穂積からの贈り物

この写真のウィスキー（山崎と白州）は、当社の紅一点、

穂積千尋からのサプライズプレゼントです。

 

このプレゼントは、

私が、ピロリ菌の除菌治療を受けた関連で、１週間断酒した解禁祝いと

我々夫婦が、石垣島マラソンを完走したお祝いをかねてのものでした。

 

そして、なによりも嬉しかったのは、我々が石垣島から帰宅する前日に、

穂積が当宅まで足を運び、届けてくれたことです。

仕事帰りに、遠回りになるにも関わらず。

 

旅行から帰宅して「お帰りなさい」と迎えてくれた母の

「こちら（紙袋を手渡しながら）、昨夜、穂積さんが届けてくれたものよ」

の第一声から、このサプライズは始まりました。

 

私は、最初、母が何を言っているのか、意味が分からず、

「穂積って、うちの穂積？！」

と、何度も聞き返してしまいました。

 

私が戸惑ったのは、私の留守中に穂積が当宅を訪ねてくる目的を、

想像できなかったからです。

ですから袋を開けるまで、穂積が何しに当宅を訪ねてきたのか、皆目見当がつきませんでした。

 

中身を見て、頭の中に充満した？？？の霧が晴れました。

 

山崎と白州のミニボトルに炭酸２本。

我々夫婦のマラソン完走写真を添えたメッセージカード。

 

かみさんは、このメッセージカードを大好きな犬の置物と一緒に枕元に飾りました。

もちろん私も、白州の炭酸割り（ハイボール）を、グビッと一杯いただきました。

 

穂積からの気の利いたプレゼントのお蔭で、石垣島は我々夫婦にとって、

一生の思い出になる旅になりました。

 

石垣島旅行での思い出を一覧にすると

・私のインフルエンザ発症疑惑

・ピロリ菌除去治療のため禁酒

・アップダウンのきつい難コース

・フルマラソン夫婦完走

・韓国人カップルとの出会い

・具志堅用高記念館

・ホテル内での騒音

・稀勢の里との遭遇

・もったいないプロジェクト魚治での会食

・穂積からのサプライズプレゼント

 

これらの思い出の中で、穂積からのサプライズプレゼントの次に、

私の心に残ったのは「ホテル内での騒音」です。

 

「ホテル内での騒音」とは、

石垣島最後の夜となる日の１０時ごろ、部屋の上から、

ドタバタ、ドンドンと、子どもが走り、飛び回る音が鳴り響きだした出来事です。

しばらく様子をうかがってはみたものの、音は一向にやみません。

かみさんから、

「フロントに電話して、静かにするようにお願いしようか」

と問いかけられたのですが、私は、どうもその気になりませんでした。

 

それは、我が子が小さい頃に、ホテルのベッドの上で飛び跳ねていた光景を思い出したからです。

子どもにとって家族旅行は楽しく、ホテルに着けばキャンキャン騒ぎたくなるもの。

そんな子どもの弾けた気持ちに水をさしたくなかったのです。

 

ドタバタ、ドンドンは、夜の１１時頃まで続いたでしょうか。

静かになって、かみさんと「はしゃぐ子どもたちに罪はないからね」なんて言いながら、

我々も眠りにつきました。

 

朝目が覚めて間もなくすると、

ドタバタ、ドンドンが始まりました。

時計を見ると、６時。

かみさんと「嬉しくて目が覚めちゃったんだね」

なんて話しながら、我々も、早朝の散歩に出かけました。

 

穂積からのメッセージカードには、

「平堀さん、かおるさん、石垣島マラソン、完走おめでとうございます！

いつまでも素敵な二人三脚で・・・♡」

と書いてありました。

 

石垣島マラソンのコースはアップダウンがきつく、我々夫婦にとっては難コースだったので、

穂積からのメッセージには、

「人生の紆余曲折も夫婦が力を合わせれば、楽しい旅になりますよ」

という意味が込められているような気分になりました。

 

夫婦二人きりの旅は、人生を見つめ直すいい機会になりますね。

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