株式会社アッシュ・マネジメント・コンサルティング

代表取締役パートナー平堀剛のブログ

Hot Willerへのエール

Hot Willerとは「独自の志を持ち、その実現に向けた活動を
実直に続けている人」を表す当社の造語です。そういう方々に向けた
応援メッセージを贈りたいという想いで毎月書いています。

#144

嫁姑問題解決の救世主

2020年3月30日

突然ですが、結婚されている方々への質問です。

あなたは、ご両親と同居していますか?

Yesと答える方は、どのくらいになるのでしょうか。
この問いに対する確からしいデータが見当たりませんが、
首都圏での同居率は10%未満なのではないでしょうか。
兎に角、同居が少数派であるのは間違いない事実でしょう。

このような環境下で、
我々夫婦は、結婚して5年が経過した時から同居がスタートしたので、
同居年数は、今年で27年間になります。

同居生活では、ご多分に漏れず、嫁姑問題が。
特に父が他界して母が一人になってから、問題が顕在化してきました。

この類の問題は、当事者間での話し合いというレベルの対策では、なかなか解決できない。
だから、同居する家族が減ったのだと私は推察しています。

ここ数年、妻も母も私にため息を吐く機会が増え、
双方に溜まっている鬱憤の大きさが露わになってきていました。

どうしたものか私なりに考え母に、
「一人暮らしの方が、嫁からのストレスから解放されるだけではなく、
家事をこなすことが運動になり、健康にもいい」というように、
取ってつけたような理由で別居を提案したこともあるのですが、
母からは,「私を追い出す気」と、取りつく島もない反応が返ってきました。

このように打開策が見いだせないまま、時が経過する日々。
そんな最中に、信じられないような提案が上がってきました。

その発案者は、我が娘。

彼女は、昨年6月に国際結婚し、今年の8月に第一子が生まれます。

つわりが重いため、昨年末から当家に帰ってくる機会が増え、
産休に入る6月までには当家の近隣に引っ越し、出産準備に入るとの計画を立てていました。

この流れの中で、娘が提案してきたのは、

「私たち、おばあちゃんと同居したいんだけど」
「・・・?」

しばらく、反応できない、私と妻。

娘の言っている意味が、まったくわからないという表情で、妻は、私の顔を見る。

そんな時間が数分経過してから、私から、娘に、
「なんで、そんなことを考えたの?今は、親との同居もしない時代なのに、
おばあちゃんと暮らすというライフスタイルなんて、昔でも、見たことも聞いたこともないよ」
と尋ねると、

「私たち夫婦は、今から5年後には、夫の国(インドネシア)に移住することを決めています。
なので、おばあちゃんと生活できるのも限られた時間しかない。
子どもが生まれたら、おばあちゃんに家事も手伝ってもらえて助かるし、
何よりも、おばあちゃん、お母さんには、もっともっと自分らしく時を過ごし、
人生を謳歌してもらいたい。
『嫁が』とか、『おばあちゃんが』とか、お互いが不満を持って生活する、
そんなわだかまりから解放された生活を、二人には送ってもらいたいの」
と、娘は答えました。

この提案から、2カ月が経過した3月28日(土)、
母が当家を離れ、娘夫婦との同居生活がスタートしました。

一夜明けた朝、娘婿から私宛にLINE動画が送られてきました。
そこには、母が娘と一緒に味噌汁を作っている様子が映っていました。

LINEを送ってきた娘婿。彼も、この提案の発案者。
娘婿の承諾がなければ、娘の提案は実現しないのですから。

娘が信じられない度を100としたら、娘婿の信じられない度は1000。
100、1000の基準は、私の信じられない度を1として算出しました。

コラムを書いているのは、3月29日午前8時。
窓の外を見ると、季節外れの雪が。

私にとって、忘れられない朝になりました。

 

追記

今朝のかみさんですが、娘の新居に食材や調味料などがないことを気にしていて、
雪をものともせずに差し入れに向かいました。

きっと、母のことも気づかってくれての行動なのだと思います。
そういう意味では、かみさんの信じられない度も10。

結局、母との同居がストレスの源になったり、
思いやりの発揮のしどころになったりしているのですね。

両親との同居はお勧めできませんが、
人間関係の根本に触れる(本物の人間関係の実践学習を積む)という意味では
ありなのかもしれません。

 

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代表取締役パートナー

平堀 剛

Hirabori Tsuyoshi

平堀 剛

1961年生まれ。東京都出身。

経歴

大学卒業後、電機メーカーに就職。先端技術の開発に汗を流すエンジニアを目の当たりにし、自分も何かをしたいと一念発起。学生時代からの夢、事業家(経営のプロ)を志しコンサルティング会社に転職。数多くの業界の経営実務に携わり上場(マザーズ)も経験した後に、小川とともに当社を起業。

コンサルティング・ポリシー

『本当の楽しみは、苦しみを乗り越えた者のみが味わえる』

支援実績(得意分野)

  • ◆目標達成に執着する管理者の養成
  • ◆顧客を愛顧客にする営業パーソンの育成
  • ◆中途・新卒社員の早期戦力化支援
  • ◆社員定着率の圧倒的な改善

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