#188
すぐにやめるつもりで始めてみよう
ある仕事に取りかかろうとすると、
理由は言葉にできないけど「後回しにしたい」という感情に苛まれることは、
誰にでもあるのではないでしょうか。
そして、実際に後回しにしてしまい、
「余裕のある時にやっておけばよかった」と悔いる事態になるのも、
我々は知っています。
この「わかっちゃいるけど、後回しにしてしまう」という悪弊には、
「やめるつもりで始める」という心構えが有効となる事例を、
今回はご紹介します。
当社で後回しになりがちな仕事は、
・コラムの作成
・マーケティング企画の立案
・新規開拓TELアポ
・書類の整理整頓
でしょうか。
・コラムの作成
・マーケティング企画の立案
という、文章作成系の仕事は、
「調子がでなかったらやめるつもりで」見出しや目次構成を書き始める。
文字や図という形を目にすることで次なる構想が浮かび、
やめるつもりだったけど仕事が進みだす。
・新規開拓TELアポ
は、アポの獲得率が良くても1%程度なため腰が重くなるのですが、
「心が折れたらやめるつもりで」とりあえず5件架電してみる。
すると、切りのいい10件まで電話しようという気になり、
そうこうしているうちにエンジンがかかり、目標としている件数を実施している。
・書類の整理整頓
は、今やらなくても問題は生じないという安直さから後回しにしてしまいますが、
整理整頓作業に取り掛かれば、「やめるつもりで」という呪文を唱える間もなく
終えられるでしょう。
「やめるつもりで始める」という、
「後回しにしたい」という感情を緩和させるメソッドは、
みなさんにとって有効になるでしょうか。
「いや~、先の事例のようには、うまくことは進まないよ」と思われるかもしれませんが、
この処方箋のポイントは、「始める」にあります。
「後回しにしたい」という衝動に支配される前に、その仕事に着手する。
そうすれば、仕事は前に進み、完了に近づく。
仕事の手を動かさずに、「後回しにしたい」という心の声との対話に時間を投下しても、
仕事はまったく進まない。
「始める」ことの意義は、前に進むか、まったく進まないかの違いに現れます。
人は、前に進めば、前向きな感情が芽生え、
前に進まないと、後ろ向きの感情に覆われる生き物なので、
「始める」ことが、自身の前向きさを引き出す最良の方法となります。
結びに、「考え」が先に立ち作業が進まない人に向けてのアドバイスです。
「考える」とは、頭の中だけでは成立しません。
「考え」を文字にしたり、口にすることが、思考するということだからです。
従って、「考える」のも、目に見える動作が伴います。
このことも頭に入れて、考えすぎずに仕事を始める習慣を身に着けていきましょう。
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