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できることをやり切る
2007年を象徴する漢字として、“偽”が取り上げられましたが、今年も、残念ながら似たような事故が続いています。この類の問題は、各企業が未然防止活動を徹底することで、発生をゼロにしなければなりませんが、事後対応にもたつき、問題をさらに大きくしてしまう例が、後を絶ちません。そんなさなか、偶然ではあったのですが、冷凍餃子事故が発生した翌日に、とある生協さんで打ち合わせをしました。もちろんこのことが話題になりました。生協の職員さんが総力を挙げ、我々消費者(組合員)への確認電話、自宅訪問をされている姿を目の当たりにし、問題に真正面から立ち向かうことが誠実さの第一歩なのだということを再認識させていただきました。責任者の方は、「今できることは、やらなければならないことは、事故の拡大を防ぐことなので、該当商品を購入されたお客様一人ひとりに連絡させていただいています」とおっしゃっていました。
そこで、“今月のちょっといい話”を、“できることをやり切る”とさせていただきました。対策立案に時間をかけ過ぎ、肝心の行動が遅れる。ひどい時には考え倒れで行動に結びつかないこともよくある話です。自分にできることを地道にやり切る、そんな人とお付き合いし、応援したいと思うのは私だけではないはずです。みなさんは如何でしょうか。