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「モチベーション3.0って何だろう」
◆カネに基づく成果主義は創造性を破壊してしまう。人間のやる気を引き出すには、金銭的な報酬以外のものが必要となっている。それが、“モチベーション3.0”であると、ダニエル・ピンク氏が提唱し、今、各企業から注目されている。
◆人間を突き動かす動機づけには、3つの段階があり、“モチベーション1.0”は、生きていくため、生活していくためには働かなければならない、という仕事への動機づけ。“モチベーション2.0”は、成果を出すことで地位や名誉を得られる、という仕事への動機づけ。“モチベーション3.0”は、自分のやりたい仕事に自発的に取り組むことでワクワク感を得る、という仕事への動機づけに分けられる。
◆噛み砕くと、義務感で仕事をするのが、“モチベーション1.0”。従って、仕事を嫌々しょうがなくやっている。次に、責任感で仕事をするのが、“モチベーション2.0”。与えられた目標を達成しなければ社会人としての存在価値を果たせないという意識で仕事をしている。そして、社会の役に立ちたい、みんなに(顧客に)喜んでもらいたいという自発性で仕事をするのが、“モチベーション3.0”。
◆営業に置き換えると、ノルマを果たさなければ叱られるという意識レベルが、“モチベーション1.0”。営業は与えられた目標を達成するのは当然の職務だという意識レベルが、“モチベーション2.0”。お客様に喜んでもらいたいという意識レベルが、“モチベーション3.0”。
◆“モチベーション3.0”の動機づけで仕事をしている人が創造性を発揮するのは当然である。他者に喜んでもらいたい。アッと驚いてもらいたい。感動してもらいたいという意識が創造性の源になっているのだから。
◆想像してみよう。義務感や責任感で、誕生日プレゼントをもらった時のことを。そこには幸福感は芽生えない。
◆想像してみよう。喜んでもらおうという意識で仕事をしている時の自分を。そして、自分のした行為(仕事)によって、他者に喜んでいただいた時のことを。
◆“モチベーション3.0”の動機づけで仕事をするのは、誰もが体験積みだし、誰もが実施したことがある。今まで仕事をしてきて、自分が最も充実した瞬間をモチベーションの拠り所にすればいいのである。
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