倒ですが、これをやっておかないと、
採用時にエラーが多発してしまいます。
Aさんの基準でコミュニケーション能力が高いと判断した人材が、
入社後にBさんからコミュニケーション能力の至らなさを指摘される、
等ということが起こってしまい、
それがモチベーションの低下や早期退職の遠因になることも…。
また、
「ウチには能力の高い人材なんて応募してこないんだよ。だからあまりこだわりません」
と仰る経営者の中に、入社後、新入社員へ過剰に高い要求をされる方もいます。
本当にこだわらないのであればいいのですが、ご自身の価値観が許さないのでしょう。
資質や能力の定義づけは、企業と人材の双方が不幸にならないために
絶対にやっておくべき採用関連タスクだと心得ましょう。
必要ならいつでもご相談に乗らせていただきますので、ご連絡ください。
◆
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