株式会社アッシュ・マネジメント・コンサルティング

代表取締役パートナー平堀剛のブログ

Hot Willerへのエール

Hot Willerとは「独自の志を持ち、その実現に向けた活動を
実直に続けている人」を表す当社の造語です。そういう方々に向けた
応援メッセージを贈りたいという想いで毎月書いています。

#123

記録分析は自分の思いを変える

2018年6月11日

今年の初めに出場を決めた3連発のウルトラマラソンを、先日、無事に終えることができた。
参加したレースの結果は、以下の通り。
3月:南房総みちくさウルトラマラソン100km。(61km地点でリタイア)
5月:山口萩往還マラニック140km。(完走)
6月:柴又~東京⇔埼玉⇔茨城の道100km。(完走)

3月末の大会は、5月の超ロングレースの山口萩往還140kmの準備のために申し込んだモノ。
なので、ある思いを胸にして参加した山口萩往還140kmと柴又100kmレースを完走できたのは、
幸運だった。

柴又100kmは、2年前に参加しており、この時のタイム(12時間42分15秒)の更新もできた。
100kmで約8分、1kmに置き換えると約4.8秒、100mに換算すると0.48秒と、
誤差の様な時間短縮なのだが、ベストタイムを出せた要因を、データを基に以下に解説する。

今回のコラムの主題は、自己分析に記録は不可欠。
記録があるから自己の成長(達成)要因や停滞(未達成)要因の実際を把握できる。
時間は有限で、ある意味、お金以上に大切な資源。
この時間の活用実績とその効果性を定期的に検証することで、時間資源の使い方を学習できる。
このために必要なデータを、みなさんは蓄積していますか?
していなければ、今から始めましょう。
と、訴えるために、以下に、私の趣味のマラソンの練習記録を例示したのだが、
走りに興味のない方はさらっと読み飛ばし、文末の結論だけをお読みいただきたい。

◆柴又100kmの2016年と2018年のタイム比較
・2016年6月5日(日) 天気晴れ、気温24度。
前半50kmのタイム:5時間33分34秒
後半50kmのタイム:7時間08分41秒
100kmゴールタイム:12時間42分15秒

・2018年6月3日(日) 天気晴れ、気温28.6度
前半50kmのタイム:5時間54分50秒
後半50kmのタイム:6時間39分40秒
100kmゴールタイム:12時間34分30秒

2016年と2018年のタイム差。
2016年に比べて2018年の前半は約21分遅く、後半は約29分早い。
100kmのゴールタイムは、約8分早くなった。

ちなみに、加齢による走力の低下は、
フルマラソン(42.195km)で換算すると、1歳の加齢で1分30秒と言われている。
100Kmのウルトラマラソンは、フルマラソンの約2.37倍の距離なのだが、
100kmの目標タイムの設定は、
直近で走ったフルマラソンのタイムの2.7倍が妥当とのデータがあるので、
2.7という指標を活用すると、
2016年から2018年の2年間で、私が加齢により低下するタイムは、
1分30秒×2年×2.7=8分6秒
となる。
この加齢低下を加味すると、2年前よりも、今年は、
8分+8分=16分
を短縮した計算になる。

記録を更新できたのは、練習量の差。
こう考えて、2016年と2018年のレース前の6ヶ月間ランニング距離を調べてみた。

◆レース前6ヶ月間のランニング距離合計比較
・2016年1,402km(1カ月平均234km)
・2018年1,349km(1カ月平均225km)
合計のランニング距離は、2016年の方が長い。
記録更新に、この指標は関係していないことがわかった。
そこで、ランニングの合計距離以外に要因はないかと考えを巡らせて、
1回当たりに走る距離が25kmを超えるロング走に着目した。

◆レース前6ヶ月間のロング走回数比較
・2016年向け練習のロング走の月別回数
12月:なし、合計0回
1月:43km、合計1回
2月:30km、42km、合計2回
3月:なし、合計0回
4月:25km(峠走)、30km、30km、合計3回
5月、60km、合計1回
6ヶ月間のロング走累計回数、7回。

・2018年向け練習のロング走の月別回数
12月:32km、40km、合計2回
1月:63km、合計1回
2月:31km、42km、合計2回
3月:60km、61km、合計2回
4月:41km、30km、合計2回
5月:140km、合計1回
6ヶ月間のロング走累計回数、10回。
となった。
ロング走の回数が、今回の記録更新に関係していそうなことがわかった。

このデータの集計に2時間ほどの時間を要したのだが、時間をかけた甲斐はある。
それは、事実に基づいた分析から導き出された結果は、納得度が極めて高いからだ。
私は、ジョギングの記録を、Googleカレンダー、EXCEL、10年日記に残している。
その他の項目として、
睡眠、仕事、各種イベント、ノンアルコール、
ストレッチ、体幹トレーニング、発熱や咳など体調不良の記録を、
Googleカレンダーか10年日記に残している。

加えて、ライフプランの記録も12年分蓄積している。
さらに、このコラムも10年以上(123本)、
そして、社員向けコラム(HMC魂)が34本。
そして、業績推移(コンサルティングの継続率や新規契約など)データ。

◆結論:記録は蓄積するだけでは、何の意味もなさないが、分析することで価値が生まれる
私は、今回のウルトラマラソンの自己ベストを出せた要因を分析してみて、
ウルトラマラソン大会への参加意欲が増した。

その理由は2つ。
1つ目は、せっかく身に着けたロング走の走力を失いたくないこと。
2つ目は、月間累計200km超えとロング走の練習でタイムが伸びるなら、
月間累計走を300kmに伸ばしロング走に加えてインターバルトレーニングを取り入れたら、
どれだけ早くなるのか試してみたいから。

柴又のレース後に、
「ウルトラマラソンを完走するには、相当の練習を重ねなければならない。
他にやりたいことはたくさんあるので、
マラソン練習だけに時間を投下するのは、いかがなものかという思いもある」と、
小川に言ったのだが、
データを分析してみて、この時の自分の思いが変わってしまった。

もうしばらく、マラソンを趣味の中核に据えていくことになりそうだ。(笑)

 

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代表取締役パートナー

平堀 剛

Hirabori Tsuyoshi

平堀 剛

1961年生まれ。東京都出身。

経歴

大学卒業後、電機メーカーに就職。先端技術の開発に汗を流すエンジニアを目の当たりにし、自分も何かをしたいと一念発起。学生時代からの夢、事業家(経営のプロ)を志しコンサルティング会社に転職。数多くの業界の経営実務に携わり上場(マザーズ)も経験した後に、小川とともに当社を起業。

コンサルティング・ポリシー

『本当の楽しみは、苦しみを乗り越えた者のみが味わえる』

支援実績(得意分野)

  • ◆目標達成に執着する管理者の養成
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