株式会社アッシュ・マネジメント・コンサルティング

代表取締役パートナー平堀剛のブログ

Hot Willerへのエール

Hot Willerとは「独自の志を持ち、その実現に向けた活動を
実直に続けている人」を表す当社の造語です。そういう方々に向けた
応援メッセージを贈りたいという想いで毎月書いています。

#125

裏方仕事をしている人たちへの感謝の表し方

2018年8月16日

私は、毎年、この時期になると、事務方仕事に従事している。
具体的には、8月第三週の土日に参加している、
宮ケ瀬湖24時間リレーマラソンの世話人としての仕事。

参加者の募集、大会事務局への参加申し込みから始まり、
参加者のプロフィール集め、世話人の会の運営、
レース当日の段取り(移動チームの編成や、集合時間、点呼、応援の仕方など)や食事の手配、
そして、懇親会の企画、賞品の発注、予算の積算と会費の回収などなど。

6年前の参加者は15名だったので、当時の仕事量はそれほどでもなく片手間でできたのだが、
今年の参加者は83名。
事務量が比例して増え、嬉しい悲鳴を上げている。(笑)
アッシュのメンバーや世話人のみなさんからもお手伝いしますと声をかけていただき、
助けていただいているのだが、これらの仕事は、極力自分でやろうと決めている。
それは、事務方への感謝の思いを、心に刻むため。

事務方の仕事は、地味。
営業や企画職、製造系の仕事のように、成果を数値で表せない。
加えて、出来ていて当たり前の仕事のため、
ミスして叱られることはあっても褒められる機会はほとんどない。
まさに、アッシュのコンサルティングポリシーの黒子、裏方の仕事。
結果、ややもすると、事務方仕事のありがたみを忘れてしまう。
こうならないためには、自分が、その仕事をするのが一番。と考えて、
宮ケ瀬湖24時間リレーマラソンの世話人の仕事を私はしている。

事務方の仕事をして痛烈に感じるのは、
依頼したことを納期通りに、きちんとやってくれる人のありがたさ。
一度の依頼では対応してもらえず、再びお願いメールを送る。
それでも反応がないと、再々度、メールを送る。
そして、ようやく回答を得られ、一つの仕事が片付く。
このような繰り返し作業が、度々生じる。

企業に置き換えると、毎月締日が決まっている経費精算や各種の申請。
こういう類の業務を、督促がなくてもきちんとやってくれる社員は、
事務方にとってありがたい存在なのだ。
私が若かりし頃、管理部門からある書類を提出するように求められた時、
「営業で必死に受注活動をしているのだから、
社内書類の提出が、1日や2日遅れたからって、うるさく言うな」
なんていう不遜な態度を取っていた。
誠にお恥ずかしい限りなのだが、
こんな自分の戒めに、マラソン大会の世話人の仕事は打ってつけなのだ。

事務方の苦労が、如実に表れている資料を下記に転載する。
私が、5月に走った「山口100萩往還マラニック大会」の事務局から送られてきた書類。
今年の30回大会を持って、この大会は終了。
多くのランナーに惜しまれたのだが、大会事務局の会長の本音は、
「終わって残念というより、ほっとした」
であると記されている。

大会の前日のオリエンテーションで、会長が、
「信号は、必ず守ってください。ゴミは捨てないでください。
夜間はヘッドライトを点灯させてください。
特に男性になりますがトイレ以外の場所で用を足さないでください」と、
我々ランナーに、何回も注意を促していた。
この当たり前が守れなくて、地域住民からのクレームや怪我をした事例が枚挙に遑がないからだ。

各種の決まり事を守る。
この当たり前をきちんとすることが、
事務方仕事をしている人たちへ感謝を示す、最大の行為なのだ。

以下が、「山口100萩往還マラニック大会」の事務局から送られてきた書類の抜粋。
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最後の大会が終わって
山口100萩往還マラニック大会事務局

第30回山口萩往還マラニック大会も、大きな事故なく無事に終了した事をここにお伝えします。
これも選手の皆様が、充分に気をつけて本大会を楽しんでくださいましたおかげだと
心より感謝いたします。

さて、私がこの大会に係ることになったのは、第20回大会からです。
前会長が体調不良で最後の年の20回大会に、140kmに初参加させて頂きました。
その後、第24回大会から会長になり最後の30回大会まで7年間大役を務めて参りましたが、
本当に精神的にも肉体的にも疲れる大会でした。
今は、この大会が終わって残念というより只々ほっとしています。

今までに何回かこの大会が終わってしまう危機がありましたが、
30回までは、がんばろうと必死に本部スタッフが支えあってここまで続けてきました。
もちろん長年支えてくださいました他県のスタッフの方々の存在も大きな力になりました。

私は、陸上競技大会の役員も時々しますが、このマラニック大会ほど危険な大会はありません。
それは選手だけでなくスタッフにおいても言える事です。
5月2日から大会が始まり5月5日の片付けまで、
本部スタッフは、少ない仮眠時間で、
ただただ萩往還が好きという一心で懸命に働いてくれています。
この人達に何かあったら、誰が責任をとるのだろうか?と
いつも不安な気持ちで7年間を過ごしました。

最後の大会も、「ゴールは山口」を合言葉に、
今回もスタッフ一同、それぞれの休日を萩往還に献上して集まり準備をしてきました。
今回限りの、萩出発の歩け歩けの方々には、いつもと違う風景になりましたが、
大きな混乱もなく楽しんでいただけたかと思いますし、
また、幸いにも今大会も事故なく終わることができて本当によかったです。

本当に、選手の皆様のおかげで平成元年から平成30年、30回という長い間開催できましたこと
深く感謝いたします。ありがとうございました。
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私は、この会長の感謝状を受け取り、ただただ頭が下がるばかりであった。

裏方があってのプレイヤー。
プレイヤーがあっての裏方。
まさに、両輪の関係なのだが、裏方にスポットが当たることはほとんどない。
なので、裏方に感謝を示す。
そんな機会を、年度初めに実施されている方針発表会などで設けると同時に、
日常の事務関連の仕事を、事務方から督促される前に処理し提出する。
この当たり前を守るよう、切にお願いする。

 

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代表取締役パートナー

平堀 剛

Hirabori Tsuyoshi

平堀 剛

1961年生まれ。東京都出身。

経歴

大学卒業後、電機メーカーに就職。先端技術の開発に汗を流すエンジニアを目の当たりにし、自分も何かをしたいと一念発起。学生時代からの夢、事業家(経営のプロ)を志しコンサルティング会社に転職。数多くの業界の経営実務に携わり上場(マザーズ)も経験した後に、小川とともに当社を起業。

コンサルティング・ポリシー

『本当の楽しみは、苦しみを乗り越えた者のみが味わえる』

支援実績(得意分野)

  • ◆目標達成に執着する管理者の養成
  • ◆顧客を愛顧客にする営業パーソンの育成
  • ◆中途・新卒社員の早期戦力化支援
  • ◆社員定着率の圧倒的な改善

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